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一覧へ【J2日記】甲府:ホームタウンサミットの本番は夜(10.07.06)
横浜FMの謎掛けも整っていて、「ホームタウンサミットと掛けて、甲府と解く。その心は、来た甲斐がありました」。うまい
栃木は凝った準備をしてくれていたのだが、酔っ払っているのでグダグダで、メッセージが暗号のようになってしまった
仙台と山形は仲良しで、「みちのくダービー」をアピール。最後はみんなで「リャンヨンギ、ゲットゴールダンス」を披露。山形のボランティアも優しい
F東京のボランティアは画期的な発表を行った。たぶん、世界初かもしれない「クラブボランティアのマスコット」を勝手に制作。あのタヌキに似ているが、ヤッターマンのキャラクターぽくて、できがいい(ヴァンくんにはかなわないけど)。名前は「ボランタくん」だそうだ。F東京ボランティアの遊び心はすばらしい
懇親会後は甲府のバーでワールドカップ観戦(たまたまテレビで放映している)に出かけたボランティアの皆さんだが、その前にヴァンくんが栃木のボランティアに「レモン牛乳」をもらってしまった。もらうと栃木に負けるという、「レモン牛乳の呪い」が怖い
ホームタウンサミットを成功させたホスト・甲府ボランティアは「甲府は目立たず2位で着々と頑張っています」とほろ酔いでアピール。甲府青年会議所やボランティアの心のこもった歓待に満足してもらえたはず。ほとんどのクラブからボランティアが甲府にやってきてくれたこともすばらしかった
最後は全員で記念撮影。ピッチではライバルだが、ボランティアやサポーターがフレンドリーに通じ合っているJリーグってすばらしい
第11回全国ホームタウンサミットが6月26日〜27日に甲府(@山梨学院大学)で行われた。全国からほとんどのクラブのボランティアやクラブ関係者が甲府にやってきたのだが、ゴール裏のサポーターとは違った形でクラブをサポートしている人たちなので、今まで知らなかった視点の話を聞くことができた。なかでも山形のボランティアの男性は、山形はもちろんのこと他のクラブの事情にも詳しく、クラブとボラティアの関係やボランティアの心意気を聞くことができておもしろかった。講演やパネルディスカッションでも勉強になる話を聞くことができたが、一番の驚きは夜。懇親会という名の飲み会なのだが、それぞれのボランティアの個性が激突した。クラブごとに前に出てアピールする時間が設けられたのだが、これがおもしろかった。
ワールドカップ期間中ということもあって、川崎Fからは「川島(永嗣)が好セーブをする度に来年(の海外移籍)が不安です」という話があったが、その不安は来年どころか目の前の不安になってしまっている。リーグ戦の再開後は、川島で集客増を狙っていたはずなので、ちょっと気の毒。甲府は川崎Fから養父雄仁を出してもらって助かっているのだが、来年は「稲本潤一」をお願いします。
千葉は、今はフロントスタッフの立石智紀GKを「遠藤保仁(G大阪)のPKを2回止めたのがウチの立石です」と自慢。本人も舞台にいたので盛り上がった。また、阿部勇樹(浦和)についても、「阿部を育てたのは千葉です」と下部組織から育てたことを自慢していた。
そうなると黙っていられないのが水戸で、「闘莉王を育てたのは水戸です」とアゲクラブぶりを自慢する。
札幌からは1人だけの参加だったが、「今野泰幸(F東京)を育てたのは札幌です」と堂々と自慢。1人で、(たぶん)300人くらいの酔っ払いを前にアピールする根性もすごい。
「うちが育てた」自慢も当てこすりがあっておもしろかったのだが、6人の参加があった山形は、「お知らせです。胸スポンサーが『はえぬき』から『つや姫』になりました。皆さんに『つや姫(お米のブランド名)』をお土産に持ってきたかったのですが、炊き方を書いた紙だけ持ってきました」と悪ふざけ。これもセンスが良かった。
今流行の謎掛けを披露するクラブも少なくなかった。たいていは無理があって整っていなかったが、秀逸だったのでは新潟。「本田圭佑のFKと掛けて、甲府の名物と解く。その心は、伝家の宝刀(ほうとう)です」。これは、うまいでしょ?
