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【J1:第24節 神戸 vs C大阪】神戸側プレビュー:和田体制初のホームズスタジアムでの白星を!(10.09.24)

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9月25日(土)J1 第24節 神戸 vs C大阪(15:00KICK OFF/ホームズチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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長らく、白星から遠ざかっている。前回の白星は8月8日のホームズスタジアムでの浦和戦。以来、9月に入ってからの下位チームとの正念場の戦いでも白星は1つも挙げられなかった。その状況にクラブが動き、京都戦の敗戦の翌日である9月12日、三浦俊也前監督の解任を発表。あわせて昨年もJ1リーグ16〜20節まで約1ヶ月にわたり同チームの監督として指揮をとった和田昌裕の新監督就任が発表された。

度重なる監督交代に方々から賛否両論が聞こえてくるところだが、少なくとも、今回の監督交代は、チームに今、プラスの変化を生んでいると言っていい。「チームにいい競争が生まれるのは、監督が代わった瞬間によく見られる効果ですよ」と和田監督は謙遜するが、実際、選手たちは和田監督のもとで『1からの競争』を意識しているからだろう。練習は選手間にいい競争が生まれ、活気がみなぎっているし、選手たちの表情も2ヶ月近くも勝っていないとは思えないくらい明るい。それは前節の広島戦からも感じ取れ、白星こそ引き寄せられなかったものの、試合を通しての選手たちの『勝ち』に対する執念、後半にみせた攻撃力は、あきらかにチームの『変化』を伺わせた。

ただ、瞬間的にはそうした戦いが出来たとしても、問題は、それを継続できるかだ。どれだけ内容が良くても、勝てない状況が続けば自然とチームにはジワリジワリと重い雰囲気が立ちこめるし、選手たちは自信を失っていく。そう考えても、今、神戸に必要なのは言うまでもなく『白星』。前節の広島戦で示した組織としての戦いを『結果』に結びつけることで、巻き返しのきっかけにしたいところだ。
「勝っていない状況というのは、気持ちの部分でも戦いにくさがどうしてもありますから。よくなりつつある今のチーム状況をより上向きにするためにも、色気を出さずに勝ちきることに集中したい。個人的には京都戦で退場になりチームに迷惑をかけましたから。その借りを返す方法はピッチで頑張ること以外にないと思うので、とにかくチームのためにしっかりと仕事をしたいです(MF松岡亮輔)」

そのために求められるのは、やはり『得点』だろう。今節対戦するC大阪は、J1リーグで2番目の失点の少なさを誇る相手だが、そのC大阪の堅守をいかにこじあけられるか。もちろん、セレッソの今季のウリである攻撃力を思えばこそ「攻撃の時に、どんどんサイドバックやボランチが出て行くイメージがあるし、シャドーの3人はボールが入るとドリブルで積極的に仕掛けてくる。かなり攻撃のところでは注意が必要になる」と和田監督が警戒するのは当然だが、守りきれたとしても点が奪えなければ勝つことは出来ない。また神戸が攻めきることで相手の攻撃の勢いを押さえることも出来るはずだ。ホームでの戦いということを踏まえても、前節でみせた攻撃における積極性の再現を期待したい。
「相手にペースを掴ませないためにも、先制点が大事になる。ただ、相手もマルチネスやアマラウが中盤でいい仕事をしていますからね。彼ら中盤からの攻撃に厚みがあるだけに、相手にスペースを与えないように心がけなければいけない(MFボッティ)」
「前回の対戦では、シャドーの3人にセンターバックとボランチの間にうまく入られてゾーンの弱みを突かれてしまっただけにそのケアを徹底したいし、しっかりボールの出所を潰したい。その上でチームとしてよくなりつつある攻撃力を発揮したいし、僕もバランスをみながらどんどん上がっていければと思う。相手が前がかりになった時のカウンターも効果的だし、そのへんの共通理解をしっかり持って戦いたいです(MF松岡亮輔)」

思えば、和田監督が指揮をとった昨年のJ1リーグ、5試合における戦績は1勝2分2敗。唯一の白星であり、『監督』としての初勝利を挙げた20節の柏戦はアウェイでの戦いだったため、未だ『和田体制』としてはホームで白星を挙げられていない状況にある。これについて和田監督は「一番気にしてることを…」と苦笑いを浮かべたが、一方で「今、うちが置かれている状況はホーム、アウェイに拘る状況でもないし、とにかくベストを尽くすだけ。勝つことが一番の勢いになるし、自信も出てくるからこそ、次こそ勝ちたいね」と意欲を漲らせた。その言葉を今節で実現できるのか。チームに漂う雰囲気を思えばこそ、その可能性は決して低くはない。

以上

2010.09.24 Reported by 高村美砂
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