2011シーズンのJリーグが開幕し、ホームに東京Vを迎えた熊本は、新加入の根占真伍選手が挙げた1点を守り、Jリーグ入りして初めて、白星でリーグのスタートを切りました。
Jリーグでの戦いも4年目となった熊本は、今季クラブとしてもJ1昇格を目指すシーズン。しかしそのためには、チームが成績を出すだけではなく、クラブの体制やホームゲーム運営もJ1にふさわしいものになる必要があります。熊本県民総合運動公園のグラウンドの優先利用が認められるなど、トレーニング環境についても改善が見られますが、開幕戦のスタジアムでも様々な点で昨シーズンまでとはマイナーチェンジが図られていました。
例えば、これまで入場ゲート内に並んでいたスタジアムグルメは、再入場用のゲートを設けてコンコースの外にブースを設置。これまで使用できなかった火気を調理に利用できるとあって、できたての熱々メニューも登場し、昨日のお披露目はあいにくの天候だったにも関わらず賑わっていた様子。
もうひとつ圧巻だったのが、ピッチに入る選手たちを迎える際のチャント。昨シーズンまではクラブ公式応援歌が流されていましたが、今シーズンからはゴール裏のサポーターが呼びかけて新しい試みがスタート。それは、トレーニングウエアスポンサーである高橋酒造さんのCMソングとして昨年製作され、熊本出身の歌手・水前寺清子さんが歌った「HIKARI〜輝く未来へ〜」という曲を、アカペラで歌うというもの(※クラブ公式サイトの動画メニュー→サポータータブ→2011シーズン選手入場コールで確認できます)。
これが、試合前の高揚感と絶妙にマッチ。また、開幕戦の企画として入場ゲートで配られた応援ボード(B4判ほどの紙で、集合写真の裏側が赤く印刷されたもの)やタオルマフラーを掲げるスタンドの様子とも融合したスタジアムの雰囲気は、荘厳(そうごん)と言えるくらいの、実に素晴らしいものでした。
天候が雨だったこともあって屋根のあるメイン及びバックスタンドはぎっしりと埋まり、発表された6,611人という数字よりも多く感じられましたが、KKウイングのキャパシティ同様、熊本のポテンシャルはこんなものではないはず。今週末の12日には九州新幹線が全線開業するなど、今年は熊本が熱い! 好スタートを切ったチームに負けじと、周囲も昇格への準備が進みます。
以上
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2011.03.07 Reported by 井芹貴志
J’s GOALニュース
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選手入場時のバックスタンドの様子。赤い応援ボードを掲げて選手たちを迎えました。
(C)井芹貴志
ゴール裏も雨に濡れながら声援を送り続けました。
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