10月2日（土） 2010 J1リーグ戦 第25節
名古屋 2 - 1 仙台　（16:03／瑞穂陸／13,027人）
得点者：22' 梁勇基（仙台）、57' ケネディ（名古屋）、88' 小川佳純（名古屋）
スカパー！再放送 Ch308 10/4（月）後01:00〜
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●手倉森誠監督（仙台）：

「悔しいです。ゲームプラン通り進んで、しぶとく粘り強く、相手は攻勢に出てくるだろうから、だいたいは守備に力をかけて（試合に臨んだ）。
実際、前々節から残りを見た時に、無敗でね、リーグ戦を終えたい。そして首位の名古屋に対して、しっかり勝点を奪って帰るんだという目標を掲げて臨んだゲームで、粘り強く戦えた。今日の負けた悔しさを残りの9戦にぶつけたいと思います」

Q:前節の横浜FM戦での千葉選手の投入はバイタルエリアを埋める狙いでしたが、今回の意図は。それと勝点１でもいいという気持ちだったチームがカウンターで決勝点を奪われたということに対しては。
「決勝点はカウンターで、我々がボールを持っていたのに相手に渡してしまったという不注意からでした。(千葉)直樹を出した時は、相手もね、ツートップ、サイドハーフを最終ラインのところに張らせてきて、人数をかけてきた状態。それからサイドからもどんどん放り込んでくるという展開で、直樹のヘディングが利くだろうと。やってくることはどんどん入れてくることだったんで、我々としてはバイタルのところに人数を増やして跳ね返したい。それをしのいでいれば、チャンスが来たときに、勝点１でいいというプランと、いや取りに行くんだという部分をね、両方持って、逆転されなければあのままで終わりたかった。アウェイで。途中でも、攻勢に出たいというようなところで、フェルと平瀬をね、それぞれ高さを失わないような交代でね、最後の交代のところを、もう少し早くやるかというのも考えていたんですけども。逆に1枚ずつ使って時間を使うというところもね、勝点１をつかむというところでは、するべきだったというのは選手たちともいま話してきました。そこは反省ですね」

Q:今回のゲームプランを教えてください。
「いま、グランパスは非常に好調だし、前回対戦した時は、相手が後ろ5枚と前5枚が分断されるような戦術というか、そういう感じになっていました。それがうまく連動するようになってきたのが好調の要因だという話をウチの選手達にも話をして、そのあたりのコンビネーションであったり崩しの形がすごくいいので、ウチとしてはアウェイですし、守備から入るという事は考えてました。そしてブロックの中に入ってきたところは厳しくやりたいと。基本的に取ってカウンターというところは、ゲームプランとして、取れた後、相手も90分間攻撃し続けることはできない。ですので最後、運動量的にイーブンになった時には我々の方が走りきれると思いました。もし０−０のままで行っても、後半に勝負かけたいというところはあったんですけど。まあ、ちょっと同点に追いつかれた時に、冷静さを僕自身が失いましたね」

Q:同点に追いつかれるまでの展開で、相手より出足がちょっと遅かったり、判断が遅かったりしました。あの時間帯は向こうの時間帯ということでしょうがないのか、それともこちらが何かできたのか。
「ゲームの流れと言うのは、どっちにも転がってくるものだし、それに対して、状況でチームが共通理解のもと、やれるかどうか。あの時間帯はしのぐしかなかった。ただその後は我々も相手陣に押し込んで攻めた時もありましたし、その時間は我々のリズムだったというのは間違いない。そこでのシュートがひとつでも入れば、点が取れればという。後半は面白い、一進一退のゲームだったと思いますけど」

Q:代表に選ばれた関口選手の今日のプレーについては。
「守備の部分では相変わらず頑張ってくれている。ただ攻撃のところで最初はパスを出すことばかり考えて、ミスパスも目立ったんですけど、自分が名古屋のスペースを見つけてボールを収めてドリブルで運ぶというあたりは、本来の彼の力を出してくれたと思います。それと、確実に突破できたところでの一発、フィニッシュのところ。自分がシュートした場面で冷静に梁に出せれば。2点目取れたシーンだったじゃないかとも思います。今日の悔しさを持って、頑張って来いと言っておきました」

以上