8月14日（土） 2010 J1リーグ戦 第18節
名古屋 3 - 1 浦和　（19:03／豊田ス／31,715人）
得点者：54' 田中マルクス闘莉王（名古屋）、65' 宇賀神友弥（浦和）、79' 玉田圭司（名古屋）、83' 玉田圭司（名古屋）
スカパー！再放送 Ch181 8/15（日）前09:00〜
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●阿部翔平選手（名古屋）:
Q:今日は前半と後半で全く違うゲームになりました。前半走れなかった理由は？
「ラインが低かったのか、中盤がプレッシャー行ってなかったのか。ま、後半はどっちもできていたので、どっちかのスイッチが入れば、いけるかなという感じですね。感覚ですけど、それがなかなかできなくて。でも後半はできるようになったので、最初からやりたいですね」

Q:中盤のプレスが足りなかったように思えますが。
「それでラインが上げられて、コンパクトに保てて。ボールが裏に出てこなくなったので、前で奪えるようになったのかなと思いますね」

Q:後半からプレスに行くぞということでやっていたんですか。
「そうですね、監督もそういう風に、もっとプレッシャーをかければラインも上げられると。ボールを取られてもすぐにプレッシャーをかけに行くという、それがスイッチになったのかなと」

Q:前半はかなりやられましたからね。
「好き放題に回されて、ちょっとどうしようもなかったですけど。やっぱり（前半の失点）０は大きいですね」

Q:前半の出来は、自分たちの問題ですか。
「そうですね。相手がうまいのもありましたけど、ウチがパスコース空けすぎて、どこに出されてもおかしくないという状況だったので、ウチが悪いかなと思いますけど」

Q:それでも後半3点取れたのは、プレスが効きだしたということだけではないですよね。
「まあでも、いい形でボールを奪えて、それをすぐにいい攻撃につなげたのがよかったんだと思いますけどね。だから相手が守備を揃えきれてないうちに攻められて、点も決められたので。前半は完全に相手が引いてからウチが何とかしようとしていたから、なかなか難しかったですね。それを後半できたことがよかったですね」

Q:首位に立ったことで、余計にモチベーションが上がった部分も？
「そうですね、目指していたポジションなので、ここをできるだけ維持したいなというのはありますね。そのためにも負けられないというか。これがどんどんいい流れになっていけばいいなと思います」


●金崎夢生選手（名古屋）:
Q:今日のプレーについては。
「得点もアシストもつかなかったですし、自分もチャンスがあったので、そういうところは決めていきたいとは思いますけど」

Q:前半はかなり3トップ頼りの攻撃になっていました。
「まあ最近は前半をああやって押し込まれることが多いので、それでボールを取った時に早めのカウンター、タマさんと僕が上がっていってっていうことが多くなってます。逆にそこを耐えたら後半は自分たちのペースでいける。０−０で前半終わった時点で、選手同士の手応えはつかめて。このままでいけるかなという気持ちではあったと思いますね」

Q:ここ何試合かの内容や結果のおかげで、そういう自信がついている？
「そうですね。前半０−０で折り返すっていうのは、チームとしても大きいんじゃないかなと思います。けっこう後半はガラッと変われるので。だからまあ、前半は相手も非常によかったですし、そこで耐えれたのがよかったと思います」

Q:ガラッと変われるというのは、チームが切り替えるのが上手いということですか。
「やっぱり相手が前半からガンガン来ているので、後半は落ちますし、それでスペースはできるので、自分たちのペースに持っていきやすいというか」

Q:やられているけど、そういうポジティブな発想でプレーができるようになったと。
「そうですね。勝ててるからだとは思いますけど、ああいう戦い方というのも、少しずつできるようになってきたと思います」

Q:そういう戦い方をわざとしている？
「いや、そういうわけではないと思いますけど、そういう状況で失点をしなかったり、０−０でもって前半を終えることができている。そこで変に点を取られることもなく、チームとして耐えられているのがいいんだと思います」

Q:後半はあれだけ押し返したわけですが、やはり中盤のプレスが効きだしたことが大きかったですか。
「そうですね、向こうは前半からガツガツきていたので、後半は落ちてくると思ってましたし、そういうこともあって最後まで走れたのかなと思います」

Q:かなり前で勝負できていましたね。
「ハーフタイムで監督ももうちょっとラインを上げるということは指示していたので、そこがズバリ当たって。ああいう得点につながったのかと思います」

Q:今日勝てたことで、自信はさらに深まりましたか。
「そうですね、まだ半分ありますし、試合は続くので。また次の試合を落とさないように頑張るだけです」

Q:首位に立ったことで、モチベーションは上がっていますか。
「気分はいいですけど、逆に危機感をもってやっていかないと、勝点も離れてませんし。とにかく取りこぼしのないように、勝点を取っていくことが大事かなと思います」

