3月29日（火）東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ 日本代表 vs Ｊ選抜（19:20KICK OFF/長居）
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※JリーグTEAM AS ONE監督・選手メッセージ
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☆試合前の両チーム監督・選手コメント

「チカラをひとつに」できることがある。その１つが、サッカーの力。それが証明されるのが、３月29日火曜日、大阪長居スタジアムで行われる「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ」だ。東北に、東日本に、そして我らが日本に、元気と勇気を与えるため、サッカー日本代表”SAMURAI BLUE”の26人、Ｊリーグ選抜”TEAM AS ONE”のメンバーとして名を連ねた20人の、日本サッカー界オールキャストともいえる精鋭たちが、大阪長居スタジアムに集う。

「複雑な気持ち」。試合を迎えるにあたって、率直な心情を述べたのは、被災地でもある宮城、ベガルタ仙台に所属する関口訓充。あの「2011・３・11」では岩手、宮城、福島を中心に、数多くの尊い命が犠牲となり、今なお苦しんでいる人々が多数いるという、本当につらく悲しい状況が続く。生きていくのが大事な時に、サッカーをやっていていいのか、そういう思いにかられるのは、想像に難くない。

しかし、サッカーは日本国中のみならず、ワールドワイドに、心のともしびとなっている。Ｊリーグの各クラブは、義援金の募金活動をはじめ、「何かできること」を見つけて、すぐにアクションを起こした。ＡＣＬの舞台や、海外で活躍する日本人選手たちだけでなく、あらゆるサッカーファミリーが、日本に向けての応援メッセージをいたるところで発信してくれた。その言葉に、そのプレーに、勇気づけられた人々も、決して少なくはない。

そして今回、１月のアジアカップで見事優勝を勝ち取った時のイレブン、長友佑都、長谷部誠、本田圭佑、内田篤人、岡崎慎司といった海外で活躍する選手たちを中心に編成されたザッケローニ監督率いる日本代表と、三浦知良、田中マルクス闘莉王、中澤佑二、小野伸二など日本サッカーを牽引する選手たちが結集し、名古屋のストイコビッチ監督が指揮をとるJリーグ選抜という、夢のマッチアップが実現するのだ。

その期待度の大きさは、一般公開された両チームの練習にも現れた。前日練習の会場に訪れたのは、平日昼間にもかかわらず、約１万3000人。選手も参加した３日間での募金活動では、1498万8252円の義援金が集まった。これもまた、サッカーの力だ。

今回の試合は、被災された方々を、日本を元気にするためのもの。だからこそ、選手たちも全力勝負を誓っている。「前向きにひたむきに一生懸命プレーしている姿を見てもらいたいと思う。やるからには勝ちたいし、みんなが一生懸命やっている姿をみて、いいゲームだと思ってもらえるようなゲームをしたい」（小笠原満男）、「たくさんの方が期待して見てくれているし、最後まで諦めないで戦う姿というのを見せたい」（長友佑都）、「アジアカップでゴールを獲った時に、スポーツの力がすごく大きいことを実感した、僕はその１人なので、この試合でゴールを獲って、いろんな人たちの力になりたい」（李忠成）と、あげだしたらきりがないほど、両者の誰もがこの試合への熱意を、人一倍大きく持っている。

１月に行われたアジアカップ2011カタールや、2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会での日本代表の勇姿は、全国的に感動を与え、みんなが一丸となって、サッカーの素晴らしさを日本に伝えた。その時の興奮と感動が、３月29日に蘇る。１人でも多くの人に元気を与えるため、日本サッカーの、Jリーグの思いをこの一戦に結集する。想いを、思いを、みんなの力に変えていく。

以上

【東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン！SAMURAI BLUE（日本代表）vs Jリーグ TEAM AS ONE】
■日程：2011年3月29日（火）19：20キックオフ（予定）
■会場：大阪長居スタジアム
■TV放送：日本テレビ系にて全国生中継
■ラジオ放送：ニッポン放送にて生中継

※東北地方太平洋沖地震に関するJリーグ＆各クラブ情報
※JリーグTEAM AS ONE監督・選手メッセージ
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2011.03.28 Reported by 前田敏勝