本日、京都市内にて京都サンガF.C.の新体制発表記者会見が行われました。会見での質疑応答は以下のとおりです。
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★会見の冒頭はこちらから
Q:祖母井GMと大木監督にお伺いします。J1昇格を目指すということで、チームを再建する立場になるかと思われますが、現状でチームをどのように把握されていますか? 例えば、チームの調子とか、長所、短所をどう考えられていますか? それと、J1昇格するに当たって、何が一番大切と思われていますか?
●祖母井秀隆GM
「まず、正直言って、まだゲームも何もしていない状況なので、それは監督がこれから作っていかれるかと思います。けが人は出ましたが、いいスタートを切れているんじゃないかなと。雰囲気もいいように、外からは見えますし。大木さん、どうですか?」
●大木武監督
「はい(うなずく)」
●祖母井秀隆GM
「サッカーというものは、皆さん、ワールドカップを見られてよく分かると思いますが、個人個人の力は大事ですが、やはり『まとまる』、そこはすごく大きなことだと思います。どれだけこの1年間、いろんな状況があるかと思いますが、フロントも現場も1つになってできるかどうかというのが、結果につながっていくと思います」
●大木武監督
「どのように見られるかというのは、私も入ってきて1カ月足らずですので、サンガというチームのどこまで見られているのか分かりませんし、実際に見られているところも本当に少ないと思いますので。そこはとりあえず、昨年までのことは昨年までだということで、これからやっていきます。ピッチ上での問題やピッチ外での問題など、いろいろあるかと思いますが、基本的に私はピッチの中での問題を解決していくということ。皆さん十分承知していると思いますが、(昨シーズン)点が取れなかったり、最後のところでうまく行かない状況もありました。そこで点を取るとか、最後頑張って取らせない、というところからまず始めて、何とかその目標(J1昇格)に向かって、踏み出せればなと思っています」
Q:秋本選手にお伺いします。昨年、甲府で多くの試合に出場されて、J1昇格を果たしましたが、その状況で京都に移籍した理由と、決断した思いを聞かせてください。
●秋本倫孝選手
「J1の甲府でサッカーをやるというのも魅力的だったんですが、今年、京都の監督を大木さんがやるということで、舞台はJ2なんですが、毎日大木さんと練習することによって、自分がもっと上手くなれると思ったので、京都に移籍することに決めました」
Q:選手の皆さんにお伺いします。背番号が今日発表されましたが、与えられた背番号について、何か思うことや、その背番号でこんなことがしたいということがあれば、教えてください。
●秋本倫孝選手
「背番号は4番ですが、今まで4番を誰が付けていたとかは関係なく、自分が4番の歴史みたいなものを作れたらいいと思います」
●チョン ウヨン選手
「自分は小、中、高と7番を付けてきましたし、すごく慣れた番号です。京都サンガ時代に朴智星選手が7番を付けたということで、すごく期待がかかっているなと、自分では思っています。その7番の価値に値するようなプレーができればいいと思っています」
●酒井隆介選手
「最初(2番を付けると)聞いたときは、とてもビックリしました。でも、その2番に恥じないよう、右サイドを目一杯駆け上がりたいと思います」
●内藤洋平選手
「背番号(19番)に対して、特にこだわりというものはなかったので、いただいた背番号で精一杯、ファンの人、周りの人に覚えてもらえるように、頑張りたいと思います」
●駒井善成選手
「昨年まで主力だった渡邉(大剛)選手の22番を引き継ぐのですが、自分は自分らしく、気負いせずに、自分の能力を最大限に活かしていけたらいいな思いますので、それほどプレッシャーには感じていないです」
●山田俊毅選手
「(24番は)昨年まで増嶋(達也)選手が付けていて、とてもサポーターから人気のあった選手だったので、自分もそうなれるよう頑張りたいと思います」
●伊藤優汰選手
「昨年は2種登録という形で、25番という背番号をもらっていたんですが、試合に絡むことができなかったので、今年はしっかりこの番号で試合に絡みたいなと思います」
●下畠翔吾選手
「26番という背番号をいただいたんですが、まだ皆さんにも顔と名前を覚えられていませんし、京都の26番と言ったら『下畠選手』となるくらいに頑張りたいと思います」
Q:大木監督にお伺いします。工藤浩平選手の負傷について、もちろん中心選手として考えてらっしゃったと思いますが、現時点でどのように感じられていますか?
