徳島のファン・サポーター誰もが大きな期待を寄せていたはずだ。エネルギーに満ち溢れた鋭い動きと、それによって生み出されるゴール。さらにはネットを揺らした後で見せてくれる阿波踊りにも。
しかし開幕戦のピッチで背番号11の勇姿を見ることはできなかった。津田知宏はケガによってスタンド観戦を強いられたのである。
だが先日ついにトレーニング場に彼の姿が。開幕戦の後踏み切った辛い手術と入院生活を乗り越え、エース帰還──。
そこで本格的な復帰に向けての意気込みを聞くと、「入院中は多くの方々から温かいメッセージをいただき本当に励まされました。だから早くこのケガを治してピッチに立ち、ゴールという形で皆さんに恩返しをしていきたいです。またチームの仲間にもとても支えられたと思っているので、1日でも早くみんなと一緒にプレーしたいし、そうできるよう引き続きリハビリに集中します」と明るい表情でコメント。彼らしい前向きな姿勢をさっそく強く感じさせてくれた。
J1昇格を狙うチームなら、誰が出ても変わらない強さは不可欠。だからこそ今季の徳島は常に全体のレベルアップを目指し修練を重ねている。とは言えやはり昨季16ゴールをたたき出した彼は大きな存在。1日も早い復帰を願わずにはいられない。
そして最後にだが、その津田が自分のことの後に付け加えた言葉をそのまま紹介させてもらいたい。それはこのたびの東日本大震災について。
「亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被害にあわれた方々には謹んでお見舞いを申し上げます。そして中断期間中のチャリティーゲームに集まってくださった多くの皆さんには本当に感謝しています。皆さんと僕たちが合わせた想いは復興に向けて動き始めている被災地へしっかり発信できたと思います。でも、こういった活動はやはり継続していくことが大事だと思います。サッカー界だけでなくスポーツ界全体として、またすでにいろんな取り組みを始めてくれている世界の支援も得ながら、これからもみんなで力を合わせていきましょう」
以上
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2011.04.08 Reported by 松下英樹
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