10月30日（土） 2010 J1リーグ戦 第28節
浦和 0 - 1 山形　（15:04／埼玉／21,625人）
得点者：81' 田代有三（山形）
スカパー！再放送 Ch183 10/31（日）前08:00〜
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●フォルカーフィンケ監督（浦和）：

「数え切れないほどの得点シーンをペナルティエリア内、付近で作ったが、得点に結びつかなかった。この結果は悔やまれるが、ある意味で妥当な部分もある。選手たちにも悔やまれるゲームで、全員が努力はしていたが、今日はペナルティエリア内で得点を決めるために必要なメンタルの強さ、質を発揮できなかった」

Q:ペナルティエリア内でのメンタルの強さ、質と言ったが、複雑なことをやろうとしすぎていたように見えたが？
「確かにペナルティエリア内で時間をかけてしまった部分はあるが、今日の試合は簡単なものではなかった。エリア内にはたくさんの山形の選手たちが戻ってきて、守備をしていたし、多くの選手がいたので、私達が突ける隙がほとんどなかった。このような状況では素早く判断して展開していくことが求められる。例えば、FK、リスタートで素早く展開していれば、相手が陣形を整える前に攻撃ができていた」

Q:相手の方が人数は多かったが、浦和には粘りがなかったように思う。例えば、セルヒオはあと少し足を伸ばせばいいところで出ない。競り合いのなかで人数が多かったのは確かだが、全体的に粘りがなく、絶対にゴールを奪うという意識が足りなかったように見えたが？
「確かに何人かは後半に入って冷静な意識を失ってしまったところはある。焦り始めて、本当ならもっとはっきりとプレーすべきだったところや、もしくはシンプルな判断が求められる場面で難しくして、焦ってボールを失うというのを繰り返していた。後半に焦り始めたのは事実で、それでいくつかのチャンスを潰していた。ただ、今日はチャンスをたくさん作れなかったわけではない。エジミウソンだけで、３、４回フリーでシュートを撃つチャンスがあった。他の試合なら決めていたかもしれない。チャンスを作れていなかったら別の問題になるが、相手のペナルティエリアに侵入することはできていた。途中から入った高橋峻希や、原口元気も悪くなかったし、優れたプレー見せた。ただ、ペナルティエリア周辺、中で正しい判断をするという部分では、改善の余地がある」

Q:柏木はミドルがうまく、今日も１本打った。山形は守備を固めているので、外から打てばいいのに、そのあと打たなくなったことに違和感を感じたが？
「外からミドルシュートを打つなという指示があったわけではない。エジミウソンも２、３回打っている。エスクデロも２回、距離のあるところから打っていた。ただ、枠を捉えることができなかっただけ。確かに、いくつかの部分でもう少し早くシュートを打つべき場面はあった。ほんの少しの時間にシュートコースが空いたときに狙うということをもっとやるべきだった。しかし、何人かの選手たちは２、３回蹴ったあとに枠を捉えられないということがわかると、次の状況でシュートではなく味方へのパスを選択していた。それは悔やまれることで、２、３回ミスをしたからといってあきらめるのではなく、そのあともいくべきだったと思われる状況はいくつかあった。ただ、それぞれの選手を批判することはしない。サッカーでは押していても得点できないでいると、チームもナーバスになってくるし、何人かは焦るようになる。今日はそれが起きた」

Q:担架で運ばれたサヌの状況は？
「まだ、詳細な情報を待っているところだ。試合の途中で呼吸困難になっていた。空中戦で競り合ったときに、相手選手のひじがノドに入ってしまい、そのあと呼吸ができなくなった。現在、治療を受けていて詳細はわからない」

以上