第29節の水戸戦、愛媛は試合終了間際のゴールで粘り強くドローに持ち込みました。その貴重な同点弾を決めたのはFWのジョジ(ジョジマール)。ここ5試合はスタメンで出場し、2得点を挙げてチームの好調(直近7試合で4勝2分1敗)にも大きく貢献しています。自身の好調の要因については、「点を取りたいという気持ちがあるから」と語るジョジ。ゴールに向かう気持ちがプレーにも表れるようになったことと同時に、結果を出せなかった前半戦を振り返って「けがをしていたときに頑張った筋トレの成果も出ている」ことも強調。プレッシャーを受けても、足元でしっかりとボールを受けることができるようになったことは「頼れる感じ(のプレー)になってきた」と、2トップのパートナー・大木勉も評価。「体重は変わらないから、脂肪が少なくなっていると思う」と続けたジョジは、体幹の強化がプレーの力強さにもつながり、それが自信にもなっている様子です。
プレーだけでなく、成長を続けているのがジョジの日本語力。もちろん、日々の取材は基本的に通訳なし。2008シーズン、甲府にいた頃に日本語の個人レッスンを受け、ひらがなとカタカナを覚えると、あとは独学。上達の秘訣を聞くと「テレビはあまり見ない。嫁がスカパー!でブラジルの番組を見ているから(笑)。日本語は、インターネットをしながら自然と覚えている」のだそう。「簡単な漢字、『今日』とか『木』とかなら書けるよ」というので「では、『勝つ』は?」と聞けば、「それは難しい。マジで」と笑顔で返答。さらに、「もっと勉強したい」と語るように、向上心は尽きないようです。
その向上心は、プレーの面でも同じ。目標を聞くと「何点取るというようりも、まずはチームが勝つこと。それで、たくさん点も取りたい」と力強く答えてくれました。数字こそ挙げませんでしたが、それでも、私も含めサポーターが期待するのは、2007シーズンに愛媛で記録したシーズン8得点を超えることでしょう。現在3得点のジョジがどこまでゴール数を伸ばすか。愛媛が目標とするシーズン8位以内を達成するためにも(現在12位)、今後のジョジの公私両面での成長と、ゴールには期待したいと思います。
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2010.10.14 Reported by 近藤義博
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