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【2011キャンプレポート:草津】2月11日(金)草津、仙台とテストマッチ。完敗の中にも確かな収穫。(11.02.12)

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古巣・仙台相手に奮闘する萬代宏樹選手。

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宮崎キャンプ8日目となった2月11日、草津は延岡市まで遠征しJ1・仙台とテストマッチを行った。35分ハーフの2試合を戦い、1試合目が0対4、2試合目が0―1でともに敗れた。キャンプ中盤の「仕上がり状態の確認」と「新戦力テスト」の意味合いが強かったが結果的にはJ1とJ2のレベルの違いを見せつけられた形となった。だが草津にとっては収穫もあるテストマッチだった。

1本目は、山本啓人と星野悟の大卒ルーキー2選手が先発した。チームの要・松下裕樹が欠場した草津は、中盤で主導権を奪われてリズムをつかめないままポゼッションを支配される時間が続く。そして23分にミスからマークがズレて先制を許してしまう。攻撃でも、積極性が足りず前半35分のシュートは手元の集計でわずかに1本。草津は何もできないまま前半を終える。

「恐がらずに前を向け!」と指揮官に喝を入れられた後半は14分に萬代宏樹がヘッドで決定機を迎えるなどリズムを取り戻したかにみえたが、19分に追加点を奪われ、さらには25分、34分にもミス絡みで失点し、最終的には0対4という大差のゲームになってしまった。ルーキー2人にとってはプロの洗礼を浴びる結果になった。副島博志監督は「キャンプの疲れもあったし、チームの心臓である松下がいなかったのが響いた。ルーキー2人はこのゲームを糧に成長していってほしい」と話した。

気持ちを切り替えて臨んだ2本目は、草津期待の新戦力・リンコンがテストマッチ初登場、ラフィーニャとの2トップで約50分に渡ってプレー。仙台の守備陣相手に巧みなポストプレーを見せて才能の片鱗を披露。前半には強烈なFKも放つなど独特の存在感を発揮した。ラフィーニャは70分間フル出場。ボール捌きの上手いリンコンと、裏への突破力を持つラフィーニャのコンビは相手にとって脅威となりそうだ。

さらにコンデションの良さをアピールしていたのは、昨季ケガに泣いた戸田和幸と前田雅文の二人だ。戸田は約10ヵ月ぶりのピッチだったが、気合十分のプレーでチームに変化を加えた。「1本目のプレスに迫力がなかったので、2本目では自分がスイッチ役をやろうと思った。久しぶりにピッチに出たけど楽しんでプレーできた」(戸田)。また2列目に入った前田は、仙台のプレスに苦しむチームの中で技術の高さをアピール、今季の活躍を予感させた。2本目は、終了間際に1点を奪われ0対1でゲームを終えた。

主将・松下不在の中、中盤で孤軍奮闘していた熊林親吾は「前回の徳島戦は自分たちのリズムでゲームができたが、今日はリズムが作れず固まってしまった。どんな状況でもチーム全体が共通のイメージを持って戦えなければいけない」と、チームの課題を指摘した。この日の草津はレギュラーを固定せずバリエーションを試したが、今後のテストマッチでは開幕へ向けてより本格的なチーム作りに着手することになりそうだ。

以上

2011.02.12 Reported by 伊藤寿学
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