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【J1:第30節 山形 vs C大阪】小林伸二監督(山形)記者会見コメント(10.11.14)

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11月14日(日) 2010 J1リーグ戦 第30節
山形 3 - 3 C大阪 (17:04/NDスタ/7,712人)
得点者:25' 北村知隆(山形)、40' 家長昭博(C大阪)、66' 長谷川悠(山形)、81' 田代有三(山形)、90' 清武弘嗣(C大阪)、90'+3 アドリアーノ(C大阪)
スカパー!再放送 Ch183 11/15(月)後05:00〜
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●小林伸二監督(山形):

「今日はいい入りができたと思います。それと、その流れで点が取れたこと。後半も追加点が取れたというところまではうまくいったと思います。 あと、ドリブルの対応。前回と同じでコーナーキックから1点入れられましたけど、個のドリブルだったり、バイタルでボールを受けるところのプレスとかはうまくいったと思います。2-1だったらああいう粗い撃ち合いにならなかったと思うんですけど、3-1というところで少し、向こうが最後合わせてしまったというところはあると思います。合わせたというのは構えたということではなくて、攻撃を急いだというところだと思います。取って、2点目みたいにきちっとボールを回せるわけだから、焦らずにきちっとボールを回す必要があったんじゃないかと思います。あと、1点取られたあとに明確にサイドにというところで指示をしましたけど、そこをちょっと欲張ってしまった。ついついフリーになったので中に入ってしまったのがもったいなかったなと思います。
本当にゲーム内容がよくて勝点3が取れればいいんですけど、負けるかもしれない上位のチームに勝点が取れて、勝点3が1になった。この勝点1をどう受け取るかというところだと思います。勝点3が取れればすごくよかったと思いますけど、勝点1を取って勝点を積み上げているわけですね。この2点差というものが、ゲームの残り4試合についてうまく機能してくれればいいなと思います。選手には、『勝負というのは最後に下駄を履くまでわからない。最後までわからないということを教えてくれた』というような話をしました。これが本当に最後のゲームでやってしまうと、ひょっとしたらうちは得失点差でマイナスなので、勝点が並ぶとやられるんですね。そういうことも含めて、教えてくれたものかもしれない。やっぱりサッカー選手なので、私たちもそうですけど、際で痛い目に遭ったことがあります。考えられないことがあります。それを、ひょっとしたら早めに教えてくれたのかもしれないと思います。
2年目のJ1で、おそらく去年までだったら一生懸命で、集中してやったと思います。少し慣れてきて、いろんなことが見えたり、負かせるようになってくると、守備が強いんだと変な誤解をしてしまう。一生懸命やるから守備が機能するだけで、手を抜くとこんなことになるっていう…力の差とか状況の差、うちはもう勝ってるから構える。今日のセレッソは負けてもいい。たとえば、もう1点入れられてももう1点入れたほうがいい、というふうにかかってくる。1点取って3-2になったら、4-2になろうが関係ない。3-3になったら…というのが当たり前のことだと思います。得失点はプラスですし。そこをやっぱりやらせてしまったというのはすごく残念。でもそんなことはゲームのなかで2-0のゲームで2-1になったら多くはひっくり返るというのと一緒で、よくあることなんですね。そういうこともまだ、いい経験をしたと思います。1-0で勝てるチームが3点取ると勝てるだろうというと大間違いで、それは個々がしっかり守備をしないとやられるということも併せて、去年培った『守備が強い』ということも見えたり、ちょっと横着すると失点が多かったりというのはあるんですね。ですから、なかなか難しいとは思いますけど、大事なものを持ちながら、自分のチームで守備ができるというのは、ある部分ハードワークできてるというところかもしれないんですね。そういうところを今回は、90分間集中してやるということがやれなかったことと、多くのサポーターの前で久しぶりに3ゴール取ってよろこんだんですけど、大きなよろこびを一緒に分かち合えなかったというのがある。次のホームの京都戦(11/23)に向けては、来週の川崎F(天皇杯 11/17@等々力)と磐田戦(11/20@ヤマハ)をしっかり戦って、もう1回ホームで喜べるような準備をしたいと思います。先ほど言ったように、この勝点3が1になって、このマイナス2をどう取るかというところは大きな勉強になっていると思うんですね。逆にそういうことを大事に、残り4試合を戦っていきたいと思っています」

Q:秋葉選手が復帰しましたが、今日の動きがどうだったかと、残り4試合をどう戦っていきたいかというのをお願いします。
「少し秋葉を出すのが早いなと思ったんですけど、後半の入りが悪くてミスが多かったので、もう使ったほうがいいなという感じでした。あとは状況が見れるし、うまくためられるし、うまくいったと思います。うまくチームが機能して点が取れたというのはあると思います。彼が直接じゃなくても、中盤でワンタッチでミスがなかったりするので収まるんですね。そういうのをうまく表現できたと思います。残り4試合ということで、まず下位のチームですけど、もともと力はあると思うんですね。そいうチームが少し、ここに来て力を出してきたというのはあると思うんですね。ただ、そこの足元の音を聞きながらビビるのではなく、選手には言うんですけど、何が問題だったかというところですよね。前節はいいゲームをして、アプローチが甘くてワンチャンスで失点した。やっと追いついたのにコーナーキックから入れられた。今日は格上のチームにうまく入れて点が取れて、というところまではいいんですね。で、コーナーキックからやられたんですね。まだ直ってないんですね。攻撃のなかで2点取れたということと、トレーニングで、飛び出すのとクロスというところがかなり前節とは違っていたなというところがあるので、これはいい形になったなと思うんですね。それは意識してやりきったというふうに取れば、今日は3-1が3-3になったというところで『何が?』という原因をもう少し押さえて、次のゲームに入っていくということが大切だと思うんですね。常にいいところ、ストロングなところが出てきているし、うまく機能しているところも十分ある。でも、今回は少しメンタルなところも入ると思うんですね。そういうところと、やられた原因をもう1回押さえて、次のゲームで埋めていくということが一番の近道で、そこが埋まるとおそらく理由付けで埋まるので、ゲームで勝っていくことがあるんですよね。そういうふうな4試合にしたいなと思っています。今回みたいないいゲームを少しの時間で台なしにしないように、しっかり4ゲームは準備したいと思います」

