11月14日（日） 2010 J1リーグ戦 第30節
清水 5 - 0 湘南　（14:04／アウスタ／16,204人）
得点者：57' ヨンセン（清水）、45'+13 小野伸二（清水）、64' 藤本淳吾（清水）、82' 岡崎慎司（清水）、88' 岡崎慎司（清水）
スカパー！再放送 Ch183 11/15（月）前08:00〜
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●太田宏介選手（清水）
「今日はチームとしてボールを持てていたし、良い感じで回せていた。個人的にはもうちょっとクロスとかで関わりたかったけど、久しぶりに勝てたので良かったです。
前半は向こうの勢いもあったので我慢の時間が続きましたけど、1点取れば変わると思っていた。（小野）伸二さんの得点が本当に良い時間に決まって、後半も良い感じで入れました。追加点の時間も良かったし、久しぶりに気持ちいい試合ができました」

Q：やっていて楽しいという感じも出てきたのでは？
「楽しかったですよ。今日はちょっと調子に乗ってしまいました」

Q：あの惜しかったクロスの場面は？
「あそこはマイナスの位置に（藤本）淳吾さんもいたし、その判断ができれば点につながったと思います。次はアシストしたいです」

Q：前半と後半で、岡崎選手と藤本選手のポジションが変わりましたが、どんな狙いでしたか？
「変わったほうが、淳吾さんが中で受けたりとか、岡崎くんが引きつけて僕の前が空いたりとか、そういうリズムが出てきたので。その前もべつにやりにくさはなかったけど、監督の判断で変わったと思います」

●兵働昭弘選手（清水）
「前半は、（チームとして）ミスも多いし、個人的にも本当にしょうもないミスが多くて、単純なところでつながらなかったりというのが多すぎて、なかなかリズムに乗れなかった。相手に合わせちゃったというか、なかなか自分たちのリズムでできてないという印象がありました。
相手が中盤のところでプレッシャーに来るというのはわかっていたので、そこをうまく外そうという意識でやっていたんですけど、外す前にプレッシャーがかかったところで中盤でボールを取られることが多かったので、どうしてもリズムができなくて。プラス、相手のカウンターでピンチになってしまうというのがあったので、そこを何とか外せればなと思いながらやってました」

Q：後半にリズムが良くなってきたのは、どういうところが変わりましたか？
「ボールを持っていない人が良い角度でサポートしたりとか、グラウンドを大きく使うようになって、スペースをうまく使いながら攻撃できるようにもなったし、（相手の）間で受けたときに、うまくワンタッチを入れたり、そういうところでリズムを変えたりとかで前半と違った良い形でサッカーができたんじゃないかと思います」

Q：次につながりそうだと思いますか？
「それは、もちろん。いかにサイドバックをフリーにして、パスを出してクロスまで持っていけるかというところがいちばんポイントだと思う。中に入っていく選手は強いから、良い形でクロスまで持っていければ、十分チャンスはできると思っていた。そういう意味では、後半は非常に良い形でボールも動かせていたと思います」

●市川大祐選手（清水）
「前半はなかなか点が入らなくて、ちょっと難しい感じになってしまったんですけど、最後のところで点が入ったのは非常に大きかった。後半は自分たちが自信を持ってボールを動かして、アタックに行ったというところが良かったと思います」

Q：内容的にも次につながるゲームができたと？
「そうですね。内容も重要だし良かったと思いますが、やっぱり最近勝ててなかったし、チャンスがあるんだけど入れられなくて、引き分けだったり負けたりというのが多かった。1-0のままでいくと湘南も最後まで粘り強いチームだし、終盤の得点というのが非常に多いチームなので、その前に追加点を重ねられたのは良かったと思います」

Q：長谷川健太監督とは現役時代も含めて長い付き合いですが、監督に対する想いは？
「2005年から監督が指揮を執って、その前に僕がずっとケガで試合に出られなくて、2005年に入ったときもまだ不安はあったんですけど、本当に長谷川監督に復活させていただいた。そういう意味での恩返しというのは、最後残り試合は少ないですけど、できる限りしていきたいです」

