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【J2日記】富山:貴重な実戦の機会。若手の奮闘に沸いた草島グラウンド(10.08.17)

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(C)赤壁逸朗

前夜のホームゲームに引き続き、大勢の熱心なサポーターが観戦に訪れた

(C)赤壁逸朗

得点、アシストと活躍した関原選手

(C)赤壁逸朗

ファンの制作したゲーフラにサインする平野選手。この日が23歳の誕生日だった

富山は8月16日、山梨学院大学とトレーニングマッチを行った。前夜の第22節・草津戦は悔しい逆転負けを喫したが、チームはたゆみなく鍛錬を重ねる。サポーターの期待も揺るぐことはなく、大勢が会場の草島グラウンドに足を運んで若手らのプレーに拍手を送った。

北陸唯一のJリーグクラブである富山にとって悩みのひとつがトレーニングマッチの実施。首都圏などと違って近くに大学の強豪校もなく、力試しにふさわしい対戦相手を確保することが難しい。おのずと試合数は少なくなる。8月に入って初めて行う今回のトレーニングマッチは、リーグ戦に出場していない選手にとって貴重な実戦の機会だった。

前日の先発メンバーを除く選手がほぼすべて登場した。中でもルーキーたちは猛暑の中で90分フル出場し、意欲的に走り回った。ボランチとして攻守の要を担った地元出身のMF森泰次郎は「前の選手を動かしていくよう指示されていたが、満足できる出来ではなかった」と反省する。「今は守りや声を出すことを課題にしている。早くリーグ戦に出場できるようになりたい」と話した。

攻撃陣で目立ったのが森と同じ高卒1年目のFW関原凌河。こぼれ球をミドルシュートで決めて先制点を挙げた。終盤にも果敢に自ら仕掛けてポスト直撃のシュートを放つなど持ち味の積極性を発揮し、ファンの注目を集めていた。
3月末に左足中足骨を骨折し、7月中旬に全体練習に復帰した。「人生で初めて」という大きなけがで長期のリハビリを経験し、「自分がどれだけサッカーが好きかということがわかった。サッカーができる喜びを感じている」と話す。体をケアすることへの意識も高まったそうで、ブランクと引き換えに、今後も生きてくる糧を手に入れたようだ。「出場のチャンスは巡ってくると思う。それをつかんでヒーローになれるように練習する」と話した。

新人5選手の中でただ1人リーグ戦に出場したことがあるMF平野甲斐は左CKを直接ゴールに決めて2点目を挙げた。「もっと飛び出してシュートに持ち込む回数を増やさなければいけなかった。久しぶりに90分プレーして体力的にも足りていないことが分かった」と振り返る。「自分の課題は守り。空いたスペースを埋めるなど気を利かせたプレーが必要だと思う」。この日が23歳の誕生日で、試合後にはファンから祝福を受けた。「みなさんの期待を感じる分、今の自分を歯がゆく思う。早く試合に出場できように日々練習している」と話した。

以上

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2010.08.17 Reported by 赤壁逸朗
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