10月31日（日） 2010 J2リーグ戦 第32節
栃木 1 - 2 岡山　（13:03／栃木グ／2,937人）
得点者：2' リカルドロボ（栃木）、9' 白谷建人（岡山）、52' 野田紘史（岡山）
スカパー！再放送 Ch182 11/1（月）後04:00〜
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●影山雅永監督（岡山）：
「お疲れ様でした。難しい試合にはなるだろうとは思っていた。我々が開始早々に浮足立ったところから失点したが、そこから持ち直して、すぐに追い付けた。そして後半の頭にリードできた。ここのところ後半にリードしても、もたつくところがあった。今日も栃木さんの猛攻、最後まで諦めない迫力のある攻撃を、うちの選手達は『終盤にまた追い付かれてしまうのか』という精神状態と戦いながら、なんとか勝利をもぎ取った。そう言う意味で大きな勝利だったと思う。最後まで諦めずに戦ったことが、最後のＰＫを止めたプレーに繋がったのかなと思う。非常にポジティブなゲームだったと捉えている」

Ｑ：前回の対戦と比べて今日の栃木の印象は？
「前回の岡山での試合は先制したが逆転負けをしたが、そこは全く関係ないし、そこの反省よりも目の前の1試合1試合を戦うだけで、以前と今日の栃木も全く違う。自分達の戦い方を思い切り出したことが、今日の２−１という結果に繋がったと思う」

Ｑ：久木田選手の起用の意図と評価は？
「特別指定選手なので今週1週間、トレーニングに加わったが、最後のところで引くのではなく、彼は献身的に前からプレッシングもできる。守りに入るのではなく、どんどんボールを追って、相手にプレーをさせないということが交代によるメッセージ。守備でも動き回り、相手に効果的なボールを蹴らせないことでは貢献してくれた」

Ｑ：前節と異なり気持ちも運動量も落ちなかった要因は？
「前節はリードしながら、2点のリードを追い付かれた。僕も含めた僕等の試合運びなどを選手と話した。やれていることは、このまま続けようと。最後の時間のところはやり続けて、自分達でものにするしかないと選手達は言っていた。僕もそう思った。ベンチワークもふくめて、やれているところを続けようと。それを今日は出そうと話した。それが今日はできたのではないかなと思う」

Ｑ：久木田選手は合流したばかりだが、ベンチに入れたのは戦力としてかなり見ているからか。
「早い時期に獲得を決めたし、特別指定選手にしたのも、そういうところがある。それとFWに怪我人が出ているので、そういうタイミングも重なった。彼はうちがやっているコンセプトに合っているし、攻守に渡って練習から馴染んでいたので、使うことに躊躇いはなかった」

Ｑ：今後の課題、修正点は。
「栃木が前掛かりになった時の運動量や、切り替えの部分で置いていかれることがあった。後半の後半、残り15分で見られたのはハードワークの根比べになり、負けてはいけないところ。リードしているとなんとなくバタつくので、ここ数試合で勝ち切れなかったのは、そこが原因だと思う。そういう意味でも今日逃げ切ったことは好材料になると思う」

Ｑ：岸田選手が下りてきてチェックするプレーは、彼のプレースタイルなのか、それともチーム戦術なのか。
「裏に抜け出してスピードを活かすのが彼のプレースタイルだが、守備でも非常にチームへの貢献度が高い。ボールへの寄せが早く、自由にさせない。2トップにスピードのある選手を使っているので、どうしても前に2人が残ってしまうとボランチのところでセカンドボールが拾えなくなる。チームとしてそういう時には縦関係になってくれと伝えてある。90分間、彼の献身的な動きは大きかった」

以上