6月5日（土） 2010 ヤマザキナビスコカップ
仙台 0 - 0 名古屋　（14:00／ユアスタ／9,862人）
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●手倉森誠監督（仙台）：

「勝点1で残念だったな、というところだ。リーグ戦（第11節）のリベンジをしたかったのと、今日勝点3を積み重ねて決勝トーナメント進出の可能性を大きくしたかったのだが、そうならなかったのが非常に残念だ。ただし、勝点1を取れたことは大きいと思うし、チームとしてはここ3試合連続で無失点できているというところを見れば、しぶとく戦えるようになってきたということを実感している。今日勝ったとしても決勝トーナメント進出が決まるわけでもないし、仙台らしさでいえば最後の最後に決まる方がいいのかなと思っている。予選リーグの最終戦はプレッシャーのかかる一戦になると思うが、そういった中での戦いが我々を高めてくれると信じて精一杯頑張り、クラブ初の決勝トーナメント進出に向けて切り替えていきたい」

Ｑ：3試合連続無失点の守備陣と、梁選手と関口選手がいなかったゲームの評価を。
「守備はある程度チーム戦術というところで、誰が出ても、梁と関口に代わった選手でもやれるようになってきた手応えを感じている。攻撃のところでは、今日のグラウンド状況もあったと思うが、ひとつ取った後のボールをきっちりスペースないしチームとしておさめられれば、いいカウンターになったものも数回あったものの、その回数が今日は少なかった。取ったボールを大事にすること、その準備をもっと早くすること、そのパスをもっと精度を良くすることができれば、もう少し仙台らしいスピードある出方からチャンスを作れた。今日のゲームに限っては、そこが少し反省点だった」

Ｑ：前半に比べて後半は攻撃の形が作れなくなったが、その要因は？
「守備から攻撃へ（切り替わるところ）のパスのところでクリアなのかパスなのかはっきりしなかったり、パスできるところでクリアしてしまったりしたところがあった。ボールを（名古屋に）動かされて苦しくなってきて苦し紛れのプレーになったところもあると思う。ただし、そこが切り替えどころ、踏ん張りどころだ。そこでたくましくプレーできると、もっと攻勢に出られた時間帯というものが絶対あったはず。そこが我々の力だと思うし、そこをまた理解してトライしていければ、高まっていけると思っている」

Ｑ：後半に攻撃的な太田選手に代えて田村選手を入れた狙いは？
「まず、太田が攻撃に出られずに守備に追われていたというところを見れば、もう一回守備の手堅さというものをあの時間帯で表現する必要があった。もう一回いい守備からいい取り方をしたところでの出方を、時間を探りながら、もう少し長く3トップで仕掛けたかったのですが、最終ラインで痛がったりしんどそうな選手もいたので、これはもう仕掛けるには長い時間は割けないなと思ってコントロールした。最低でも勝点1を取れるように、あわよくば勝点3を取れる時間帯としての5分だけを考えました」

以上