8月22日（日） 2010 J1リーグ戦 第20節
磐田 2 - 1 清水　（18:05／エコパ／31,266人）
得点者：23' ジウシーニョ（磐田）、41' 太田宏介（清水）、43' 山本康裕（磐田）
スカパー！再放送 Ch181 8/24（火）後09:00〜
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●柳下正明監督（磐田）：

「とにかく我慢強く粘り強くやれたというゲームだったと思います。お互いにエスパルスの選手たちも、我々の選手たちも、やはり疲労があったのか、連続した動きが見られなくて、サポーターの人たちが歓声を上げられる場面が少なかった。そこで、どっちが粘れるかというゲームだったんじゃないかと思います。良い時間帯でチャンスをものにして、前半終了間際に追いつかれましたが、すぐに入れて。その時、同点になった瞬間も、選手たちに下を向いてアーっという表情は見られなかったので、少しずつそういうところはメンタル的にも強くなっているんじゃないかと思います。

特に後半に入ってからは押し込まれる場面もありましたが、そんなにバランスを崩さず、スライドもできていたし、ハイボールに対してもきちんと競って、こぼれ球をみんなで拾うということもできていたので、こちらが慌てる場面は少なかったんじゃないかなと。その中で、カウンターで何度かチャンスがあったので、そういうのをきっちり決めることができれば、もう少し余裕を持ってゲームができたのかなとは思いますけど。とにかく、エスパルス相手に勝点3を取れたということは、非常に選手たちにとっても自信になるんじゃないかなと。1週間後にゲームがありますが、今2つ続けて勝っているので、3つ4つと勝点3を挙げられるように、またしっかりトレーニングしていきたいと思っています」

Q:運動量的に厳しく見えた中でも、攻撃面で右サイドの駒野選手と山本康裕選手のところが良くて、それが得点につながっていたと思いますが
「トレーニングでは、2人だけじゃなくて3人ぐらいでトライアングルを形成して崩そうということをやっているんですが、今日のゲームに関しては、前半から見ていて、駒野と山本の2人で崩せていた。太田選手の背後を何度か崩すことができていたので、右サイドに関しては後半も続けようという指示をしました。1人後ろからサポートすれば十分だよと。ただ、左サイドがあまり機能していなかったので、山本脩斗が持ったときに、市川が少し船谷に食いついたときに、背後のスペースにジウシーニョあたりが流れて、廣井あたりと1対1になればチャンスになるんじゃないかということを伝えたんですが。まあ、みんな運動量も落ちずに粘り強くやってくれました」

Q:山本康裕選手が素晴らしい仕事をしたと思いますが、何かきっかけのようなものはあったんでしょうか？
「元々我々は本当に期待している選手なので、もっとやってくれないと困る選手なんですね。ボランチのところで何度かプレーもしているんですが、ボランチのところではオン・ザ・ボールのところでの守備の場面がたくさん出てくると。そこにまだ弱さが見られるということで、スターティングメンバーではないんですが、ここ2試合ほど途中からですがサイドハーフをやっていて、まあまあ良いプレーをしていたので、今日は西の代わりにスタートでいこうと思っていました。彼の武器である、ドリブルから仕掛けて突破するというところが、トレーニングでも見られていたので、そのあたりは少し吹っ切れたのかなと。あとは、ずっと言っているオン・ザ・ボールのところで、あの身体ですから相手を弾き飛ばすぐらいやってくれれば、もっと自信がついて、もっと良い選手になるんじゃないかなと思いますけど」

Q:攻撃面では、エスパルスのDFラインの裏への意識が高いように見えましたが
「エスパルスだけではなく、最終ラインの背後というのは、どんなチームでもどんな選手でもイヤなんですよね。そこはずっと毎試合言い続けているんですが、今日はセンターバックがたぶん初めてコンビを組む選手たちですし、サイドとの連携もそんなにできていないだろうということで、1人が引いて、1人が背後ということはやっていこうという狙いはありました」

以上