Q:前節もそうでしたが、勝てる試合を落としている印象があります。今後、気持ちのうえで引き締めるために、それをどうやって伝えていこうと考えていますか? たとえば、「去年のことを思い出せ」というのも、そのひとつかと思うのですが。
「これがサッカーだと思うんですね。何がいいから勝つかというのはないんですね。ゲームがよくても勝てないゲームというのはたくさんあるし、ゲームが悪くても勝てるゲームもあるし。いったん押し込んでるチームに見えて、守備的なチームに見えてるから守備的なチームが弱いかというとそうでもないゲームってたくさんある。それは戦術でもなんでもあるわけですね。ですから一概には言えないと思うんですね、戦う上では。だから勝ちたい、そういうもったいないゲームを勝つと、多分Aクラスに入ると思うんです。Aクラスももったいないゲームをするので、勝点が50台で収まってるというところだと思うんですね。そこは少しでもそれを言って、できるだけもったいないようにしていくというのが必要だと思います。でもそれがすべてじゃないので、早く切り替えて、次は3日後にやってくることですから、切り替えてやらせることも必要だというふうに思います」

Q:今日は3-1から3-3になってしまいましたが、3-1になってからどのような指示を出していましたか? 結構「キープ、キープ」という声が聞こえてきましたが。
「2点目が、きちっとボールを慌てずにやっとためて、脇に付けて回した得点だったんですね。だから、少し状況を見ればそのくらいはできる。慌てないでやれるときと、シンプルに蹴るときの判断って要ると思うんですよね。それをハーフタイムに言っていて、3点目は(相手が)もっとかかってきてくれたので、田代が活躍してくれた。スペースでキープしてくれて、サイドを破ってクロスといういい得点になったと思います。そのあとに、別にかかってくるので一緒になってやらなくても、ミスがないようにコントロールできれば。だからしっかり回せとか言うんですけど、なかなかそういうわけにはいかないし、変なミスしたりとか、一生懸命飛び込んでかわされたりとか、ああいうのがあったのがちょっと残念だったですね。あと、明確に3-2になったので、残り5分、『脇でキープしろ』って言って、わかってると思うけれどもドーハの悲劇じゃないですけど、ついつい前が見えちゃうとゴールに向いてしまう。そういうところだと思うんですよね。判断というところ。痛い目に遭ったなというのは、チームとしてもそうですけど、個人的にもやっぱり。キープだからキープなんだ、人が増えたら散らすんだ、抜けたからゴールに行くということじゃないんだということがわかれば。結局失敗するとキーパーが取るか、ゴール前に行くわけじゃないですか、こっち側にかかってるのに。人は向こうのほうがかかってくるわけですから、そういうことを考えると、ちょっと判断ミスをしてしまったのかなというのはあります。そのあとも、それで取られたわけじゃないので、そのあとの流れの中でいくつかのところを修正すればいいわけで、でもそれだけのパワーがあるのを蘇らせてしまった、調子に乗らせてしまったというのはちょっと残念。もう3-1なんでイライラさせる。時間をかけたりというところを徹底できなかったというのは、まだ勝利にこだわるとか、執着心としては足らなかったのかなと。私もそうだし、選手も含めてそのへんが甘かったのかなということですね。それは次の4試合につなげられるように。点を取られたっていうこともそうですね。リードしたところから点を取られたということ。きちっとやらないと点を取られるんだということ。きちっとやってるから点が取られなかったのに、点が取れるようになって少し攻撃的になったときに、守備を横着にすると点を取られるんだということは、随分噛み締めてると思うんですね。そこをこの4試合、どうにかクリアしていきたい。ずっと変わってはきているんですけどね。守備ができるようになった、点が取れるようになった。でもリズムが悪くなると先取点が取れない。今日は取れるようになった、でも取られる。今日は追加点も取れるようになった、でも気づいたらまだ勝てない。焦れったいかもしれないですけど、いっぺんにジャンプできないというのは、まだまだJ1で2年目ということなのかもしれないですね。前回の経験だったり、今回の経験が昔のこと、みんながやってることができるものと判断してしまう。それがチームのカラーと思って判断してしまう。でも、それをきちっとやらないと、昔のことは昔のことで、今をちゃんとやっていかなきゃいけないということを教えてもらえたかなというふうに、私自身は思っている。ちょっと悔しいけど4試合はしっかり準備をしたいなと思います」

以上
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