9月5日（日） 第90回天皇杯2回戦
町田 1 - 0 東京Ｖ　（19:00／西が丘／3,231人）
得点者：73' 山腰泰博（町田）
チケット情報 ｜天皇杯特集
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●相馬　直樹監督（町田）：

「格上のJクラブに勝てたことを非常にうれしく思います。本当にたくさんのサポーターがここに来てくれて、ものすごく大きな力となりました。本当にうれしい勝利だと思います。
ゲーム展開は序盤から押し込みましたけど、点が取れない。ウチのJFLでのゲームを観に来られる方は少ないかとは思いますが、いつもと同じような展開となってしまい、ここから先にきれいなカウンターか何かでやられるのかという、非常に嫌な展開だなと思っていた。その中で相手に退場者が出て、これが逆に難しい展開になった。相手がしっかりと守ってくるということを考えた時に、難しいゲームになったなと感じました。ただ、うちはチャレンジャーですから、ハーフタイムに選手たちに、冷静に勝ちに行こうという話をして、送り出して、本当によく1点もぎ取って、最後に足が止まりましたが、粘ってくれたと思います。本当に選手たちに感謝したいですし、おめでとうと言いたいと思います。以上です」

Q：前半の入り方、相当プレスが厳しかったと思うのですが、特別な指示だったのでしょうか？いつも通りなのでしょうか？
「いつも通りの部分はありますが、90分、今日は120分の可能性もあるという話をしたにもかかわらず、ちょっとハイペースだなと、正直思っておりました。その中で先程も言いましたが、点を取れかったことというのは、ウチにとっては今後への課題が残ったと思っています。ただ、その後、相手が1人減ったこともありますが、よく粘り強くゲームをしてくれたことは収穫かなと。そして勝ちを握ったことは大きな収穫だと思っています」

Q：審査の結果、来年のJリーグ入りが不許可だという通達があったと思うのですが、それを受けての試合。選手たちにもショックはあったと思うのですが、どういう指示を送ったのですか？
「当然、われわれ、今年このクラブに来た人間にとっての目標はそこでしたから、その目標を取り上げられた状態でした。なので、３日という時間を選手にもってもらったのですが、よく切り替えて戦ってくれたと思います。長年このクラブにいた人間にとってはなおさらだったと思いますし、そうでなくても、このために今年来た人間もたくさんいたので、その思いを切り替えられた人間たちと前に進むという話をして、送り出しました。天皇杯ということでたくさんの人たちに見てもらえる機会なので、自分たちの持っているものを全て出して、自分たちのサッカーをしようという中で送り出しました」

Q：最初からハイペースということですが、監督の理想としては、あれぐらいのペースでしばらくはどんどん行くサッカーをやらせようとお考えなのでしょうか？
「涼しい時期であれば、あのまま９０分やりたいと思っています。ただ、当然９月とは思えないこの暑さですから、そこは難しとは思います。それは、春先のゲームを観ていただいた方に聞いていただければわかると思います」

Q：東京Vも守備的に入ろうとは思っていなかったと思うのですが、その中でも町田の選手がそれを上回って攻勢をかけていけたことは？
「今日は本当に、１人１人が怖がらずにチャレンジャーの気持ちを持って、１つ１つの球際から、ルーズボールへの反応なども上回ったことが大きな要因だったと思います。ここのところずっと、東京Vは好調でしたし、多少ボールを持たれることも覚悟していましたが、引くのは得策ではないなと思ったので。ただ、あそこまでいくとは（苦笑）。あそこまで行ったら点を取れと思っております」

Q：次は黒崎監督率いる新潟との対戦です。それに向けて。
「黒崎さんということもありますが、まだそこまでは考えられておりません。まだ１ヶ月もありますし、JFLもあります。やはり、今回は、３日という期間で気持ちを切り替えてくれましたが、今後は彼らの気持ちをもう１回一緒に戦える状態にしなければいけないと思いますので、まずはそこからかなと思っております」

以上