本日、北九州市内にてギラヴァンツ北九州の新体制発表及び新加入選手紹介記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
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●横手敏夫社長
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。前身のニューウェーブ北九州ができたのが2001年。やっと10年でJ2に上がり、北九州の地に初めてプロクラブができた。昨年は不本意な成績だった。1勝しかできず、クラブも反省をしております。10年間でJ2に上がったが、今年からの10年はJ1を目指し、アジアに向かって、世界に向かって発信したい。次なる飛躍に向けての大事な1年だと思っています。そういう意味で今年は三浦新監督を迎えまして、新体制で臨んでおります。コーチも一新し、選手も10名加入していただきました。平均年齢23歳、非常にフレッシュな顔ぶれであります。ベテラン、中堅、若手がいい意味で刺激しあって、競争しあって、チーム力が高まると確信しています。ピッチの上ではファン、サポーターの方々が感動するような、喜んでもらえるような戦いをして1勝でも多くしたい。1つでも上の順位に持っていきたい。ご支援とご指導をよろしくお願いいたします」

Ｑ：新体制についてどう感じているか？
「育てながら勝つということで三浦監督を迎えた。そして育てながら勝つというチーム方針に沿った補強ができたと思います。ほぼ満足していまして、チームの総力が発揮できるようにしてほしい。早くシーズンが始まってほしいと思っています。若ければいいというわけではないが、ベテランと中堅と若手が刺激をしあって成長していけるのがチームの強化に繋がる。チームの活性化にも若手選手の加入は大きいと思います」

Ｑ：福岡がJ1に上がることで観客動員にも影響が出るのではないか？
「アビスパさんのJ1昇格で観客数が減る要素にはなるかもしれないが、ギラヴァンツに限らずあと（九州内の）3チームで『バトル・オブ・九州』を盛り上げようとしている。ほかの試合でカバーしないといけないし、カバーできる。今年は（1試合平均）5000名を目標にしている。若い社員を中心に集客対策会議をしてアイデアを出している。開幕戦以降、その秘策を出したいのでご期待いただきたい。昨年から地域密着活動も展開していまして、特に普及活動。選手やスタッフが子どもさんにサッカーを教えたりしている。地域に根ざしてクラブの運営をやっていきたいと思っています」

Ｑ：北九州市が新スタジアムの計画を発表したが、必要なのかという声もあるがどう考えているか？
「新スタジアムについては、昨年の成績が最下位だからうんぬんという声があがるのも仕方がないかなとは思うが、昨年1年の結果だけで言うのではなく、市民が心を一つにして盛り上がる地域のシンボル、いわば無形文化財を作っていこうという思いで（前身の）ニューウェーブができた。昨年J2に参入してプロクラブを作った。着実に進化している。昨年最下位だから今年も最下位でいいなどとは思わない。一つでも勝って、一つでも上に。身の丈経営で、毎年収入も増やし、毎年順位が上がっていけば納得は得られると思う。そういう意味では地域密着活動が大事だと思っています。いろんなイベントに参加したり、施設訪問したり、サッカー教室をしたり。いろんな場面で市民と接する。そして勝たないと存在感がないので、着実にチーム成績を上げていく。新スタジアム完成を一つの目標にしてチームをつくっていく。一つだけ誤解してほしくないのは、決してギラヴァンツのためだけに造るわけではない。サッカーやラグビー、イベントごともやる。日ごろから市民が集まる施設になる」

●三浦泰年監督
「あけましておめでとうございます。自分自身の（監督就任の）記者会見をやってから今日という日を、新しいチャレンジに向かう選手たちと迎えられることを幸せに思います。北九州の地から中央に、また全国に我々のやるサッカーが発信できるような戦力が整ったと思いますし、新しい選手たちの新たなモチベーションを大事にチームを作っていきたいと思います」

Ｑ：どういうポイントでの補強になったか？
「一日一日、選手たちと仕事できる日が近づいてきたと実感しています。新加入選手については年齢関係なく成長できるだろうと、これからも伸びるだろうと思える選手、そしてギラヴァンツのために戦える選手を中心に考えました」

Ｑ：どのようなサッカーをしていきたいか
「スタートしてみなければ分からないなということはあるが、やる気は感じていますし、まだやれていないことをやりたいという非常に新しいチャレンジ、モチベーションも感じている。しっかりしたサッカーをやりたいなと思っています」

