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【J1:第27節 神戸 vs 名古屋】レポート:決してよくない内容ながらも名古屋が勝点3を手に。神戸は10戦未勝利。(10.10.24)

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10月23日(土) 2010 J1リーグ戦 第27節
神戸 1 - 2 名古屋 (19:04/ホームズ/15,276人)
得点者:5' 玉田圭司(名古屋)、30' ダニルソン(名古屋)、70' ポポ(神戸)
スカパー!再放送 Ch185 10/25(月)後00:30〜
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首位・名古屋を圧倒できた後半だったからこそ、神戸にとっては、立ち上がりのFW玉田圭司による先制点、そしてMFダニルソンの豪快なFKによる2失点目が悔やまれてならない。後半、ケガ人も出る中で一気に勢いが低下した名古屋を相手に、神戸が示した勢いを考えれば、最低でも勝点1を手に出来た試合だったと思うからこそ。

神戸・FW大久保嘉人、DF河本裕之が出場停止の中、DF小林久晃が約1ヶ月ぶりに、またFW小川慶治朗が約半年ぶりに、先発出場を果たしたホームでの名古屋戦。控えには初のベンチ入りとなるMF森岡亮太を置くなど、若く、フレッシュなパワーに期待を寄せて、戦いの幕があける。
だが、出ばなをくじかれるように、開始からわずか5分。名古屋の右サイドバックDF田中隼磨のクロスに頭で合わせたFW玉田圭司にアッサリと先制点を奪われてしまう。しかも30分には、約25メートルの距離のFKを名古屋のMFダニルソンに豪快に決められて0−2。首位・名古屋と16位・神戸という、順位に見るほどの差はないスタートだった中で、スコアでは大きく差をつけられてしまう。
またしてもビハインドを負った展開を強いられた神戸は、その後、負傷したMFボッティに代わってFW吉田孝行を投入。反撃に出ようと攻撃の姿勢を強める中で、39分、神戸に絶好の得点チャンスが生まれる。右サイドのDF石櫃洋祐からのクロスが中央のFW小川の頭上を通り越してうまくファーサイドに流れ、ゴールまでわずかの距離でMFエジミウソンがボールを受けたのだ。だが、左足でのシュートは大きく枠を逸れ、ゴールを奪えない。試合後「名古屋との差は決定力の差」だと言い切ったのはDF石櫃だがまさにその通りで、決して多くはないゴールチャンスを確実に得点に結びつけた名古屋との差は明らかだった。

「獲られた2点はしょうがない。まずは1つ返せばゲームは動く。」
ハーフタイムに神戸・和田昌裕監督が選手に伝えた通り、後半、試合のペースを握った神戸は70分に右サイドのDF石櫃のクロスにファーサイドでMFポポが頭であわせて1点差に追い上げ、一気に試合の流れを引き寄せる。「前半から名古屋の引きが早かっただけに中盤のところでゆっくりとボールをまわせればと思っていたが、前半は焦りからか自分たちのミスで相手にボールをやっている印象だった。それが後半はしっかり間、間にボールを動かせたし、繋いでくれた(和田監督)」との言葉通りに攻撃にリズムを見出し、グイグイと名古屋を押し込んで行く。
だが名古屋の集中も途切れない。MF金崎夢生やMFマギヌンが負傷交代になるなどアクシデントに見舞われながらも、気迫の感じられるパフォーマンスで、神戸の攻撃を弾き返す。更に85分にはFW玉田圭司に代えてDF千代反田充を投入するという3つ目の交代をストイコビッチ監督が決断した後、DF闘莉王が右足ハムストリングを痛めたため、最後は足をひきずりながら前線でプレーをするという事態にも追い込まれたが、最後まで痛みを押してピッチに立った闘莉王の気迫もチームの士気を高めたのだろう。5分のアディショナルタイムも含めて、最後まで神戸の猛攻にさらされながらも神戸にゴールを与えることはなく、リードを守って試合終了。『連敗』を阻止した。
勝利を手に出来なかった神戸は、10戦未勝利となり降格圏の16位からも抜け出せなかったが「負けたけれども戦う姿を来ていただいた方に魅せられた試合だった。そこは私も満足しているし選手たちを評価してあげたいと思っています」と和田監督。実際、ここ数試合は内容、結果ともに良くない試合が続いたことを思えば、手応えを感じられる後半であったことは間違いない。対する名古屋も前節での大敗のあと、いかに気持ちを切り換えて今節『勝点3』を引き寄せられるかが、一つのポイントだったが、内容的には決して良かったとはいえないものの「分けか負けるようなことがあればマイナスの風が吹いてしまうので、勝って良かった」とはDF闘莉王。何よりも『結果』に拘った一戦でそれを確実に手にしたと考えれば、この『勝点3』は今後の戦いにも意義深いものになっていくはず。そうして、それぞれが得た収穫を次節にどう繋げていくのか--。Jリーグも残り7つ、正念場の戦いが続く。

以上

2010.10.24 Reported by 高村美砂
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