9月23日（木） 2010 J2リーグ戦 第27節
熊本 0 - 2 横浜FC　（15:02／熊本／12,036人）
得点者：3' 難波宏明（横浜FC）、34' カイオ（横浜FC）
スカパー！再放送 Ch186 9/24（金）前05:00〜
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●岸野靖之監督（横浜FC）：

「非常に良くファイトしたし、ボールへの強さもあったし、皆が統一感をもってサッカーをした。先制して追加点を取って、それから失点しない、ダメを押すと。ダメ押しはできなかったけど。前回アビスパに逆転負けをして、このチーム、ヘタるのか違う姿を見せられるのか、すごい重要な試合だった。しかし勝利に値するゲームをしたし、何人か前回とメンバーは代わっていたんですけど、新たな選手が力を出した。これは横浜FCが今取り組んでいる、全ての選手が底上げすると、そういうことができたと思います。あとは、たくさんの熊本のサポーターと、横浜FCを応援してくれる、僕らの宝物のサポーターとが、お互いに一生懸命チームを応援してくれて、たくさんの前で勝利ができて、すごい良かったと思います」

Ｑ：ゼロで抑えたというお話ですが、３試合ぶりの無失点。今日は後半押し込まれる時間はありましたが、守備やプレッシングのバランスが良かったように感じます。守備陣に対する評価は？
「後半はね、相手は負けているし、風を考えると前へのボールが絶対増えるし、ある程度、ラインは上げ過ぎず、その代わり下げ過ぎず。そういうことをハーフタイムで話をして、極端に下がってないし、ラインコントロールが非常にできていたかなと」

Ｑ：全体的なバランスも非常に良かったと思いますが？
「守備になったら１対１から１対２、数的優位を作る。これは運動量とか、ボールへの強い気持ちがないとできへんと思うのでね、それは今日あったと思いますね。涼しいし。暑くても走らなあかんのですけど、涼しくて走れへんかったら試合できひんので、それをちゃんとやったと。僕からすると当たり前のことですけど」

Ｑ：前半は右サイドからの攻撃が目立っていたように感じますが、これは狙っていたんでしょうか？
「基本的に、右からしかあかへんとか左からしかあかへんとか、意図的に右からとかでなく、状況次第だと思います。そんな中で、ヤナギ（柳沢）と武岡のところはちょっと久々だったんで、あそこから高い位置にプレッシャーかけるとか、サイドを追い越すとか、そういうことは右も左も、基本的にはいつもやれということなんですけど、慣れてる分、ちょっと多かったかなと思いますね。左のエデルは今シーズン初の先発で左サイドだったんで、その辺はあんまりなかったのかもわかりません。空いてるとこはどっちでもええんで、ハイ」

Ｑ：熊本の攻撃についてはカウンターを想定されていたかと思いますが、実際には動かす時間もありました。試合中に何か修正された点などは？
「向こうの攻撃の始まり、これはおそらくファビオ、松橋がボランチの背後で受ける動きと、そこに中盤の選手がどう絡んでくるか、それからサイド（バック）が高いところを取れるかどうか、基本的にはそれやと思うんで、それは練習でもやってたし、そこのケアは皆で話していたので、予想していた通りかなと。ただ、“横浜FCはプレッシャーかけてくるけど後半に足が止まるで”みたいな話はよう聞くんで、まず足が止まらんように絶対点を取って、集中切らさんと失点をしないようにしたら90分もつ。それを考えて、奪いにくるとかじゃなくてロアッソはある程度ブロックを作るんかなと思ったんですけど、極端にそういうのはなかったような気がします。だから、自分たちの良さ、要するに攻撃にスイッチが入った時に、その良さを早く出したいというか、そんな感じに立ち上がりは見えてた。そういう場合と、そうしてけえへん場合もあるんで、それは話をしていた。ラインコントロールと、それから中盤のサイドチェンジも今日はできてたし、バランス良く、ポカすことも非常に少なかったと思う。危ない場面は１回か２回あったと思うんですけど、逆にわしらも３点目は取れてたと思うんで、サッカーはそんなもんかなと思いますね。いかにチャンスでものにするか、それから、ペナルティエリアの中に相手を入らせない、危険なボールを入れさせないということは言ってたんで、それはすごい少なかったかなと思います」

以上