11月14日(日)J1 第30節 浦和 vs 京都(14:00KICK OFF/埼玉)
スカパー!生中継 Ch363 後02:00〜
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「負けてない時はみんな連動していたし、簡単な失点がなかった。集中力が全体的に切れてきている」
柏木陽介は3連敗の原因をそう分析する。確かにもったいない失点が続いた。磐田戦では軽率なプレーから失点を喫し、山形戦では最も注意すべきセットプレー一発に沈んだ。広島戦の失点に関しては、相手の優れた技量と戦術眼を称えるべきだが、大事な時期に集中を欠くプレーが続いてしまったのは残念だ。
公式戦10試合負けなしという明るい光によって見えにくくなっていた問題も改めて浮き彫りになった。浦和はポゼッションを基調としたサッカーを展開していて、リズムに乗っているときは小気味良くボールが回る。滑らかなパスワークからフィニッシュに至る一連のプレーには成長の跡が見られる。だが、一旦テンポが悪くなると、なかなか立て直すことができない。
ボールを持ってから次のプレーを考えることが増え、周囲の動き出しも乏しくなる。裏に抜け出すプレーを得意とする選手が少ないことも起因し、リズムが悪くなると全体的に足元で受ける回数が増え、攻撃が手詰まりになりやすい。
その問題点がなかなか改善されない現状を考慮すると、流れをつかんでいる内にチャンスをゴールに結びつけることが勝利に向けて重要になってくる。90分間で全くチャンスが作れないという試合はほとんどない。
気になるのはエジミウソン以外のゴールが少ないことだ。浦和は2列目以降の選手の決定力に問題を抱えている。そういう意味ではシュート技術の高いポンテの復帰が待たれるところだが、すでに全体練習には合流しており、京都戦で戦列に戻る可能性も出てきている。
本人は「だいぶ良くなって痛みもほとんど感じないが、100%ではない。あとは監督が決めること」と語っているが、復帰となれば心強い。得点源であるエジミウソンとのホットライン復活という面でも頼もしい戦力だ。「攻撃のアクセントになる」と柏木も起爆剤として期待を寄せる。
京都は浦和と同じくリーグ戦3連敗中で、この試合を落とした時点で16位以下が決定する。勝利を収めたとしても、他会場の動向次第では悪夢が現実になるという、まさに崖っぷち状態。「自分が逆の立場ならかなりのモチベーションで行く」と坪井慶介が言うように、この一戦に死に物狂いで臨んでくるはずだ。
相手の守備を翻弄するような仕掛けはあまり見られないが、強引に扉をこじ開けようとする攻めには迫力がある。川崎F戦では出場停止の柳沢敦に代わって西野泰正がスタメンを飾ったが、長身FWをターゲットにしたロングボールからセカンドボールを狙うという力技で、ゴール前に迫るシーンを何度か作っていた。
身体能力で弾き返すタイプがいない浦和にとっては、そういった力押しの方が嫌だろう。秋田豊監督がどのような選択をするのか注目したいが、ハイボール戦術で臨んできた場合にはセカンドボールを良い形で拾われないように注意しなければならない。特にドゥトラ、ディエゴには、十分に目を光らせておきたい。
浦和は対京都戦、過去10試合(リーグ戦)で7勝2分1敗と圧倒しているが、この一戦にかける気持ちは間違いなく京都の方が強いだろう。果たして浦和が引導を渡す役を担うのか、それとも背水の陣を敷く京都が意地を見せることになるのか。
以上
2010.11.13 Reported by 神谷正明
J’s GOALニュース
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