岡山で専用練習場整備を求める署名活動が始まったのは、7月30日(金)のことでした。岡山県サッカー協会とサポーター有志らによる「ファジアーノ岡山の専用練習場整備を推進する会」(代表・千葉喬三岡山大学長)が、ホームゲーム当日のスタジアムやJR岡山駅、倉敷駅、中庄駅など街頭で署名を集め、10月末までに10万人の署名をホームタウンである岡山市に提出する予定にしています。9月14日現在、8万3,221人の署名が集まっており、10月末の前に当初の目標は達成できそうです。
署名活動の初日は、第20節・札幌戦の日でした。スタジアムのメインゲート前に用意されたブースで、ファジアーノ岡山サポーターが呼び掛け、署名に並ぶ列には、同じ赤でも、岡山の赤とは異なる赤いユニフォームをまとった札幌サポーターの姿も。思わず声を掛けると、「こういうことは、リーグ全体で盛りあげること。あたりまえのことです」と、さらりと答えてくれたのが印象的でした。
岡山は昨年、Jリーグに加入してからも、専用練習場もクラブハウスもない状態が続いています。普段は県内約3か所の公共の運動施設を転々としながら練習しており、練習場の2か所は天然芝、1か所は人工芝です。専用練習場とクラブハウスの保有が、Jリーグのクラブライセンスに記される条件となる以前に、選手の体調管理を考えると、公式戦に近いグラウンドで練習することは必須。
署名してくださった札幌サポーターの姿がすがすがしく印象的だったのは、プロフェッショナルチームを長くサポートしてきた「成熟」を感じたからかもしれません。「あたりまえのことなんだから、さっと実現してしまいましょうよ」という先輩からの空気を、そのとき確かに感じたのでした。
岡山が「Jリーグのある街」になって約1年半が経ちました。今度は、「Jリーグがぴったりくる、Jリーグがあって当然な街と人」になりたい。幸いなことに、今回の署名活動にはサッカーに興味のない人の賛同も大きな力になっています。「小さい頃、岡山にプロ野球のチームがあったらなーって夢見てたんよ」という人たちの名前も、記されています!
10月末、岡山市に署名を提出した時から、活動の第2段階がスタートします。署名は10万人分が集まった時点で終わるのではなく、集まった数を提出するそうです。「15万人でも、20万人でも、集められるだけ集めたい」とのこと。練習場整備までの道のりを少しでも短縮できるよう、出来ることから始めたいと思います。
以上
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2010.09.17 Reported by 尾原千明
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