7月18日（日） 2010 J1リーグ戦 第13節
京都 0 - 1 湘南　（18:04／西京極／11,705人）
得点者：46' 阿部吉朗（湘南）
スカパー！再放送 Ch183 7/19（月）前08:00〜
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●反町康治監督（湘南）：

「こうやってマイクとカメラがない所をみると、我々のリーグにおける位置が良くわかるような記者会見になってしまいましたね。勝利のコメントを忘れるくらいずっと勝っていなかったものですから。素直に今日は勝ってうれしいと思っています。全体的には押される展開になることは読めていた。
最終ライン・ダブルボランチを含め、最後までもう１・２ｍの修正が即、１・２点の失点につながるよ、とここずーっと立ち上げてから言っていた。ま、それだけど本当によくやってくれたと思います。我々はワールドカップを終えてから、新しい選手を入れたり強化指定選手を採用したりと、非常に苦しい事情はあるんですけど、非常に早い段階で、しかもアウェイで、実は今シーズンは入ってから一度も勝点１さえあげていなかった。そうした意味でも非常に大きい勝点３だったかなと。戦い方とかまだ無骨な試合でしたけど、とりあえずヤマザキナビスコカップを含めて、ちょっと終息感がありましたから。それを打ち破るにはこの勝点３は非常に価値があるかなと。今日は本当にディフェンスの後ろからのプレッシャーとか、シュートに対して体を張るとか、そういうところの気持ちがこもっていて非常にうれしく思いました。また、こういう勝ち方しかできないと思いますので、いいトレーニングをしてやっていけたらいいかなと思います」

Ｑ：新しい選手を使っての手応えは？
「一人は中国でアジアのサッカーに対応していましたし、もう一人は2年前にＦ東京にいたということで、何か目が飛び出るような、違うなという感じはしなかった。でも、なかなか日本のサッカーも進歩しています。スピードについて行ける、またちょっとしたポジション修正とかというのは、もうちょっとかかるかなと。ただし、そうすることによって競争心とか生まれてくるのは、それはもう内なるものですけど、そうしたものを競争させていかなくてはいけないと。我々ちょっとけが人が多いのも含めて、どうしてもそうせざるを得なかったのもあるんですけど。この勝利に当然おごることはないと思いますけど、競争心を煽っていい戦いを演じられればと思っています。二人とも、エメルソンは足が止まったので、ちょっと早く代えてしまったんですけど、それをもうちょっと10分でも20分でも長続きできるようにやれればいいかなと思っています」

Ｑ：永木の評価は？
「見ていただいてもわかりますように、中盤でリズムを作れたりとか、ボールを奪う力も含めて永木は良く頑張っているなと思っています。大学に通いながら強化指定でやるというのは、Ｊ１、Ｊ２見回してもなかなかいないと思うんですけど、今は大学リーグがないということで、お借りして本当にチームのために貢献してくれてうれしく思っています」

Ｑ：ディフェンスラインのビルドアップに課題があったようだが？
「ちょっとプレッシャーが強いとやみくもに蹴ってしまう。その課題を解決するには選手を代えるしかないんですよね（笑）。選手の質の問題もありますから。ただ我々はそれはできない。そうすると、トレーニングの中でビルドアップで数的不利でありながらもしっかりつなぐ、ボールを動かす、出してサポートする、もしくはファーストコントロールをしっかりさせる。そういう細かい所からやっていくしかないと思います」

Ｑ：ディフェンスラインで、田村選手を中盤に入れたりとありましたが、それは京都に対するものなのか？
「我々もシーズン始まってから、３枚も４枚もやるよという話はしまして、相手のストロングポイントを消すためには鹿島戦はそうせざるを得なかった。今回の場合は４人の最終ラインで対応できるという見込みのもと、やったということですね。これはこれからも変えていく可能性もありますし、勝っても負けても変えていく可能性もあります。これは相手をみながらとか、我々の怪我とか調子とかをみながら総合的に判断したいと思います」

Ｑ：都築選手の評価を
「そうですね、まだ半年実戦をやっていないという状態ですから。実戦を何度もやらせたうちにフィットしてくるんですけども、正直やりながらという見切り発車の部分はあったと思います。全体的にチームの中の落ち着きとかゴールマウスを守るということについては、チームへの貢献度は非常に高いと思っています。我々は本人にもシュート１５本から２０本は来るよという話はしていますから、それを０で抑えるのがお前の大きな仕事だと。ゴールマウスを守るということを日々集中してトレーニングした結果だと思います」

以上