6月5日（土） 2010 J2リーグ戦 第16節
岡山 0 - 2 柏　（19:03／カンスタ／8,917人）
得点者：17' パクドンヒョク（柏）、79' 工藤壮人（柏）
スカパー！再放送 Ch182 6/6（日）後09:00〜
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●影山雅永監督（岡山）：

「崩されて負けた、圧倒され回されて負けたという感じではなく、なんとなく負けたなという、もやもやした印象が残りました。ひとつには、またセットプレーからやられたということ、安易なミステイクから取られてしまったということで、もうちょっと後半、追い上げることができたのかなと思います。天候的にもすばらしく恵まれ、多くの方に来ていただいて、強豪の柏にひと泡吹かせたいと選手たちはよく頑張った。しかし点を取るにはあと１歩も２歩も及ばず、課題は引き続き残る。がんばってやっていくしかないなという感想です」

Q：うまくいけそうでいけなかった「モヤモヤとした感じ」ということですか？
「しっかりとつないでくる柏はもちろん強いチームで、ボールを動かしながら展開してくることに対して、粘り強く守備をして、速く攻める時は速く、出来ない時はボールを動かしながら隙を突く。サッカーのゲームとしては悪くなかったと思うのですが、それだけでは勝てません。前半の０−１から終盤に向かって、もっとパワーアップ、スパークしようとしていたところの2失点目でした。そこがモヤモヤした理由かもしれません。冷静に考えて悪いゲームではない。でも、それだけじゃ勝てないなという印象です」

Q：久しぶりにピッチに立ったキム・テヨン、妹尾選手の評価は。
「テヨンは２カ月ぶりで、ゲームを落ち着かせる、展開するという部分で、シンプルにふつうのことをふつうにやり切ったという意味で彼の存在は大きかったと思います。
妹尾はほぼ半年ぶり、トップチームに合流してまだ２週間ですが、リズムとか相手に脅威を与えられる数少ない選手ですので、コンディションが上がってくれば、もっと脅威を与える回数は増えると思います」

Q：中盤の構成力がアップしている印象ですが。
「ボールを動かせていたと思います。クロスに行く回数は増えましたが、ボールを保持していても、シュートは距離の遠いものだったので、あのボールの動かし方で、さらにスピードを上げて、ゴール前にスピードのある選手が飛び込んでくるという展開にまでしたいんですが。前節の甲府戦、その前のヴェルディ戦とは違った展開になりましたから、このまま続けながら、アタッキングサードの質を上げていく、これは以前の会見でも同じことを言っていましたが。それよりも、流れをともなったゴール前での質、パワーという意味では、ひとつ先の課題に進んだかなとは思います」

Q：試合前、勝敗以上に闘う姿勢を見せたいと言われていましたが。
「この２週間、いいトレーニングが出来て、ボールへの寄せやボールホルダーをどんどん追い越すという攻撃はある程度出来たんじゃないかと思います。なかなかゴール前の課題といいながら、そこがクリア出来ず、意図した攻撃が出来なかった時期が長かったので、繰り返しますが、ひとつ先の課題に進んだかなとは思います」

Q：前半はバイタルエリアまで持ち込めたシーンも多かったと思います。
「バイタルになかなか入れないと思っていたんですが、相手が前半で中盤の構成を変えてきたんですよね。
７番の大谷選手がアンカーで、その両脇はけっこう入ることができて、カウンターから突くことが出来たので、後半はふつうどおりに戻した。後半は３トップが残って、逆にカウンターを食らうことが多くなってしまいましたね。前半は相手の両脇に進入することができたが、元の形に戻した時、我々が食らってはいけないカウンターを食らうことになってしまったと思います」

Q：後半から喜山選手がトップに入って、前線に収まるようになったと思いますが。これについては。
「新中がケガで後半の頭から代える必要があって、喜山はどこにおいても、前線の選手はもとから流動的ですので違和感なくやれたと思います。ボールは収まるようになったんですが、逆に、飛び出す人がいなくなるようではいけないので、人が替わっても同じように作れればなと思います」

以上