Q：ここからサポーターの皆さんにどんな戦いを見せたいですか？
「選手とスタッフ、サポーターが一体となれるような勝利を、残り試合で勝ち取らなければいけないと思います。本当に良い形で終わりたいと思います」

●岡崎慎司選手（清水）
「前半、相手の球際が早くて、チャンスが少ない中で、（小野）伸二さんが点を決めてくれてチームとして楽になりました。なかなかホームで勝つことができなくて、自分たちもイライラしていたけど、今日は勝利を全員で分かち合うことができました。ケガ明けの前節（C大阪戦）は、チャンスに絡むことができなかった悔しさがあったので、チャンスでしっかり決められて良かったと思います」

●小野伸二選手（清水）
「相手は残留を争うチームで、自分たちも前節（C大阪戦）で悔しい思いをしているので、今日は厳しい戦いになると思ってました。前半はバランスが悪くて、前半最後に得点できていなかったら、後半はわからなかったと思います。（ゴールシーンは）ボールが来ることは感じていたので、あとはゴールするだけでした。今後も1試合1試合集中して、勝点3を取るために全員で力を合わせて戦いたいです。勝つことが先につながるので、勝ち続けたいと思います」

●中村祐也選手（湘南）
「チーム自体でボールが落ち着くところがなかったので、難しい試合でしたけど、本田選手の横とかでしっかりボールを受けて、前を向けるように意識してやりました」

Q：前半は本田選手にあまりボールを散らさせなかったですね。
「そうですね。ディフェンス面ではそこを消すという狙いはあったので」

Q：失点するまでは悪くなかったように見えましたが？
「悪くはなかったし、DFラインも僕らがアグレッシブに前から行ったらしっかり前から行けるようになっていた。僕らがプレッシャーに行って、後ろで奪えていたから、バランスは良かったかなと思います」

Q：降格が決まってしまいましたが、次に向けて切り換えられる部分もありますか？
「今は何も考えられないです。ただ、今日はすごく点を入れられたけど、それでもサポーターはすごく応援してくれた。残りの試合もしっかりやることだけを考えたいです」

●坂本紘司選手（湘南）
「前半はコンパクトにやれていたし、1人かわされても、もう1人行くというのができて、奪ってからカウンターという展開ができていた。しかし1点取られて、うちは引き分けでもダメだから出ていかなければいけないということで、スペースができてしまったと思います。うちも前に行きたいし、前の選手はちょっと戻れなくなってきて、オープンな展開になってしまいましたね」

Q：ゴールが壊れた影響はありましたか？
「いや、とくにないと思います。再開直後にやられたわけでもないし。ただ、ロスタイムが出たときに、もう1回引き締めてやろうと言っていて、そこでやられてしまったので…」

Q：こういう状況でもサポーターはすごく応援してくれていますが？
「だから、残りの試合も大事にしないといけないですよね。僕は出場停止ですけど、こういう中でもやらないと絶対に強くならないし、大事ですよね。この経験は、本当にムダにしてはいけないと思うし、本当に悔しい」

●都築龍太選手（湘南）
「セカンドボールを拾って攻撃に繋ぐなど、とくに前半は気持ちの入ったプレーが出ていた。前半相手に与えた1点は余計だったけど、うちが1−0でリードしてもおかしくない内容だった。先制点を取れていれば展開も違っていたはず。ただ、それでも勝てなかったのは自分たちの弱さやと思う。チームを助けるために自分はここに来て、力になれなくて申し訳なく思っている。それでも、今日はみんな気持ちを出して闘った。今日の前半みたいなサッカーを残り4試合も続けていきたい。いままでやってきたことの誇りをもって、１試合１試合を大事にしたい」

●臼井幸平選手（湘南）
「とくに前半はいいゲームができたと思う。それでも結果は付いてきていない。今季は僕自身にとって2度目のJ1だったが、結果は残念だし不甲斐なく思う。判断やパス、トラップ、シュートなどの、すべてのスピードが足りなかったのではないかと感じている。この悔しい経験をプラスに考えて、またみんなで一丸となって前向きに取り組んでいきたい。まだ4試合残っているので、意地を見せたいと思う」

以上