12月4日（土） 2010 J1リーグ戦 第34節
清水 0 - 3 Ｇ大阪　（15:33／アウスタ／19,088人）
得点者：13' ルーカス（Ｇ大阪）、45'+3 武井択也（Ｇ大阪）、86' 佐々木勇人（Ｇ大阪）
スカパー！再放送 Ch183 12/5（日）後03:00〜
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●兵働昭弘選手（清水）:
（エンディングセレモニーでのあいさつ）
「今日も負けてすみませんでした。タイトルを目標に頑張ってきましたが、取れなくて本当に申し訳ありません。今シーズンで監督を初め、スタッフの方たち、今までエスパルスを支えてきてくださった選手が退団することになりますが、残る選手で頑張っていきたいと思います。来シーズンも熱い応援よろしくお願いします。ありがとうございました！」
〜ここから兵働選手囲みでのコメント〜
Q:前半は少し硬さもあったのかと感じましたが？
「それは多少あったと思います。なかなかリズム良くボールも動かなかったし、ちょっと動きもかぶったりしたので」

Q:特別な試合という意識が強かった？
「それはもちろんありましたし、何が何でも勝たなきゃという意識が、逆に強すぎたのかなと……。みんな気持ちはすごく入っていたけど、ちょっと力みすぎていたというか」

Q:そういう中で、少し後ろのほうでミスが出てしまったのが痛かったですね。
「そこは、僕らもボールを後ろに出すことが多かったので、そこもいけなかったと思います」

Q:力が出し切れなかったという感じですか？
「出し切れなかったというより、後半は別に悪くなかったし、ああいうリズムで動かせる時間もあったので。だから、もうちょっと早めからああいう展開になれれば良かったと思うし、前半の最後の失点が痛かったですね。1点差で折り返せれば、まだまだいけたと思うけど、2点取られることで焦りが出てしまうので。そうなってくると、ああいう形でカウンターも食らってしまうと思います」

●小野伸二選手（清水）:
「僕らも何度か前半チャンスがあって、そういうところで決めきらないといけないという部分もあるし、後半僕も1本チャンスがあったけど、ああいうのを決められなくて。逆にアンラッキーな形で点を取られてしまって、残念というか、最終戦だったので勝って終わりたかったです。でも、まだ天皇杯は残っているので、少し休みをもらって、もう一度みんなで力を貯めて、天皇杯に向けて頑張りたいと思います」

Q:前半は少しG大阪の気迫に押された？
「いや、それはあんまり感じなかったけど、（点の）取られ方は悪かったですね。何でもないといったら違うけど、アンラッキーな形で簡単に2点取られてしまったのは、すごく残念だったと思います」

Q:自分自身の今年1年を振り返ると？
「1年を通して大きなケガなくやれたというのは非常に久しぶりだったので、そういう意味では充実した1年を過ごせたかなと思います。ただ、まだまだ足りないものとか、このチームで大事なところでのリーダー的な存在という意味では、まだまだ欠けていた部分はあると思うので、来年はそういうところをしっかりと、今年以上にできるようにやっていきたいと思います」

●武田洋平選手（清水）:
Q:今日の自己評価は
「もっと準備できたと思うところはあったし、100％のプレーができてなかったなというのは、正直あります」

Q:急な出番ということの影響もあったと思いますが
「それが全部ということではないし、それのせいにしていたらあかんと思うので、自分自身がダメでしたね」

Q:失点に関しては？
「特に前半の2点目は、集中していれば与えなくてすんだと思うので、そこをもっと自分を中心に声を出してやれたんじゃないかなと思っています。もっと自分から声を出して、もっと仕切っていけたと思う部分はありました」

Q:西部選手の状況も心配ですが、天皇杯に向けては？
「自分としてはとにかく準備をしっかりして、常に試合に出るつもりで練習をやっていきたいと思います」

●岡崎慎司選手（清水）:
「今日の試合に（今の課題が）出てしまったかなと。何かが足りないというか、本当にちょっとのことだけど、それがこういう点差に出てしまうというのもあるし。今日は、こぼれ球が全部相手のほうに行くという感じで、運もなかったなと思います。ただ、良いサッカーはしているんだけど、最後のところで決めきれなかったり守りきれなかったりするのが今の課題だと思うし、それが今日の試合で出たと思うので。
うちとしては、成長できた年だと思うし、新しいポジションができて、仕掛けることもできるようになってきたし、いろんなプレーの幅というのは広がってきたと思うので。あとは、どんな状況でも大事なところで決めきるとか、そういうところだと思います」

●伊東輝悦選手（清水）:
Q:リーグ戦が終わって感慨深さのようなものはありますか？
「天皇杯がまだあるから、なんか最後という感じはしないですね」

Q:引退するわけじゃないしと？
「それは思う。お疲れさまとスタンドから聞こえてくるけど、オレはまだやるよと（笑）。まあチームがあればだけど」

Q:最後にグラウンドを回っている時、本当に多くの人から声をかけられて、どんなことを感じてましたか？
「本当にありがたいというか、それに尽きますね」

Q:次への活力も湧いてくる？
「そういう応援してくれる人たちのためにも、自分はプレーしたいなと思うし、その姿を見て喜んでもらえたら、それはそれでうれしく思います」

