10月16日（土） 2010 J1リーグ戦 第26節
清水 1 - 1 京都　（19:04／アウスタ／14,221人）
得点者：4' 原一樹（清水）、89' ディエゴ（京都）
スカパー！再放送 Ch185 10/18（月）前07:30〜
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●秋田豊監督（京都）：

「今日のゲームプランとしては、先に早い段階での失点を避けようという話をして入りましたが、またそのプランも崩れてしまって。選手たちも多少なりとも動揺したんですが、その後の戦いぶりを見ると、ここ3試合での失点によるメンタリティーの低下は少なく、ビハインドはありながらも戦う気持ちを全面に出しながら90分間プレーしてくれたと思っています。そういう意味では、気持ちの面での同点弾だったと思います。ただ、相変わらず苦しい状況は変わらないので、この勝点1というのを価値あるものにしていきたいです」

Q:立ち上がりの失点については、今後も課題になると思いますが、今後に向けては？
「メンタリティーのところを変えるということと、失点の前にも簡単に短いパスをして相手に取られてしまった場面があったので、僕から見れば弱い気持ちのところが出てしまって、その失点につながっているなと感じました。だから、そういう弱い気持ちというのを払拭させるためには、来週1週間、どういうふうにしていくかというのを再確認してやっていきたいと思います」

Q:後半の攻撃に関しては、狙い通りのことがある程度できていましたか。
「そうですね。前半も、切り換えの早さとボールを奪うところで自分たちがボールを保持する時間というのは長かったので、そういう意味では、良いとは言いませんが、何回かビッグチャンスを作ったので、そういう意味ではネガティブには考えていません。で、後半に入って、自分たちがボールを持っているときにどういうイメージでボールを回すのか、どうやって崩していくのかというのを再確認して、後半に臨みました」

Q:それができたという手応えは？
「ある程度はできました。選手交代の中で、それを得意とする選手を入れながら、清水はしっかりと中を固めてくるチームなので、しっかりとサイドを崩すというところができたからこそ、ああいう得点が生まれたんじゃないかと思います」

Q:まだ厳しい状況にあるとおっしゃってましたが、メンタル以外の面で、技術的、戦術的にどういう部分を高めていきたいですか？
「すべての面で上げていかなければいけないと思いますね。キックの精度というものは、清水には非常に高い選手が多いので、そういう意味ではそういうところも上げなければいけないし、決定的なところでの仕事というのをできるように改善していかなればいけないと思っています」

Q:今日はボランチのところから、なかなか良いボールが入らなかったように思いますが、そのあたりの修正はいかがですか？
「後半に、中村充孝という選手を入れて、ボールの配球というか、バイタルにボールを入れる質を変えるようにはしました」

Q:先発の2人は、ある程度守備に重点を置いていてもしかたないと？
「そういうわけではないんですが、そういうトレーニングも積み重ねながらやっていますが、なかなか相手があることなので、うまくいく場面もありますし、いかない場面もあると思います。ただ、相手がしっかりとリトリートしてきて、ボックスの前に9人がしっかりとゾーンを張ったところでの崩しというのは、どこのチームも手を焼いていると僕は思っています。いろんな試合を見ていていても、強いチームは決定力のある選手がそこでロングシュートを決めたり、セットプレーから点を取ったりというところから、相手の守る姿勢を崩すようになっていると思うので。やっぱりああやって守られると、崩すのはなかなか難しいと思います。ただ、その中でもこの1点を返したということは、非常に価値があると思います」

Q:現時点で、今日の勝点1の意味というのは、どんなふうに感じていますか？
「ここ2試合は大敗してますので、そういう意味では、清水が相手でビハインドから盛り返してドローにしたというのは、メンタル的にところからしたら、非常に価値ある勝点1だったとは思いますね」

Q:3人目の交代でハウバート・ダン選手を入れた狙いは？
「いろんな意味合いがありますね。彼に関しては、考えもつかないようなプレーができることがあるので、そういうものを狙った起用でした」

以上