12月29日（水） 第90回天皇杯準決勝
清水 3 - 0 Ｇ大阪　（13:06／エコパ／14,179人）
得点者：19' ヨンセン（清水）、28' 兵働昭弘（清水）、61' ヨンセン（清水）
チケット情報 ｜天皇杯特集
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●西野朗監督（Ｇ大阪）：

「選手もベストではなかったかもしれませんけれども、全力を尽くして戦ってくれた事を評価したいです。ただ、最後に無得点で終わった事は一番悔しいです。まだ今シーズン振り返る余裕もないですが、色々な状況はありましたが、ただただガンバのスタイルが最後のゲームで出し切れなかった事が悔しいです」

Q：無得点で終わった事と遠藤選手が不在だったことは因果関係があった？
「遠藤不在の試合も今シーズン数多くありましたし、そういう中で結果が出なかったという事ではないと思います。ただ彼に代わる選手はなかなかいないですし、中盤の構成が多少変わることはやむを得ないので、（いつもと）違った形が出せないといけないと思っていますが、今日はなかなかそこが出にくかったと。

ガンバは得点力を押し出して戦っているわけではなくて、中盤をどうコントロールするかをまず考えた上で得点力というものがあるので、そう言う意味では今日は攻撃の為の中盤の構成ができなかったですね。その中で遠藤がいなかった事がクローズアップされますけど、決して彼だけに頼ってやっているわけではないので。著しく遠藤がいなかったことが影響したとは思っていないです」

Q：天皇杯3連覇が途絶えたことと、タイトルを4シーズンぶりに逃した事について。
「振り返れば連覇も非常に難しかったですが、3連覇に対してここまで来れた選手の力は評価したいです。非常に厳しい試合が続いた中で勝ちぬけたこのポジションも恥ずかしくはないと思います。
近年のガンバはやはりタイトルが求められているし、今年もすべてのタイトルに対して強いアプローチをしてきました。ACL、ヤマザキナビスコカップ、リーグ戦、全てのタイトルを取る意欲を持ってやっていましたし、全て今思えば可能性がなかったとは思っていないです。
選手は本当に試合ごとに集中していたし、全てのタイトルにおいて一歩及ばないところはあったわけなんですが、毎年シーズン終わりまで戦ってきたなかで、毎年タイトルを要求されて、今年もいいチャレンジをしてきたと思いますんで、僕自身の責任だと思います。
選手はどのタイトルというよりも、全タイトルに対して1試合1試合いい準備をして入ってくれたと思っていますし、（責任は）僕だけが感じればいいことだと思う」

Q：前半に宇佐美選手を投入した意図は？
「下平がここ数日体調を崩していたので心配していたんですが、最初かららしくはなかったですし、戦況もああいう状況だったのでハーフタイムまで待つ事は考えず、早めにスイッチしてアグレッシブなシフトを組みたいと言うことでした。戦術的な事と個人的なコンディショニングが良くなかったという中で交代をしました」

Q：タイトルをとるために来年どういう点が必要だと考えますか？
「自分なりに整理しなくてはいけませんし、まだ戦力がどうなるかはっきりしていないですが、ただ常勝を求められるシーズンになる事は間違いないと思います。それに対する目標設定をしたうえで、どういうガンバを作り上げられるかは分かりません。今年のチーム状況ではいけないのかなという感じはします。もっとステップアップしなくてはいけないと思っています」

以上