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【2011キャンプレポート:川崎F】1月27日(木)宮崎綾町キャンプ4日目(11.01.27)

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練習終了時恒例の12対12での一シーン。ジャンプしてボールをコントロールしようとする小林悠に対し、セカンドボールを狙おうとする大島僚太

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大きく吹き上がった前日ほどではないまでも、霧島山の新燃岳の噴煙が遠く臨める27日の午前練習は、予定通り9時にスタートする。その噴火の影響があるのかはわからないが、薄曇りの天候という事もあり、ここ数日では最も厳しい寒さの中での練習となった。

ウォーミングアップで体をほぐした後、選手たちは10対10に分かれ、手と頭とを交互に使ってのパス練習が始まる。パスに関しては手のあとは必ず頭で。頭の後は、必ず手を使うというもの。手を使える選手と頭を使う順番になった選手とでそれぞれ役割が違っており、楽しみながら、しかし意図を持った練習になっていた。

ウォーミングアップが終わると、パス練習へと移行する。この日、気になったのが5人一組で行われたパス交換だった。まずは3選手で狭い局面でパスワークした後、遠くでパスを待つ2選手に大きく展開するというこの練習は、その後に行われたシュート練習が同じ設定になっていて興味深かった。つまり、シュート練習のための練習を設定し、その練習自体もおそらくは相馬監督のコンセプトに沿ったものになっているのである。1時間半ほどの練習の最後は、5分ハーフで行われたGKを含めた恒例の12対12だった。

午後練習は、矢野フィジカルコーチが指導する体幹メニューと、瞬発力向上を主眼においたランニング練習となった。ウォーミングアップを終え、体幹にとりかかろうと選手たちが移動したそのタイミングでアクシデントが発生。昨日から噴火を始めた霧島山の新燃岳が大きな噴火音を立てて噴煙を上げ始めたのである。さすがにその音に驚く選手たちではあるが、そういつまでも集中を欠くわけにもいかない。気持ちをメニューに集中させて練習を継続させた。

体幹が終了し、選手たちは6種類用意されたランニングトレーニングを開始。瞬発系の練習に取り組んだ。

ちなみに選手の多くは噴煙を見るのは人生でも初めて。地元宮崎出身の久木野聡も「初めてです。それにしてもなんで宮崎ばかりなんですかね」と話し、噴火はもちろん昨年から故郷を襲い、今も畜産農家を苦しめている家畜伝染病の被害についても嘆いていた。宮崎が大変な状況にある今だからこそ、宮崎の星として結果を出してもらいたいと思う。

以上

川崎F公式】1月28日(金)宮崎綾町キャンプ5日目について
鹿児島、宮崎県境にある霧島山系新燃岳の噴火による「火山灰」の影響のため、28日の練習場所を急遽変更しました。今後については、状況が確定次第こちらに追記・修正致します。


2011.01.27 Reported by 江藤高志
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