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【2011シーズン始動!】栃木:新体制発表記者会見での質疑応答(11.01.16)

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本日、宇都宮市・ショッピングモール・ベルモールにて栃木SCの新体制発表会見「2011栃木SCニューインプレッション」が行われました。会見での質疑応答は以下のとおりです。
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Q:今回の補強のポイントは?
●松田浩監督:
「まずは昨年の戦力をしっかり評価して、そこから補強ポイントを洗い出し、どのような選手を取ろうかという作業に着手しました。
まず外国籍選手に関してはトリポジ選手を獲得しようと。どうしてもリカルド・ロボ選手にちょっと頼り過ぎていたような形だったので、もうひとり核がいることで相手チームにとって難しい状況ができるだろうし、脅威を与えられることになる。もちろん、崔根植選手に関しては昨年、非常に頑張ってくれましたが、2人だけでは難しいかなと思い、外国籍選手をもう一人獲ることになりました。そこが最初に着手した部分です。
その関係で余孝珍選手が抜けるので、バックラインをテコ入れしないといけないということで、大和田真史選手、そして渡部博文選手というセンターバックを獲りました。サイドバックに関しては西澤代志也選手もひとりの候補ですけど、彼は攻撃的MFもできる。いずれにしても守備はかなり安定したが、やはりチャンピオンチームになるには、主導権を握るチームになるには、サイドバックのビルドアップとか展開力が非常に必要ではないかなという部分での補強になりました。
GKに関してはより高いレベルでレギュラー争いをしてほしいですし、チャンスがあれば試合に出てもらっても構いません。そういうところで鈴木智幸選手を獲得した。
ボランチには昨年の途中にパウリーニョという選手を補強して、ある意味そこのところを軸にやっていかなければいけないということで、なかなか結果が出ない時期もありましたが、彼を使い続けました。その相棒として色々なタイプのボランチを獲得したいなという中で、展開力に優れた鈴木修人選手を獲得しました。
河原和寿選手に関しては2トップだけではやはり得点力が上がっていかない。一昨年の2009年にワイドMFというポジションで非常に得点力を発揮してくれた選手で、そういう選手が入ることで2トップへのマークが厳しくなった時に得点力のあるワイドMFがいるといいなと。もちろん昨年の途中から加入した水沼宏太選手、高木和正選手というのも非常にいいレベルでやってくれていますが、あのポジションは消耗が激しいですし、宏太に関しては代表で抜けることも当然あります。よりJ1を意識するのであれば充実したラインナップを持っていることが、1年間を乗り切るためには必要じゃないかなということで、僕としては選手選考に関しては非常にうれしい悲鳴というか、そういう形のラインナップになりました。色々なポジションで、より高いレベルで競争してほしいですし、そうでないとJ1というのは難しいのではないかなと思います。ほぼ理想通りの補強ができ、より高いレベルでの競争が始まります。そこから出て来た11人、ベンチも含めた18人は他クラブに比べて競争力のある11人、18人になると思います。そういう厳しさの中からの戦いを、他のチームと繰り広げたいなと思います」

Q:今回は新卒の選手を獲得しませんでした。そのことに関してお聞かせください。もう1点、今日は欠席しているトリポジ選手に関して監督の印象を聞かせてください。
●松田浩監督:
「新卒の選手に関しては何人かリストアップしていた選手はいましたが、即戦力で獲れる選手がいたということが、ある意味獲らなかった理由だと思います。新卒を獲らないというポリシー、考え方があったわけではないです。それよりもファーストチョイスがうちに来てくれたことが、新卒の選手を獲らなかった理由だと思います。
トリポジ選手は、かなり前からDVDなどで彼のことを追っていました。例えばリカルド・ロボ選手が引き抜かれた時に、その代わりはトリポジだねというのは僕の中にはありました。少しロボに比べれば大柄ですし、高さというところも当然ありますが、ストラーカーとしての迫力などはロボに似た部分がある選手だと思います。アルゼンチン人ですけどもブラジルでのプレーも長いし、ポルトガル語も問題ない。ブラジル人と非常にうまくやっていけるタイプの選手。ロボとのコンビネーションも既にイメージができているという、それくらいの選手だという情報を強化部の方からも聞いています。アルゼンチン人にしては、非常にブラジル人に近いです。アルゼンチン人は気難しいところがありますが、ほぼブラジル人と考えてもいいと聞いています。アルゼンチン人はスペイン語しか話さないことが多いのですが、もうポルトガル語を普通に話せることも選ぶ上では大きなポイントでした。人柄もうまくやっていけるタイプの選手だし、若いんですけども錚々たるクラブを渡り歩いているので、そう意味では雰囲気を持った選手でもあるのではないかということで非常に期待しています」

Q:早い段階で栃木の映像をご覧になったと聞いていますが、どんなイメージですか?
●鈴木修人選手:
「ゾーンディフェンスでしっかり守備から入っているイメージです。鹿島でボランチをやっている時には、船山選手と組むことが多くて、その時は後ろに構えてディフェンスをしながらプレーするイメージでした。栃木も守備から入って攻撃に行くということで、ボールにたくさん触れて展開して、攻撃の起点になれればいいなと思っていました」

