横浜FCは、第36節で柏と対戦。0−2と敗戦し、対戦相手の柏の優勝決定の引き立て役になってしまいました。この日の日立柏サッカー場は、すでに昇格を決めてはいましたが、圧倒的な強さを証明するためにもホームで優勝を決めたい柏サポーターの熱気でよい緊張感でしたが、柏の選手はその熱気に見事に応えたと言ってよいでしょう。
横浜FCは、これまで昇格決定の相手になったことはありませんが、優勝決定の相手になったことはこれで2度目です。1度目は、2004年の川崎フロンターレ。等々力陸上競技場で行われた試合では、0−4と大敗。年間勝点105と歴史的な強さを見せつけた川崎Fが、なんと7試合を残して優勝を決めたのです。2004年の川崎F、そして今年の柏と、圧倒的な相手に優勝を決められてしまうのは、何か巡り合わせのようなものがあるのかもしれません。
試合が終わった後、岸野靖之監督は優勝のセレモニーを直立不動で最後まで見つめていました。その姿を目に焼き付けるように。
「優勝決定は阻止したかった。でも、出し切ったし、もうちょっとうまいことやれば全然戦えるなと、そういうふうに思いました。あれを来季やらないかん」という試合後の記者会見での言葉には、すでに来季への闘志を大いに掻き立てられた姿を感じます。試合では、残念ながら局面での完成度は柏の方が上で、細かなミスを許してはくれませんでした。それでも、持てる力を最後の最後まで出して戦う姿を見せました。岸野監督は「出し切るということでは、僕から考えたら普通のことができた。あとは足らんところ、いろいろなことが見えた。これから先の大事なことが見えた。でもそれは大事なことなので、ペラペラ喋れないが、楽しみにしといてください」と、来季は逆の立場になるための戦いは始まりました。
選手も、この日の柏戦からさまざまなことを学び、来季への成長を誓っています。今シーズンの残りの2試合は、そのスタートです。2つとも勝利して、1つでも順位を上げること。柏戦で学んだことを、試合で出すことが、来季自らが優勝決定戦をできるようになるために重要になります。
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2010.11.25 Reported by 松尾真一郎
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