11月7日（日） 2010 J2リーグ戦 第33節
岡山 1 - 0 大分　（13:04／カンスタ／6,302人）
得点者：87' 李東明（岡山）
スカパー！再放送 Ch185 11/8（月）後01:30〜
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●影山雅永監督（岡山）：
「5試合負けなしの大分が相手で、しかも並びが替わって、選手が対応できるか否かが今日のキーになると思っていましたが、うまくやってくれたと思います。対応しながら、ここ数試合で一段レベルを上げられた、ボールへの寄せの連続を90分間続けられたこと、サポーターの後押しがあって、最後に1点を取って勝つことが出来たのは大きな収穫だと思っています。以上です」

Q: 大分の並びが替わって、狙っていた部分はありますか。
「並びは裏表があるものですから、奪ってすぐ、３バックのサイドを起点に出来ればと思っていました。そこからのクロスや李東明のヘディングなどが、点につながる匂いというものがあったのかと思います。
（Q:とくに大分の左サイドの裏のスペースを狙っていたんでしょうか？）そっちからプレッシングをしたいと思っていましたが、選手には要求しませんでした。結果的にそちらからボールを奪う、攻撃が出来る回数が増えたということです」

Q：途中交代で入った選手がゴール、アシストしました。彼らを入れた意図は。
「白谷建人の足がつって、これだけ前線から追い回してプレッシングを掛け続けることは疲労度が高いんですが、逆に言うと、これが効いていれば、相手の攻撃を止めることが出来ますし、効かなくなれば相手に押し込まれることですので、選手は最初からフルでいってくれと、選手が替わっても同じようなプレッシングを続けてもらおうというところが、交代の意図でした。
梁コーチがまとめた、大分を相手に、こういうところをやればチャンスになる、ということを、選手が自分たちでピッチの上で応用しながら作り出して、代わった選手も理解して出て行って形を作ったのは大きなことだと思いますね。
李東明は先週から復帰して好調だったんで、いつ使っても大丈夫だろうと。久木田はサイドでのプレッシングの連続、スピード、裏への抜け出し、クロスというところで、真ん中よりサイドで使う方が有効だろうと。岸田を中に入れたり、外にと忙しくさせましたが、彼の場合はいろんなところで出来るのでアレンジしやすかったなと思います」

Q:それぞれの選手の評価は？
「久木田紳吾選手は、タイミングとシチュエーションが合えば使える選手、その答えを出しましたので、チーム内でいい競争が出来るんじゃないかと思っています。李東明選手は、調子のよかった時にケガをした無念があって、練習でいいパフォーマンスして、使いたいと思わせたんですね。これからもいいパフォーマンスをしてほしいと思っています」

Q:得点シーンは見事なクロスでしたが。
「そんなに見事だったかな（笑）。その前のシーンで、李東明がヘディングで放ったいいボールがあったので、彼ら自身で何となく掴めていたんじゃないでしょうか。同じような形で低いボールを冷静に、よく決めてくれたと思います」

Q:今季初の2連勝です。
「もっと速くサポーターの皆さんに見せることが出来たらよかったんですが、我々は喜んでいる状況ではなくて、リーグでいえば下位にいるチームですので、よくなったところをスタンダードにして、これからどんどん上げていかないといけないと思っています。シーズン最後まで続けることが大事だと思っています」

Q：無失点のゲームは12試合ぶりくらいで、かなり久しぶりですが、守備でうまくいったのはどの点でしょうか。
「相手が流動性のあるチームですから、普通にボールに行け、だと外されてしまうんですよね。ですから対策として少し規則性を確認する意味で、非常によく理解して、ハードワークをしてくれて、相手が違う形にして来ても対応してくれました。ゼロで抑えたことは非常に大きく評価しています。
3トップの間で受けるところは難しい課題でしたが、前半の20分を過ぎる頃に、こうすればこうボールを取れる、ということを自分たちで見つけたことが大きかったと思います」

以上