●市川大祐選手（清水）:
「今日は結果が大事な試合だったし、こういう節目となる試合で結果を出せなかったことは悔しいですね」

Q:今年のシーズンは自分にとってどんなシーズンでしたか？
「前半戦でケガをしてなかなか試合に出ることができなかったので、そういう意味では非常に苦しいシーズンではありましたけど、途中ぐらいから試合に出られるようになったので、またサッカーをやる喜びというのを感じられたシーズンでした」

Q:チームとしては？
「前半戦は非常に素晴らしい結果で、後半戦は思うような結果が出なくて、苦しんだシーズンではありました。優勝を目標にやってきたので、それを成し遂げられなかったことは素直に反省しないといけないし、まだまだ力が足りないということなんですけど、だからといって何も残らなかったかといえば、そういうわけでもないと思います。みんないろいろな経験をして、着実に力をつけていると思うので、そういうチームの経験値とか、選手の経験値というのを、また来年につなげてほしいなと思います」

Q:最後にグラウンドを回っているとき、たくさんの人から声をかけられて、どんなことを感じながら回ってましたか？
「本当に皆さんから感謝の気持ちを言ってもらったり、これからまだまだ応援しますとか、本当に暖かい言葉をかけていただいたので、僕自身も本当に感謝の気持ちしかないです。13年間本当にサポートしていただいて、力を与えてくれていたので、本当にすごく大事な存在ですよね」

●武井択也選手（Ｇ大阪）：
Q:初ゴールを決めた気持ちは？
「すごくうれしいです。ただうれしくて。決めた瞬間はよくわからなくて、どこに走っていこうかなという感じでした。だいたいみんなサイドに走っていくと思うんですけど、よくわからなくて真ん中を走っていったら、みんなにつかまって、とりあえずもみくちゃにされました。でも、うれしかったです。
今日はACLの出場権を獲得するために重要な試合だったので、そういう中で2点目ですけど、勝ちにつなげられる得点だったので、本当にすごくうれしいです。また、こういう得点の喜びを味わいたいなと思いました」

Q:対清水ということで、どんなことを意識しましたか？
「自分自身は、あんまり相手の情報というのは意識しすぎないでやるというタイプで、あんまり頭に情報を入れすぎてしまうと身体が動かなくなってしまうので。ただ、相手のFWにヨンセン選手だったり岡崎選手だったり、ゴール前で強い選手がいるので、そこに良いボールが入らないように、自分たちがサイドをしっかり抑えながらということだけは意識しました。最初のほうは少しやられる場面はありましたけど、あんまり良いボールを上げさせないようにすることはできたと思います」

Q:お互いにかなり気合が入って、中盤もガチガチでしたね。
「そうですね。相手もそうですし、うちも中盤を制さないと価値がないと思っていたので。中盤の攻防で少しずつ上回って、ルーカスが点を取ってくれたので、そういう意味では本当に良かったなと思います。ガンバらしく相手を押し込む戦いというのはそれほどできなかったですが、勝点を上げるという意味では良い戦い方だったと思います」

●高木和道選手（Ｇ大阪）：
Q:今日は完封で終わりましたが、どんなところが良かったと思いますか？
「前の試合は立ち上がりが良くなかったので、立ち上がりから前に前に出て、そこで先にリズムが取れたかなと思います」

Q:清水のほうも気合はかなり入っていましたよね。
「そうですね。最後というのもあるし、すごく激しい試合になって、プレーしていて楽しかったです。レフェリーもけっこう流してくれていて、そういうほうが見ている人も盛り上がると思うし、結果は3-0でしたけど、向こうにもチャンスはあったし、本当に良いゲームができたと思います」

Q:高木選手としても、伊東輝悦選手や市川大祐選手がチームを離れるというのは、寂しさを感じますか？
「そうですね。清水でずっとやっている選手だし、僕が清水にいた間もずっと一緒やし、そのことについて思うことはいろいろあるし。でも、選手は与えられて状況でやっていくしかないから。本当はテルさんにも今日は出てほしかったけど、まだまだできると思うし、またどこかのグラウンドで会いたいですね。試合をしたいです」

●橋本英郎選手（Ｇ大阪）：
Q:今日は中盤も非常に激しい試合でしたが、やっていて手応えは？
「今日はみんな狙い目を持ってプレッシャーをかけられていたので、すごく良かったと思います」

Q:狙い目とは？
「特に相手がパスを出すところに、次の人がきっちりプレッシャーをかけられたので。パスが行った先のポイントで、みんながガチャンとぶつかれるというか、フリーでターンされるというシーンは少なかったので、それで相手が次に出すところも限定されてきますし、狙い目がどんどんできていたので」

Q:そのへんは、どこに出すかという読みも必要ですね。
「そうですね。読みもありますし、ボールを取りに行った選手が、取れなくても次に出すコースを限定することで、次の人がわかりやすくなるので。それが連続して、相手のDFラインからつないでくる段階からできていたことが、最終ラインが狙い目を持ってできますし、ミョーさんやヤットも、次にボールが出たところをアタックできたと思います。そのへんは、やろうと思ってなかなかできてなかった部分だけど、今日は本当にうまくはまったのかなと思います」

Q:清水もかなり気合は入ってましたが、G大阪としては落ち着いてやれたと？
「1点目がきっちり取れたのと、2点目が取れたということで、落ち着いてボールを回せたということはあったと思います」

以上