6月29日(火) 2010FIFAワールドカップ南アフリカ
パラグアイ 0 - 0(PK 5 - 3)日本 (23:00/プレト/36,742人)
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●遠藤保仁選手(G大阪):
「PKはしょうがないですね。90分プラス30分で勝負を決めたかった。でも、充実していましたし、次につなげていきたいです。3試合予選含め、みんな全力で戦ったし、出場できなかった選手も練習やそういうところで盛り上げてくれた。出し切れたと思う。
(今日の試合は)チャンスはもちろんありましたし、ピンチもありましたけど、点が入らない限りは試合には勝てないですけど、みんなゴールしたいという気持ちが強かった。抑えもしたし、抑えられもした。
相手もしっかりと守備をしていましたし、まあ、やっぱり、先に点を取る試合展開にできれば良かったですけど。攻撃の狙いはしっかり守ってそこから早い攻め。落ち着いてボールを回すということ。1つ目2つ目のプレスをかわせば十分チャンスはあると思った。
(PKは)一番手でしたけど、自分がしっかり決められればいいと思っていましたし、相手のGKは威圧感を感じなかった。落ち着いて決められれば良かった。
(点が入らないのは)精度と言ってしまえばそれまでですけど、もう少し厚みのある攻撃をしたいと思いますし、もう少しペナルティエリアに人数が入るためには、もう少しボールを回したりが必要だったかなと思います。それを増やせればもちろんチャンスはあったと思います。
(このスタイルは日本のスタイルとして定着すると思う?)どうでしょうね。監督次第ですかね。ある程度この戦いで世界と戦えるということを示せたのは間違いないと思いますけど、監督が代わることによって変わる可能性はあると思いますし、日本の戦い方というものを確立していければいいと思います。
(チームの雰囲気は)ある程度、戦い方を変えたり、メンバーを変えたりの中、みんなよくコミュニケーションを取りながらやって、監督もそうだし、間違いなく一つになれたと思います。初戦を勝ったことで雰囲気もよくなったし、一人ひとりがチームのためにと満足はしていないですけど、本当に充実した大会でした。
(試合後の涙が意外だったが)このスタッフとメンバー、選手でプレーできてよかったと思いますし、もう少し続けたかったというのが正直なところです。泣いたのは小学校の時、高校の時もありましたよ。こういう大舞台でワクワクして試合をもう少ししたかったかなというのが正直なところです。
現役でいるうちは代表は目標ですし、代表の試合で得るものはすごく大きい。今、すぐ4年後のことは考えていないですけど、チャンスがあれば。
(駒野には)外した後、並んでいる時は声をかけましたが、終わってからはドーピングだったので。これだけ大きい舞台でね。外しはしましたけど、僕も何度も外しましたし、気持ちはわかります。次につなげていけばいいと思います。
(この先に必要なのは)一人ひとりの能力をもっと高いところに持っていきたいと言うのがあるし、1対1で負けたらサッカーは勝てない。簡単ではないけど、組織は通用する。一人ひとりが成長することが大切だと思う。
(達成感について)そんなにないですけど、まあ、ワールドカップで中立国で今まで勝てなかったところに勝てたり。振り返ればもちろんいいこともある。ただ、今は負けたばかりなので達成感はないけど、ここで得た経験なり、次につなげていきたいです。より自分も成長したいというのは間違いないです。多少時間がかかるかもしれないですけど、しびれる試合をいっぱいしたので、またしたいなと。こういう大きな大会で、また上にいけたらいい。そういう気持ちを持ち続けると思う。そこは自分の中でしっかり課題を見つけて次のステージへ行きたい」
以上
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