3月6日(日) 2011 J2リーグ戦 第1節
湘南 5 - 0 岡山 (13:03/平塚/10,255人)
得点者:7' 大井健太郎(湘南)、14' 佐々木竜太(湘南)、34' 臼井幸平(湘南)、57' 佐々木竜太(湘南)、59' アジエル(湘南)
スカパー!再放送 Ch185 3/7(月)前07:30〜
☆2011開幕特集|totoリーグ |顔写真クイズ
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●反町康治監督(湘南):
「勝てたことは非常に良かったと思います。チームを立ち上げて、今日見ていただいてもわかるようにほとんどメンバーが代わっていて、テンポが合わないとかリズムが合わないということはたくさんありましたが、ディフェンスにおいてはリズム的にはそんなに悪くなかったと思います。とくに相手が3バックでワイドから早めにクロスを上げてくるという予想も分析もしていましたが、そのボールに対しても相手に最初に触られることなく対処できた。これは相手が云々ではなくて、我々が今シーズンしっかり0で終わる試合を増やそうと、最終的にはシーズンを通して最少失点で終われるようなシーズンにしようと話をしていたので、その成果がちょっとだけ出たかなという感じはしています。
後半が始まってみたらストヤノフがいなかったので、ちょっと拍子抜けしてしまってこちらのディフェンスのプランが崩れてしまったところもありますが、全体的には開幕戦でつまずかずにいけてよかった。我々はプレシーズンで得点もまったく取っていなかったし、勝った試合もほとんどなかったので、皆さん心配なされていたが、そういうときに限ってこうやって点を取る。次は千葉と試合(3/13@フクアリ)なので、こんなふうにいかないのは十分わかったうえで、1週間やっていきたいと思っています」
Q:5−0で勝ちましたが、今日の収穫は。
「何をもって収穫かということですが、ひとつは単純に勝てたことがよかったと思います。選手同士のあいだの自信など、本番のギリギリの戦いをやってみて互いの連係が取れてくる部分があり、意志疎通もできるので。今年のチームはハーフタイムにしてもお互いに言い合って、私がしゃべっているのを誰も聞いてないような感じで、非常にチーム内でポジティブな論争をしている。そういう成果が、今日のゲームでも自分たちでシチュエーションごとに分析しながら、もちろん私が舵を取ってはいるが、微調整はやってみないとわからない部分もあるので。そうした意味での収穫は、昨年または一昨年に比べると非常にいいと思います。点を取ったのはどちらかというと相手のミスからボールを奪うかたちが多かったが、それは相手にプレッシャーを与えているという裏返しにもなる。もうすこし連動してやれればいいが、それは次に取っておいて、右肩上がりのチームを目指す。この点差は関係なく、やっていくしかないと思っています」
Q:J1からの降格クラブの開幕戦ということで、チームとしてどんなことに気を付けましたか。また何を見せたかったですか。
「昨年ああいうかたちで終わってしまったので、ひとつは我々の勝利を期待しているたくさんのサポーターがいる。それを力に変えて、久々の勝利という言い方になるかもしれないが、ビジョンにも初めて我々の得点シーンが映った。それでまずずっと頑張って応援してくれたサポーターの溜まったストレスを発散することがすこしできたかなと思っています。我々にしても、勝って強くなるのが一番ですから、勝ってしっかり足元を見つめてもう一度課題に取り組んでやっていくという意味では大きな勝利だと、我々も手応えをちょっとだけでも掴んだとは感じています」
Q:立ち上がりの2得点が大きかったと思いますが、どういったところが立ち上がりよかったと思いますか。