Ｑ：若い選手が多い中でベテラン、中堅の宮本選手と林選手の獲得を決めたポイントは？
「2人とも常に高い気持ちとパフォーマンスをしようとする姿勢があり、福岡を経験し、この地への思いもあります。私が監督をやっていく上で、理解する能力を高く持っているんじゃないか、そして、どんな環境でも、その基準が変わっても順応できる選手であるということが決め手です。選手としてのキャラクターがいまのギラヴァンツにとって必要だということも大きかった」

Ｑ：大分も田坂新監督が就任する。熊本の高木監督も代表経験者。意識するところはあるのか？
「大分の田坂監督とはＳ級の同期でもあるし、一緒に学んだ仲間であるというのは、比較対象になるなという実感もあるが、ひとの心配をしている余裕はない。九州のサッカーというものを盛り上げていく、サッカーの魅力を伝えていければなと思っています。ボクシングの試合とは違うので自然体でやっていくのが大事かなと思います」

Ｑ：目標順位はあるか？
「順位というものを設定するチームもあるが、僕としては、勝って下がることもあり、負けて上がることもあるのが順位だと思っています。ポイント数で設定していきたい。ポイントは下がることはないので、それで目標を設定したい。あとは得点、失点。ポイントを達成するために必要な得点、抑えなければいけない失点を設定したい。それは最初に選手に伝えたいので、ここで公表するわけにはいかないと思います」

Ｑ：選手たちとは全員、話をしたのか？
「契約更改した選手には電話でしたんですが、橋村には掛けたけれど、できなくて。橋村以外には、去年の内に更改するごとに連絡し、頭からフルパワーで来てほしいと伝えました」

Ｑ：やっていきたいサッカーとGKコーチの就任についてどう思っているか？
「トレーニングすれば欲は出てくるかもしれないが、やりたいサッカーというのは、一人一人がモチベーション高くやりきれるサッカー。選手たちもそう思っていると思いますし、理想に近づけるようにしたいです。一番大事なのはトレーニング。トレーニングの中でやりたいサッカーを定めてそれに向かって努力してきたい。失点を減らすためにもGKはもちろん、全員が協力して減らしていかないといけない。そういう中でGKコーチの加入というのは大きいと思っています」

●濱吉正則コーチ
「三浦監督をしっかり支え、貢献できるようにしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます」

Ｑ：どのような指導をしていきたいか？
「監督の掲げるサッカーの共通理解が大事。そこに対してサポートしていきたい。共通理解の下、いいチーム作りを進めていく中で、役割を担っていきたいと思います。こういう仕事は情熱なしにはやっていけないです。どんな仕事でもそうですが、どんなチームになっていくんだろうとワクワクした気持ちもあるし、情熱をもって選手たちに（情熱を）ぶつけたい。応援してもらえるチームにしていきたいという信念を持ってやっていきたいです」

Ｑ：どんな選手を育てたいか？
「選手たちはいいところがあるからプロになっているので、そういうところを発揮できるようにしたい。それはベテランにも言えることです。可能性を引き出せるように見ていきたい」

●小澤宏一コーチ
「よろしくお願いします。今年は三浦監督を精一杯サポートして、年末には、皆さんと一緒に笑って年を越せるように精一杯頑張っていきます」

Ｑ：どんな指導をしていきたいか？
「こういう機会を与えてもらえたことを感謝しています。三浦さんとの付き合いは長くて、こういう機会でやれることを感謝しつつ、気持ちの部分を大切にしていきたい。選手たちにもプレーの部分で出るように指導していきたい。北九州という一都市から、日本と言わず世界に発信できるというために、選手がやらされているというのではない状況を作っていくのが仕事だと思っています」

Ｑ：気持ちの部分というのは？
「ギラヴァンツの名前のように、ギラギラする感じ、というのを出してほしいなと思います」

●吉岡宏GKコーチ
「地元福岡で仕事ができることを嬉しく思います。キーパーが3人いますがキャリアが違うので一様には言えませんが、それぞれのいい部分が出るように指導していきたい。選手たちが自分で感じていることと、こちらから言うことが違うかもしれないが、ポテンシャルを引き出すのが大事だと思います」

Ｑ：どういう選手にしたいか？
「キーパーの役割はシュートを止めることだが、リスクマネジメントの部分などで、90分間集中を切らさず戦えるようにしたい」

以上

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