7月17日（土） 2010 J1リーグ戦 第13節
山形 3 - 1 仙台　（19:04／ＮＤスタ／20,231人）
得点者：3' 秋葉勝（山形）、13' 梁勇基（仙台）、59' 田代有三（山形）、68' 田代有三（山形）
スカパー！再放送 Ch183 7/18（日）前10:00〜
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●手倉森誠監督（仙台）：

「悔しいと…。山形に負けたことと、伸二さん(小林監督)に負けたこと。いろんな因縁があるなかで、負けるのは悔しい。最初の立ち上がりに失点を食らったあとでも、しっかりうちがコントロールして同点に追いつけた。後半の入り方のところでもコントロールし始めたときに、今日の雨が、我々の同点ゴールでは幸いしたけども、2点目と3点目は災いしてしまった。これはいつもダービーした時に、仙台と山形が半々であったスタジアムであったら、と思うと…。今日は山形がそれぐらい、気合いの入った雰囲気づくりというところが山形にはよかったのかなと。ただ、我々としては今日の負けで上位進出が断たれたわけではないし、シーズン通して今日の悔しさを忘れずに戦って、山形を追い越せるように、そしてホームでは借りを返せるように、前に進むしかないという話を、選手ともしてきました。きつい薬だったなというところを持って、次に進みたいと思います」

Q:相手の田代選手への対応で、前半はエリゼウ選手、鎌田選手が素晴らしい受け渡しで潰していましたが、後半、2ゴールを取られるところではフリーにしてしまう展開になりました。そのあたり、山形の攻めが変わった部分もありましたが、どう見ていますか?
「サイドに付けられた時に、簡単に飛び込んでかわされたりすると、仲の準備というところでは時間がないので、そういったところの動きだしの早さというところでは、田代選手を褒めるべきだなと思います。2つの失点のシーンはよく似たシーンですけども、いつもだったら、ああいったところが慎重に対応できて失点をしないチームがうちだったんですけど、あそこで自制心を欠いたことと、やっぱり滑ってしまったということが災いしました」

Q:みちのくダービーは史上初の3連敗ということと、かなりのブーイングが選手にありましたが?
「ここの一戦で負ければみんな悔しいし、ブーイングだと思います。3連敗ということに関しては、過去を降る帰れば、これを取り返すにはこれから先のことでした取り返せないので、この歴史のなかでいつか絶対勝ち続ける時もあるだろうし、前向きに、3連敗しているんだという思いを持って次の試合をしてはいけないと思うし、我々が後半戦に向けてやり続けてきたこと、蓄えてきたことを、これからのリーグ戦にぶつけるだけだというところで組み止めます」

Q:後半は中原選手と朴成鎬選手の2トップにしてパワープレーのような感じだと思いますが、あの攻め方は監督のイメージどおりでしたか?
「いや、2点差になったら、やっぱりそのなかでビルディングアップが、エリゼウあたりも簡単に蹴ってしまうような、コントロールを欠いていたので、そうなったら前にターゲットを置かなければいけないなと思ったんですよね。ただ、その蹴るボールもミスが多かったですけど、ああなった時でも、それまで同様しっかりサイドに付けて、詰まったらやり直す。ボールに制限がないときにクロスを入れるっていうことがそれまでできていたわけですから、それをやり続けるかどうかだったと思うんですよね。今日のゲームに関しては1-1で後半、ちょうど成鎬に指示を出してるときに失点を食らったわけですけど、成鎬を入れた時に我々の攻撃のスイッチを入れていこうというところではあったんですよね。その矢先のゴールだったというのが一番残念だったなと思います」

Q:山形のOBとして、ひと言何かありませんか?
「すごいいい雰囲気をつくる会場になってきたなというのと、お互いにJ1でみちのくダービーが続くように、切磋琢磨して進めればいいなと思うし、お互いに勝ち負けでうれしい、悔しいということが常にある戦いというのがお互いを成長させると思うし、お互いに頑張りましょうと言いたいですね」

以上