●大木武監督
「まだ中心選手かどうか分かりません。そこは1つ、ことわっておきます。ただ、ケガに関しては非常に残念です。ただ、やってしまったものは仕方がないので、できるだけ早く切り替えて治してもらうということだけですね。本当に工藤でなくても、ケガは残念なこと。気をつけてもらいたいというか、仕方のないことですが、ぜひケガのないように、私どもも気をつけていかなければならないなと思っています」
Q:大木監督にお伺いします。サッカー全体でいえば、どのようなサッカーを目指していますか?
●大木武監督
「先日クラブハウスでの記者会見でも話しましたけど、非常に抽象的な話になりますが、一度見たら、もう一度『サンガのサッカーが見たいな』と(いうようなサッカー)。前のチームでも同じようなことは言っていましたが、そういうゲームをしたいなと。それは何かと言うと、皆さんが何か感じてくれるような、『何か分からないけど、サンガのサッカーを見たら元気が出た』とか、『勇気が沸いた』とか、非常に抽象的だと思うんですが、本当にそんなゲームをしたいなと思っています」
Q:大木監督にお伺いします。今日は新加入コーチと、新加入選手が揃われていますが、今この面々を見て、どのような印象を持っていますか?また、どのような戦い方ができるかと考えていらっしゃいますか?
●大木武監督
「はい、『やばいな』と思っています(苦笑)、冗談です(笑)。非常に心強いですね。素晴らしいスタッフと、素晴らしい選手に恵まれて、本当に、先ほども言いましたように、素晴らしいクラブで仕事ができる、サッカーができるということで、非常にうれしく思っております。その一言ですね」
Q:選手の皆さんにお伺いします。改めて、自分で感じる自分のストロングポイント、特長を教えてください。
●秋本倫孝選手
「先ほども申し上げましたが、身体を張った守備と、空中戦と、対人のプレーを見てほしいと思います」
●チョン ウヨン選手
「自分はパスだとか、ミドルシュートを得意としています。それと日本人選手とは、体格では僕のほうが有利だと思うので、MFでのボールの奪い合いとか、そういうところを見てほしいです」
●酒井隆介選手
「スピードを活かした攻撃参加とか、強さを活かした守備だとかを見てほしいです」
●内藤洋平選手
「ボールに触るのが好きなので、とにかくボールに絡んで、ゲームの流れを作ったりだとか、攻撃に積極的に絡んでいって、得点につながるようなプレーをしたいと思います」
●駒井善成選手
「自分の武器はドリブルなので、ドリブルからのシュートやラストパスを見てもらったらうれしいかなと思います」
●山田俊毅選手
「小学校のときからキック精度には自信があったので、そこを見てほしいと思います」
●伊藤優汰選手
「僕はゴールに絡むプレーで、ドリブルからのゴールにつながるプレーや、ラストパス、シュートといった、ゴールに絡むプレーを見てほしいと思います」
●下畠翔吾選手
「僕は体力やスタミナに自信があるので、とにかく走り回って、味方に楽をさせたり、相手ゴールに襲い掛かるようなプレーをしたいと思っています」
Q:祖母井GMにお伺いします。先ほど、チームが1つになることが大事だと仰っていましたが、今までの千葉やグルノーブルなどを含めて、今の考えでこういうことをやっていきたいということがあれば教えてください。
●祖母井秀隆GM
「市原・千葉時代、グルノーブルもそうですが、成績がいつも出ている状況ではないので、いいときもあれば、悪いときもあります。そのときに一番寂しいのは監督だと思うので、いつも横にいられるような、そういうサポートをしたいと思っています。社長と私と監督と、このトライアングルは絶対に崩してはいけないので、そこのところの潤滑油になれればと思っています。それが強いチームを作っていく条件だと、私は思います」
