3月5日（土） 2011 J1リーグ戦 第1節
名古屋 1 - 1 横浜FM　（14:02／豊田ス／27,153人）
得点者：63' 兵藤慎剛（横浜FM）、90'+5 ケネディ（名古屋）
スカパー！再放送 Ch183 3/6（日）前05:00〜
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●ストイコビッチ監督（名古屋）：

「今日はとてもハードな難しい内容のゲームでした。我々としても一生懸命やれたと思います。ドローにはなりましたが、それ以上のものがあったと思います。試合は支配していたと思いますし、我々のスタイル、チャンスも多く作れていたと思います。最後に得点したわけですが、それに値する試合内容だったと思います。最初のゲームですので、やはり負けるよりは良かったと思います」

Q：今日の藤本選手の評価と、交代の意図を教えて下さい。
「今日は彼にとってグランパスのユニフォームを着てホーム最初の公式戦で、ある程度のプレッシャーはあったと思います。後半、少し疲労が見えたので代えました。フレッシュな選手を投入したかったというのもあります。あの時、相手にリードを許していましたので新しい選手を使おうとも思っていました。何か状況を変えなくてはいけないと思い、彼を変えました」

Q：後半、永井選手が何度もチャンスを作っていました。彼についての評価をお聞かせください。
「彼のプレーはパーフェクトで皆さんにとっては驚きだったと思います。スピード、決定力があり、素晴らしいのひと言です。最後の２０分で３〜４回ほどチャンスがありました。最後は彼の侵入によりＰＫを得ることができました。今日は彼の良さが出たと思いますし、素晴らしかったと思います。今日は彼の誕生日ですので、この試合は思い出になると思います」

Q：優勝チーム、チャンピオンとしてのプレッシャーはありましたか。
「我々としては勝ちたかったです。このゲームを前に難しさは分かっていましたが、私としてはプレッシャーを感じずに試合に臨めました。今日のプレーには満足しています。チャンスがあってゴールだけが遠かったのだと思います。決定力を高めていかなくてはいけませんし、ペナルティボックスの中では必ず決めるという強い気持ちを持たなくてはいけないと思います。ただ、負けなかったのは良かったと思います」

Q：永井選手は相手が疲れたときのジョーカーとして使うとすごく効果があると思いますが、我々から見ると90分見たい気もしますが、いかがでしょうか。
「それは、少し考えさせてください(笑)。ただ、第一に考えなくてはいけないのは彼をしっかりケアしていきたいということです。まだ若いですし、プロのサッカー選手として人生が始まったばかりです。しかし、ああいったプレーを見るとスター性があると思いますので見守っていきたいと思います」

Q：あのような速い選手をミスターは見たことがありますか。
「私のキャリアの中ではたくさん見たことがあります。皆さん、浮かれないでください。まだ、１戦目ですから。彼はポテンシャルを持っている選手だと思いますし、これからもどんどん良くなっていくと思います。彼は将来を嘱望されている選手だと思っています」

Q：あとは流れの中の得点だと思いますが、これについての改善点を教えてください。
「チャンスというものがたくさん試合の中にあるはずです。しかし、そのチャンス全てを決めることはできません。もし、できたならそれは奇妙なことだと思います。90分しっかり戦って、１ゴールでも２ゴールでも多く挙げようと思っています。可能性としてストライカーがしっかりゴールを決めることが求められることだと思いますが、次の仙台戦に期待してください。しかし、我々が得点をしたいという意図をしっかり相手に見せること、相手を困らせるという気持ちを必ずもっていないといけないと思います。いろいろなゲームがあります。たとえばあまりチャンスがなくても１−０で勝つ試合もありますし、あるいはチャンスを作っていても負ける試合など、いろいろな試合があります。今日は94分戦って１点ですから、これもサッカーだと思っています。それに値するプレーを我々はしたと思います。ＰＫも盗んだものではありませんし、チーム全員が強いメンタリティー、犠牲心を持って戦った、その結果、このようになったと思います。このように続けていけば効果的なサッカーが今後もできると思っています。チャンスという面ではアンラッキーな部分があったと思います。ゴールラインでクリアされた場面が何回もありました。（引き分けという）このような結果でしたが、永井のポストに当たったシュートや惜しいクロスなど何度もありました。全体的には良かったと思います」

以上