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【2011キャンプレポート:川崎F】1月26日(水)宮崎綾町キャンプ3日目(11.01.26)

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極端に狭いグリッドの中でのボール回し。ダイレクトでのボール回しのイメージ付けを想定したものであろう。

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川崎Fの1次キャンプ3日目の午前練習は、当初の予定時間からは30分遅れてのスタートとなる。これはアジアカップ準決勝の日韓戦観戦を公認した形の時間変更であり、この配慮もあって中村憲剛をはじめとする複数の選手たちが試合観戦できたと話していた。ちなみに相馬直樹監督は「代表がこうやって注目されるのは嬉しいですね。ニュースでも中継局以外にも放送してもらっていますし、リーグ戦が始まる前にこうやって盛り上げてくれて、それはすごくいいと思います」と決勝に進出した代表の活躍に笑顔をみせていた。

ということで話を本題に戻そう。練習開始の9時半になると、グランドに散らばっていた選手たちが相馬監督の掛け声で集合。弛緩していた空気がピーンと張り詰める中、練習がスタートする。選手たちは矢野由治フィジカルコーチの先導の中、ウォーミングアップとなるジョギングを開始した。

体が温まったところで、矢野フィジコから相馬監督にバトンタッチ。ごく狭いグリッドの中での8対2が始まる。相馬監督からは「足を動かして!」との指示の声が出ており、選手たちの動きを入念にチェックしていた。

このかなり狭い状況でのボール回しが一段落すると、グリッドが広げられての6対2がスタートする。「遠いところを見よう!!」との指示が出たこの練習は、短い距離で素早くボールを回すイメージと、そうやって作られるスペースにボールを運ぶイメージの両方がポイントになっているようである。またボールを回すグリッドも固定されている訳ではなく、ピッチ上を自由に移動できる状況になっており、近いところと遠いところとの両方を意識させる練習となっていた。

さらに3対1が続き、ボール回しの仕上げは5対3+2となった。これは二つのグリッドが隣接する状況が作られており、片側の5人がボールをキープする間は対戦チームの鬼は3人に限定。鬼側の余った2選手は、隣接するグリッドの中で待機するというものである。攻守が切り替わると、余った2選手を含めた鬼側の5選手が即座にボール回しに移行。ボールを奪われた側は守備に切り替わるというものである。

これらの一連のボール回しの中で共通していたのが、体と共に頭を使わなければならないという点であろう。体はもちろんだが、脳みそもフル回転させなければならない練習であるという部分で選手にはキツイ練習となっていた。

相馬監督のこうした体と頭とを使う練習について菊地光将は「難しいのはパスを出したら動かないとダメというところ。短い距離のパスなら動けるんですが、長いパスを出した時はどうしても見てしまいます。そういう動きを頭の中で理解しないとダメですし、意識したいと思います」と話していた。他の選手に聞いても新しい概念に早く慣れたいという言葉が出てきており、新監督が持ち込んだ新しい試みは、刻一刻とチーム内に浸透しつつあるようである。

午前練習の仕上げは、昨日の練習の最後にも行われていたGKを含めた12対12。5分ハーフと短い時間ではあるが、それまでにやってきたボール回しの練習をゲームに落とし込んだ形になっているところがポイントである。

なお、午後練習は乳酸耐性と、その除去にテーマを絞ったフィジカルトレーニングが行われており、選手たちはその負荷の高さに苦しみながらも積極的に取り組んでいた。

以上

2011.01.26 Reported by 江藤高志
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