Q:栃木はダブルボランチで役割を等分していますが、運動量とかはどうですか?
●鈴木修人選手:
「セントラルMFというか、そういう意識でいるので、攻撃も守備もやって、ボランチの相棒と切磋琢磨して、活動量を増やせればいいなと思います」

Q:選手の皆さんにアピールポイントを聞きたいのですが。
●鈴木智幸選手:
「シュートストップです」
●大和田真史選手:
「セットプレーからの得点のももちろんそうですが、DFとしての仕事、守ることが大事だと思うので、最後まで身体を投げ出すプレーに注目してほしいです」
●渡部博文選手:
「高さを生かしたヘディングとか、ビルドアップやフィードの部分でも貢献したいなと思っています」
●西澤代志也選手:
「すごく攻撃が好きなので、どこからでもゴールは狙いたいし、攻撃で自分の色が出せればいいです」
●鈴木修人選手:
「キックが特長なので、展開したり、FWに点を獲らせるパスを狙っているので、そこを出せればいいですね。セットプレーのキッカーとしても頑張りたいと思います」
●河原和寿選手:
「FWをやる時も中盤をやる時も、ゴール前であったり、ペナルティエリアの外からも、ゴールを狙う姿勢というか、そういうところは注目してほしいです。あと運動量という部分は毎年、自分の課題にしていますが、より高いレベルでやれるようにしていかないといけないなと思います、試合に勝つための気持ちの部分も見てもらいたいです」

Q:松田体制3年目で勝負の年と見られますが、J1へ向けて2年間掛けてやってきたものに、どんな上積みが必要だと考えられていますか?
●松田浩監督:
「経験が一番必要だと思っています。そういう意味では2年の経験、クラブも2年しかJを経験していないので、ちょっと弱いところがあるのかなとは思います。ただ、毎年戦力がアップしていることで、だいぶ上のレベルで戦えるし、戦術の浸透度もだいぶ高まってきているのも強み。そういうところをベースにして、武器として携えて、今年のシーズンに入って戦わないといけないと思います。でも状況により、その時に持つべきメンタル面の姿勢、勝っているからといって天狗にならないとか調子に乗らない。ちょっと勝っていないからといって自信をなくさないとか、その場その場でのメンタルコントロールが一番重要だと思います。戦力も随分と充実してきたが、それだけでJ1へ行けるかといえば、そんな簡単なことではないと思います。ただ、非常にいいレベルに来ています。
昨年の勝てない試合を分析した時に、もうひとりストライカーがいればなとかの反省はあります。昨年、一時期4位まで行った時に、追われる立場になった時の経験が不足して失速しました。でも、前半戦と後半戦の勝数は同じで、後半の方が悪く映るが実はそうでない。昇格して行くチームは、上に行ったチームは、後半に上がったからそうなったのかもしれない。色々なことを含めて経験するしかないと思います。本当は昨年のうちに一時期でも3位以内の昇格圏内に入って、そこでの経験もしておきたかったところですけども、まあ昨年は4位まで行って追われる立場の経験をしました。J1へということを掲げてやる上では、足りない部分もあるし、まだ早いんじゃないかという声もあると思うけども、そういうことに惑わされずに自分達のサッカーを信じて、戦力を信じて、言い訳を考えずに、とにかく目標を達成する。昨年言っていたコミットメント、決意や覚悟をチームがいかに持つかに尽きると思います。何が起こるかわからないのがサッカーの世界。昨年は福岡が上がって千葉が上がれなかったのは、理屈ではあまり考えられないことが起こっているわけです。自分達で言い訳を作らずに目標に向かって邁進するというか、不退転の覚悟が大事になると思います」

Q:目標とする選手と、その理由を教えてください。
●鈴木智幸選手:
「目標としている選手は土肥洋一選手です。一緒に東京ヴェルディでやらせてもらって、参考になる部分がたくさんありましたし、一番近くで接していて、得られるものは本当に大きかったです。国内で尊敬しているのは土肥洋一選手です」
●大和田真史選手:
「特には考えたことがないです(笑)」
●渡部博文選手:
「ジュビロの古賀(正紘)さんです。柏で一緒にやらせてもらい、プレースタイルが似ているし、ピッチにいる存在感が、自分の中で影響を受けました」
●西澤代志也選手:
「人として尊敬しているのが高原(直泰)さんです。浦和で2シーズン一緒にやらせてもらって、あの人のサッカーに対する姿勢は勉強になりました。ポジションは違いますが、サッカー選手としても人間としても尊敬できる人です」
●鈴木修人選手:
「僕はずっと小笠原(満男)さんを見て来て、ポジションも一緒で、プレースタイルも若干似ているので、目標です」
●河原和寿選手:
「目標とする選手と尊敬する選手がひとりずついます。目標としているのは大久保嘉人選手です。自分自身もそういうプレースタイルですし、あの身長ながらもゴールを多く取っているし、その裏には何かすごいものがあるんだなと思って、目標にしてプレーの参考にしています。尊敬する選手は、もう引退しましたが、新潟で一緒にプレーさせてもらった岡山哲也さんです。人間的にもそうですし、サッカーに対する姿勢とかプレーの部分も、小さいのにゴールをたくさん取っているので、一緒にプレーしている中ですごく尊敬できるなと思っている方です」

以上
※ トリポジ選手は16日の午後に来日するため、イベントおよび記者会見は欠席しました。

新体制発表記者会見でのコメント
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