「今日見ていただければわかるとおり、ストヤノフからのボールで2つぐらい岡山はチャンスを作った。あれを10回つくらせたらうちは勝つことはできない。相手のビルドアップのところを最優先にタイトに行かせて、サイドに出たところでプレッシャーをかけると。その成果が最初の2点に繋がったのかなという印象を持っています。その意味ではゲームプラン通りだが、そこで逃げられたときのことを考えると、まだ足りない部分はあると思う。3バックでやっているというのを聞いて、映像がなくて分析はできなかったが、ボールポゼッションはたぶん相手のほうが上回っているのではないかと思う。それをわかったうえでゲームに入った部分もある。奪ったときにどちらが破たんしているかというと、我々よりも岡山のほうだなと。それが前半の早いうちに、次のボールを狙って奪ってそのまま攻撃に繋げてゴールに繋がったわけですから、狙い通りと言えばそうだし、我々も逆の展開になったら苦しむ試合だったと思います。今年はフォアチェックできる選手が増えたので、ハーフラインを簡単に越えられないように前から圧力をかけていく、それが奏功したシーンが得点に繋がったという感じはしました」
Q:選手交代の意図は。ゲームに慣れさせる、あるいは次節・千葉戦を見据えるなどありましたか。
「坂本はちょっと筋肉系の怪我をして、昨日までできるかどうかという状態だったので、早く代えました。アジエルは1年プラスαプレーしてないので、完全に前に残っているだけ。もし1点差のゲームだとすれば、もっと早く代えなければいけない。反面、90分のゲーム体力も養わなければいけないこともあり葛藤はあったが、周りに対するメッセージとしてよくない。代わりに佐々木がサイドのハーフをやってました。あと高山が調子を上げてきてサイドもできるし、3人で守る隙のところに走っていく能力は一番あるので、彼のよさを活かすためにもその時間帯かなと。最後のひとりはすこし迷ったが、次の相手にはバスケットボール選手(長身)がいますから、ダンクされないように。高さの戦いを今日やらせたわけではなく、ゲームに出ることによって、最初からいくことや途中から入る可能性もないわけではないので、また彼(ソン ハンキ)もクオリティーは高いので、場に慣れるという意味では最優先かなと。もちろん選択肢は他にもあるが、いまの我々のチームのプライオリティーからいくと、後ろを代えて、またボランチの選手が壊れていて遠藤をそこでやらせる意味もあった。そういう狙いがありました」
Q:巻と佐々木の2トップは高さも速さもありJ2では圧倒的。そこを活かすようなことがほとんどできなかったが、どういうことをやろうとしていて、なぜ今の段階ではできないのでしょうか。
「簡単に言うと、MFと前線の選手のテンポが合っていない。それを合わせていくにはちょっと時間が足りなかったというところは正直ある。前のほうの選手は仕掛けるところとしっかりキープして落とすところ、飛び出していくところ、他にももっとあるが、それをゲームのなかで判断して使い分けていくことが大事。それがまだできていない。自分のいいかたちばかりイメージしている。これはやっていかないとわからないこともあるし、本人にも言ってトレーニングでもやらせている。でもまだゲームになると出ない。だからといってダメだと烙印を押すのではなく、今日のビデオもピックアップして見せて話をして、トレーニングでやりながら上積みさせていくしかないでしょう。早くプレーの幅が広がるように、周りとの兼ね合いがうまく取れるようにやらせていくのが私の仕事でしょうね」
Q:「リフォームではなく建て直すイメージ」とシーズン前に話されていたが、自分たちのやろうとしているサッカーはどの程度できましたか。
「攻撃の点数は高くないと思います。よかったのは攻撃に移ったときの、越していくスピードやパワー。全体的に、ボールを保持しているときの引き出し方や受け方、連係などはまだ大きな課題だと思う。ディフェンスにおいてはいままでずっと時間をかけてやってきた部分はあるので、その成果はすこしずつ出てきたと思います。今度は千葉との試合なので、向こうがボールを保持する展開になると思う。やってきたことの精度、成果、プレースピードがより上がっていけばいい試合になるかなと考えています」
Q:今年のJ2は弱いところはないと思いますが。
「おっしゃるとおりだと思います。我々も経済的には、胸のスポンサーが唯一なくて厳しい状況ではありますが、厳しい状況だからこそスポンサーになってもらえるような魅力のあるサッカーをしなければいけないとポジティブに考えてこれからやっていかなければいけないと思います。上位に食い込めるように一戦一戦大事にやっていきたいと感じています」
以上
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