そして、一番印象的だったのが鹿島。
「ここ3年(J1リーグ戦で)優勝していまして、Jリーグの2000万円のシャーレ(チェアマン杯の通称)を私物化していま〜す」
――会場ブーイング――
「皆さん、今年もご協力お願いします」
――会場ブーイング――
「現在は、3位で低迷中です」
――会場ブーイング――
「今年も謙虚に頑張ります」
――会場ブーイング――
司会「鹿島の皆さん、甲府の夜は暗闇が多いので背中に気をつけてください」
――会場爆笑――
この憎まれスピーチはうらやましいほどおもしろかったし、司会(甲府のスタジアムDJで、キレイに熟したオネーサン)の締め方も良かった。甲府もやるでしょ。
なんだかんだ言ってもJリーグの仲間は仲良し。ただ、Jリーグで優勝したらもらえるチェアマン杯(シャーレ)が2000万円もするなんて…知らなかった。今のところ甲府には縁がないもので…ね。でも、甲府は鹿島に06年の第19節(小瀬)と07年のヤマザキナビスコカップのグループリーグで勝ったことがあるのが密かな自慢の一つ。J1在籍2シーズンで天下の鹿島に2勝は悪くないはず。来年はこれを自慢する必要がないような活躍をJ1でしたい。
以上
★【J2日記】のバックナンバーはこちら
2010.07.06 Reported by 松尾潤
ワールドカップ期間中ということもあって、川崎Fからは「川島(永嗣)が好セーブをする度に来年(の海外移籍)が不安です」という話があったが、その不安は来年どころか目の前の不安になってしまっている。リーグ戦の再開後は、川島で集客増を狙っていたはずなので、ちょっと気の毒。甲府は川崎Fから養父雄仁を出してもらって助かっているのだが、来年は「稲本潤一」をお願いします。
千葉は、今はフロントスタッフの立石智紀GKを「遠藤保仁(G大阪)のPKを2回止めたのがウチの立石です」と自慢。本人も舞台にいたので盛り上がった。また、阿部勇樹(浦和)についても、「阿部を育てたのは千葉です」と下部組織から育てたことを自慢していた。
そうなると黙っていられないのが水戸で、「闘莉王を育てたのは水戸です」とアゲクラブぶりを自慢する。
札幌からは1人だけの参加だったが、「今野泰幸(F東京)を育てたのは札幌です」と堂々と自慢。1人で、(たぶん)300人くらいの酔っ払いを前にアピールする根性もすごい。
「うちが育てた」自慢も当てこすりがあっておもしろかったのだが、6人の参加があった山形は、「お知らせです。胸スポンサーが『はえぬき』から『つや姫』になりました。皆さんに『つや姫(お米のブランド名)』をお土産に持ってきたかったのですが、炊き方を書いた紙だけ持ってきました」と悪ふざけ。これもセンスが良かった。
今流行の謎掛けを披露するクラブも少なくなかった。たいていは無理があって整っていなかったが、秀逸だったのでは新潟。「本田圭佑のFKと掛けて、甲府の名物と解く。その心は、伝家の宝刀(ほうとう)です」。これは、うまいでしょ?
そして、一番印象的だったのが鹿島。
「ここ3年(J1リーグ戦で)優勝していまして、Jリーグの2000万円のシャーレ(チェアマン杯の通称)を私物化していま〜す」
――会場ブーイング――
「皆さん、今年もご協力お願いします」
――会場ブーイング――
「現在は、3位で低迷中です」
――会場ブーイング――
「今年も謙虚に頑張ります」
――会場ブーイング――
司会「鹿島の皆さん、甲府の夜は暗闇が多いので背中に気をつけてください」
――会場爆笑――
この憎まれスピーチはうらやましいほどおもしろかったし、司会(甲府のスタジアムDJで、キレイに熟したオネーサン)の締め方も良かった。甲府もやるでしょ。
なんだかんだ言ってもJリーグの仲間は仲良し。ただ、Jリーグで優勝したらもらえるチェアマン杯(シャーレ)が2000万円もするなんて…知らなかった。今のところ甲府には縁がないもので…ね。でも、甲府は鹿島に06年の第19節(小瀬)と07年のヤマザキナビスコカップのグループリーグで勝ったことがあるのが密かな自慢の一つ。J1在籍2シーズンで天下の鹿島に2勝は悪くないはず。来年はこれを自慢する必要がないような活躍をJ1でしたい。
以上
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2010.07.06 Reported by 松尾潤
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