10月23日（土） 2010 J2リーグ戦 第31節
横浜FC 1 - 0 千葉　（16:03／ニッパ球／8,855人）
得点者：43' 西田剛（横浜FC）
スカパー！再放送 Ch182 10/25（月）後01:30〜
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●岸野靖之監督（横浜FC）：

「勝てると思っていたし、今のチームの成長、惜しい試合が何試合か続いていたんですが、力はつけてきているのは自分の中にははっきりと手応えがあって。けれど、結果にあとちょっとというところだったんですが、今日は勝つために根性を出して戦えるチームになったかなと、改めてそう思いました。

Q:前回の千葉戦（0-4）から今日までチームとして成長した部分はどこでしょうか。
「成長した部分は、おいしいご飯を食べて体が強くなってきたというか（笑）。それでは答えになっていないですよね。宣伝したらいけないのかもしれませんが、レオックの食事はおいしいんですよ。

勝ちたいとか、粘るとか、そういうことがどういうことなのかを、みんなが理解してプレーで表現するようになった。そこだと思います。走り負けることも基本的には減ってきていると思うし、切り替えのところとか、サッカーの中で重要な要素の球際とか、粘り勝つとか、集中するとか、そういうところがみんなが理解して表現できるようになったかなと。本当はまだまなんですが、これからに向けての過程だと思いますね。そういうのが少しづつ始まっているのかなと。

あとはご飯。食べれん選手はアカン。おいしく頂いています（笑）」

Q:2トップのコンビで点を取りましたが、2トップの評価をお願いします。
「まだ下手やなと（笑）。相手にとって嫌なことというのは、あきらめずに粘ってくることなんですね。そんな中から、どこにコントロールしてどういう展開をするだとか、シュートを打ちにいくとか、どこが空いているのかとか色々あると思いますが、難しいボールを自分たちのものにする、そういうことはすごいあったと思います。決して相手に簡単にプレーさせないようにした。2人で、難波がスペースに走り込んで、あれは西田のことを信じて蹴ったと思うんですが、よう決めた。ジェフの選手は何人かおったと思うんですが、非常に高いジャンプで。あれは、よくポストに当たって外側とか上に行くんですが、内側に当てて入れた、これも根性だと思いますね。あれを内側に当ててゴールにするというのが、かっこよく言えば気持ちで入れたとか、ボールに気持ちが乗り移って中に転がったということだと思います。みんなの思いがあそこに入ったと思います。2人で声を掛け合って、試合前出て行く時もすごいいいコンビみたいなものを感じました」

Q:左利きの深井のところのケアを丹念にされていたと思いますが、いかがでしょうか。
「対面する阿部巧は左利きですが、切りすぎると右足も多少蹴れるし、でも左足も頭に入れてプレーするということと、ボランチが中に入ってきた時にはセンターがそのシュートコースを消すことと、ボランチも中からシュートコースを消すということをミーティングで言いました。非常に、早いし仕掛ける力を持っているので、飛び込まないこともそうだし、時間を掛けさせてスピードダウンさせる、大きく言えば、入ってきた時にセンターバックとボランチでフタをするということを試合前に言いました」

Q:かなり良くて来ていたと思うのですが。
「彼はシュート何本打ったんでしょうか。彼の試合を何試合か見た中で、自分の思い通りに行かなかったら良さが消えていくところがあって、そこは我慢比べだと思ったので、飛び込まないようにして、乗りやすいようにさせずに粘り強くということをみんなでやったと思います。ジェフの大きなところは、苦しくなったらネットめがけて入れて、セカンドのところをどうやって取るか、セカンドの入りが鋭いチームなのでそこを気にしていました」

Q:西田選手のキープが素晴らしかったと思いますが、キープの仕方など普段の練習からどのような指導をされているのでしょうか。
「今日の難波と西田はボールを収めていた方だと思うんですが、あそこに起点ができないと後ろが追い越すことができないので、とにかく最初のタッチから次のタッチの動かし方は、何回か練習したと思います。あと、彼がどう工夫したかは、彼の力だと思うので。非常に今日は粘りのあるキープをして、前は簡単に転がっていて。
試合前に、『今日は2点取りますから』と僕に言ってきて1点しか取っていないですが、まあそれぐらい今日は自信があったんでしょうね。久々の先発なので、彼はこのチームの中でも根性と言うか、体で表現できる選手のうちの1人なんで、今日は本当にそれをやろうとしたということ、気持ちは入っていたと思います」

Q:根性というところでは、シーズン当初は気負いになっていたと思いますが、それが解消されたのはどういうところでしょうか。
「今までは、本当の根性ではないんですね。本当の根性は僕が見せているんで、僕についてこいという感じですね。
僕らこれから帰って映像を見るんですが、やはり球際のところとか、ボールウォッチャーになっているところとか、体を張っていないところとかというのを、あと繋ぐところとかをいくつか抜き出すんですが、そこでできていなければ結構僕にボロカスに言われるんですよ。そのボロカス言われないために、みんな必死にやると。確認ビデオというんですが、そういうところの細かな修正をみんなが理解して、この横浜FCはどういうことをせなアカンかというのを、映像だったり、トレーニングで理解していくことだと思います」

Q:ビデオというのは、この後すぐですか？
「はい。この後すぐ。ナイトゲームの時もそうで（深夜）3時ぐらいになることもあるんですが、次の日に見せるんですが。勝った時は楽しいですね（笑）。負けた時は、もうやめようかと思うんですが、そこで負けたらアカンので」

Q:今日ベンチ入り6人ですが、怪我人がそんなに多いのでしょうか。
「そんなに多いですね。カイオは出場停止だったんですが、来週になったら何人かは戻ってこれるかなと。逆に戻ってこないとあかへんと。まだ確実なことは来週になってみないとわかりませんが」

以上