エル・ゴラッソを発行しているスクワッドが発売しているiPhone(TM）/iPod（R)Touch向けの選手名鑑アプリ「J鑑2010：Jリーグ選手名鑑」のUPDATEが完了した。これは4月に発売されたiPhone初の選手名鑑であり、AppStoreでのスポーツカテゴリーでは第1位を獲得するなど、非常に人気を博していた。今回のUPDATEでは、清水の伊藤翔選手、柏の水野晃樹選手など、7月9日までに入・退団発表された選手情報が反映されている。


【「J鑑2010：Jリーグ選手名鑑」とは】

　Jリーグ全37クラブに記者を派遣するサッカー専門新聞「EL GOLAZO」(エル・ゴラッソ)が、既に書籍として書店店頭で販売されている選手名鑑を、iPhone / iPod Touch向け電子書籍として開発。タイトル / 価格については下記の3種類がある。

・J鑑2010：Jリーグ選手名鑑 J1・J2全37クラブ版 / ￥600

・J鑑2010：Jリーグ選手名鑑 J1版 / ￥350

・J鑑2010：Jリーグ選手名鑑 J2版 / ￥350


【「J鑑2010：Jリーグ選手名鑑」の特徴】

【1】“エルゴラサーチ”機能について

上記の3種類のアプリには全て多様な検索機能が実装されている。経歴や出身地などでプロフィール検索(*1)、身長や体重、生年月日等でディティール検索(*2)が可能な“エルゴラサーチ”を搭載し、お目当てのあの選手、同年代のあの選手も一発で検索が可能となっている。

　*1プロフィール検索：「名前」「経歴」「紹介文」「出身地」の4項目いずれかで検索が可能。
　*2ディティール検索：「ポジション」「生年月日」「身長」「体重」「血液型」「利き足」の6項目で総合的な検索設定が可能。

【2】デザイン及びUIについて

欧州のスポーツ新聞に影響を受けながらデザイン性を打ち出してきた「EL GOLAZO」の流れをくむ洗練されたアプリデザインと、直感的なユーザーインターフェースの融合を実現。


このような注目のアプリを開発した担当者を直撃、開発の際の秘話やツウな使い方を聞いた。

Q：このアプリを開発しようとしたきっかけは？
「エルゴラのスタンスは、ネットメディアの先の“敢えての紙メディア”です。ですので、ネットメディアとの親和性を高くしておこうと思いました。スタジアムには本紙を持って行くことは少ないと思うのですが、ポケットサイズの選手名鑑などを携帯していってもらったり、携帯サイトでは速報等を見てもらったりということをして欲しいと思っていたのですが、その延長線上で、それぞれのツールの強みを活かしていくために、iPhoneにも取り組みました。また、日本で一番最初に出したいという強い気持ちもありました。初めてのトライでしたし、どこかの会社に丸投げでやるのではなく、自分たちでしっかりと作り上げていくことを心がけたので、ひとつひとつ手さぐり状態で開発をしてきました。トライでしたので、ビジネス的にはまだまだですね。まず、『JリーグのiPhoneアプリを作りたい』というのが目標でした」

Q：こだわったポイントはありますか？
「今ある紙の選手名鑑をPDF化しただけというようなことは絶対したくなかったですね。iPhoneならではのUI（ユーザーインターフェイス）を実現し、選手名鑑として使い勝手の良いUIにしたかったですね。これを実現できれば他のスポーツにも展開していけると思っていました。今回も色々な個所に押せる場所があり、押すとなんらかの動きがでるというような感じになっています。特にオススメはエルゴラサーチです。これはプロフィール検索といって「名前」「経歴」「紹介文」「出身地」の4項目いずれかで検索ができたり、ディティール検索：「ポジション」「生年月日」「身長」「体重」「血液型」「利き足」の6項目で検索ができたりして、各選手が意外な共通点でつながってるなんて発見ができるような仕掛けを作っています。その他にもブログを持っている選手のブログにつながるブログボタンを設けたりもしています」

Q：今後はどんな展開をしていきたいですか？
「色々な展開を考えているのですが、まずは今回のようなUPDATEですね。シーズン中に加入した選手の情報が更新できていたりと、選手の移籍についても対応できるのが、アプリ版の選手名鑑の良さだと思っています」

以上