Q:選手の皆さんにお伺いします。チームはすでに始動していますが、サンガに来て、チームの雰囲気や、練習に参加されて感じられたこと、新監督のイメージなど、教えてください。ユースから昇格した4選手については、慣れ親しんだクラブだと思いますが、トップに上がって改めて感じたことがあれば教えて下さい。
●秋本倫孝選手
「何日か練習していますが、すごく若い子が多いチームでも、1人1人技術が高いですし、上手い子が多いです。自分は移籍してきたんですが、試合に出られるか分からない状況なので、毎日毎日が勝負で、頑張ってやっていきたいと思います」
●チョン ウヨン選手
「今回、新しく監督が来られましたが、僕も新加入選手として練習をしてみて、すごく雰囲気もいいです。しんどい部分もありますが、しんどいながらもすごく楽しい練習ができていると、満足しています。ミーティングとかでも、監督の言葉を聞きましたが、『今年の目標はJ1昇格だけれども、これから先、ACL出場権ももくろんで、頑張っていきたい』という言葉を聞き、僕自身も監督の自信にあふれたその姿に、すごくひかれています。僕もそういう監督に、今季付いていって、自分の力を最大限発揮できるよう、頑張りたいと思います」
●酒井隆介選手
「チームの雰囲気はとてもよくて、大木監督の練習も楽しくて、毎日がすごく充実しています。大木監督についていったら、これからもっと上手くなると思うので、これから一生懸命練習します」
●内藤洋平選手
「練習が始まって10日ほど経ちまして、最初は自分のことだけで精一杯で、なかなか周りを見る余裕はなかったです。ただ周りを見てみると、選手ももちろん、スタッフの皆さんからも学べるところばかりで、サンガの人たちはとても尊敬できる人たちだなと、そういう感想を持っています。大木監督については、練習中はよく叱られることがあって、結構1人で落ち込んでいるので、たまには褒めてほしいです(苦笑)」
●駒井善成選手
「皆さんが言っているように、チームの雰囲気はとてもいいと感じていますし、大木さんもとてもフレンドリーな方です。練習も技術が向上するような練習ばかりで、やっていて自分の技術が上がっていくということを感じますので、しっかりと大木さんに付いていって、頑張りたいと思います。ユースからトップに上がったときの違いについては、プレーの速さだったり、体の寄せの速さ、判断の速さだったりするので、まずそこにしっかり自分が付いていけるようになりたいと思っています」
●山田俊毅選手
「チームの雰囲気はすごく明るいです。大木さんのトレーニングは毎日ボールを使った練習が多いのですが、本当に楽しくて、毎日充実した練習が送れていると思います。僕はユースから昇格したんですが、本当にトップの選手は上手い人が多くて、毎日毎日が勉強になっています」
●伊藤優汰選手
「昨年もずっとトップに参加させてもらっていましたが、今年のチームはすごく笑顔が増えたなと思います。それは僕だけかもしれませんが、みんな楽しくサッカーができているというのが一番にあると思うので、これからもそういう雰囲気でサッカーができたら、いいサッカーになるんじゃないかと思います」
●下畠翔吾選手
「今の練習を一言で表すと、やっぱり『楽しい』ということです。僕たちはまだ高校生なので、学校に行っていて、なかなか練習に全部参加できないんですが、本心は全部参加したくて、うずうずしているという感じです。ユースとトップとの違いは、いろんな方々に期待されているその責任を果たさなければならないことと、自分の足で稼いでいかなければならないということ。その2つの責任を胸に頑張りたいと思います」
以上
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