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【J1:第29節 鹿島 vs 名古屋】プレビュー:逆転優勝に望みを繋ぐ最後のチャンス。鹿島がホームに首位独走の名古屋を迎え討つ。(10.11.07)

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11月7日(日)J1 第29節 鹿島 vs 名古屋(16:00KICK OFF/カシマチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch181 後03:50〜
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オリヴェイラ監督が就任してからの過去3年、鹿島は11月以降一度も負けたことがない。引き分けたのさえたったの1度。11勝1分けという圧倒的な数字を残してきた。さらに、マルキーニョスは対戦相手の名古屋に対し目下5戦連発と相性を良くしている。08年、09年とホームで連敗を喫しているが、カシマスタジアムでは15年間負けを知らなかった。しかし、そうした好材料も勝点差11という巨大な数字を目にすると霞んでしまう。残された試合数はわずかに6しかないのだ。

「1年ぶりに、またあの感じが味わえると思っていたんですけどね」
岩政大樹は、前節の新潟戦の敗戦を悔いると同時に、自分たちがすぼめてしまった優勝の可能性について独特の表現をした。「あの感じ」とは、優勝争いの当事者だけが味わうことができる高揚感のことだ。つい先日に行われたヤマザキナビスコカップ決勝を思い返せばよくわかるだろう。あの試合に限っては、当事者でなくとも高揚感を味わうことができる歴史に残る名勝負だったが、選手にとってもサポーターにとっても、優勝の歓喜を味わうために苦しいことがあっても戦うことができるのだ。
ただ、今年の鹿島は自らの失態でその立場から滑り落ちてしまった。もう一度そこまではいのぼるためにも、この試合は絶対に勝たなければならない。

やるべきことは高さへの対策だ。08年にカシマスタジアムでの対名古屋公式戦連勝記録を21で止められ、09年も1-4と大敗。どちらの試合も高さを利用した名古屋の攻撃に直接やられたわけではないが、そのこぼれ球への集散が勝負を分けている。セカンドボールを支配できるかどうかが鍵となる。
そこで押し込まれなければ、スピードを持ち味にするマルキーニョスと興梠慎三の2トップが生きてくる。名古屋のDFにプレッシャーをかけることもできるはずだ。しかし、前線が孤立してしまっては、いくらスピードに勝ると言っても簡単ではない。布陣をコンパクトに保ち、ボールを支配して、先制点を奪う。前半戦で快勝した内容をもう一度再現したいところだ。

とはいえ、名古屋は圧倒的な個の能力を持つ選手が多い。ここ最近は、苦しい試合もなんとかものにする勝負強さで、神戸、C大阪から勝点3を拾い、2位以下を突き放してきた。
チームの中心選手である田中マルクス闘莉王が復帰できるか微妙な状況だが、それをものともしない力強さがある。無理をせずとも良い状況まで勝点差が開いているのは、名古屋にとってなによりのアドバンテージだ。

横浜FMに快勝しながら、新潟では良い所を出せずに惜敗。試合後、選手たちは落胆の色を隠せなかった。ただ、優勝への望みはギリギリ繋がっている。
奇跡を起こせ!

以上

2010.11.06 Reported by 田中滋
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