●マギヌン選手（名古屋）:
Q:利き足とは逆の右足での先制アシストでした。
「右足、ミスキックでした(笑)。嘘です。ちゃんと狙ってました。しっかり準備して、ジョシュアと闘莉王を見てクロスを上げた。狙い通り。練習してますからね。もっと練習します」

Q:前半は暑くて走れなかったんですか。それとも抑えたんですか。
「浦和もペースをキープしていたし、自分たちも状況を見て、どうした方がいいかを考えて。後半はもっとペースを上げました。前半は暑かったので、試合をキープして後半に走ったのがよかった。自分は我慢しました。その分後半にペースを上げて。今はまだ19時でも暑いから」

Q:金崎選手は前半を０−０で抑えれば、ガラッと変わっていける自信があると言っていました。
「そうですね、ここのところいつも前半は頑張っているけどあんまり良くないし、後半はいつも頑張らなきゃいけなくなる。でも負けたくないし、もっともっと、100％、200％を出して試合ができていると思う」

Q:闘莉王選手が得点後にあまり喜んでいなかった気持ち、わかるのでは？
「わかります。浦和から来たばっかりで、それはリスペクトの気持ち。自分も川崎F戦に初めて出た時にゴールを決めたけど、嬉しいけど、リスペクトしなきゃって、嬉しい気持ちを抑えました。心の中ではすごい喜んだけど(笑)、それはプロだからね」


●スピラノビッチ選手（浦和）:
Q:先制点の場面は闘莉王選手と競り合っていたと思いますが。
「いいクロスを入れられました。クロスを上げる選手にもプレッシャーがかかっていなかったので、いいボールを入れられました。その前の展開から含め、ボックス内で少し混乱があったと思います」

Q:同点の場面までは、非常に緊迫感のある試合でしたが、その後は守備が崩れてしまいました。
「チームとしてもなかなかボールがキープできなくなりましたし、前にも運べなくなりました。自分がそこで助けることができなかったのは悔しいですし、そのあたりで向こうは上回ってきましたね」

Q:ケネディへの対応は自信をもってうまくやっていたと思いますが。
「ふたりのバトルというのは面白かったのではないかと思いますし、自分自身もそれを楽しんでいた部分もあります。ただ、サッカーのゲームの中では、ミスをすれば失点につながったり、ちょっと罰のようなものが降りかかる。それがサッカーだと思います」


●細貝萌選手（浦和）:
Q:いきなりのスタメン出場でした。
「まあ、もちろんベンチの時もスタメンの時も変わらない気持ちでやってますから、問題はなかったです」

Q:いい雰囲気、いい形を作っていたゲームでしたが。
「んー、そうですね。2点目を決められてだいぶきつくなりましたし、でもその中で結果が出なかったことはすごく残念です」

Q:フィニッシュのひとつの手前で決定機を逃すことが多かったのは、自分たちの精度か、相手の粘りかというと。
「自分はそんなにシュートを打ってないですけど、最終的にはボールを持ってる選手やその周りにいる選手に問題があるのかなちは思います。でも、チームが勝てるようにしていきたいです」

Q:同点に追いついてから、いいムードになったとは思いますが。
「自分に関しては常に全力で戦っているので」

Q:宇賀神選手がフリーで欲しがる場面がいくつかありましたが、そこはタイミングが合わなかった？
「そうすね、相手のセンターバックも大きいですし、そんなに効果的な動きができなかったと思います」

Q:3連敗は成績的には厳しいですが、手応えはいかがでしたか。
「手応えあっても結果が大事ですし、今の時期に連敗というのは…。とにかく結果が必要なので、今は結果が出るように頑張りたいです」

●柏木陽介選手（浦和）:
Q:先取点を取られたあとの心持ちは？
「いや、全然焦ることなかったし、前半からいいサッカーはできていたから、自分たちのサッカーができるまで我慢してやるしかなかったですよ。そこで焦って前行って2点目やられるっていうのが一番嫌だったから。試合全体通して落ち着いてやろうって話はしてたんですけどね」

Q:同点になってからは。
「あんまりチャンスはなかったんですけど、ウガ（宇賀神）がしっかり決めてくれて。アウェイなので、しっかり勝点１を取るって気持ちでプレーしなければいけなかったかなっていうか。ちょっとバランスがすごく悪くなったんで、後半は。間延びもしてしまったし」

Q:2試合ぶりに11人対11人で90分を終えて、手応えもあったとは思いますが。
「前半はすごくよかったと思うし、前半のいい時間帯をもう少し伸ばしていかなければいけないかなって。もうちょっと走りこんでもいいのかなっていうぐらい運動量が落ちてしまったので」

Q:厳しいですが、次への弾みになる部分はあった？
「今日もサポーターの皆さんが拍手で支えてくれて、それは僕らにとってとても嬉しいことで。気持ち的にすごく楽になれます。下向いてる時間はないし、皆さんの喜ぶ顔も早く見たいし。自分らが一番喜びたい。ま、次ですね。みんな下向いてるつもりはないんですけど」

以上