Ｊ２第15節、対ＦＣ岐阜戦で催されたスタジアムイベント、「選手に挑戦！」。初回は垂直飛びで赤井秀行選手に挑戦。

この企画は試合当日に配布されるマッチデープログラム内に掲載された「栃木ＳＣフィジカル１・２・３」を元に、ジャンプ力チームＮｏ．１が赤井選手だったことから、サポーターに挑戦してもらおうと持ち上がったものです。ジャンプ力は５段跳びで計測されたものだったことから、垂直飛び専用の「ジャンプメーターＭＤ」を装着し、赤井選手には正確な数値を出してもらいました。

計測は計３回。１回目は68cm。２回目は75cm。そして３回目は78cmと、一平くんを超える？好記録が飛び出しました。計測と写真撮影を終えようとした時、「ちょっと待った」と言ったかどうかは不明ですが、次々と挑戦者が現れ赤井選手に挑戦状を叩きつける事態に発展。プロ選手の旺盛な好奇心が顔を出し、愛媛で選手顔負けの華麗なジャンプを披露した一平くんには負けられないと思ったのか？急きょ記録会が開かれることとなりました。

チャンピオン・赤井選手はアントニオ猪木ばりに、「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」と言ったかどうかは定かではありませんが、挑戦者が舞い上がる姿を悠々と眺めていました。

記録会の結果は以下の通り。

１位：赤井秀行選手　78cm

２位：宇佐美宏和選手　70cm

３位タイ：鴨志田誉選手、杉本真選手、那須川将大選手　65cm

６位：入江利和選手　−

大差の勝利でチャンピオンの座は動かず。関西大学時代は「フィジカルモンスター」と恐れられたルーキー宇佐美選手も赤井選手の記録には届きませんでした。赤井選手と同期の鴨志田選手は、「それだけ飛べればヘディングで負けないはずだ」と感心していました。機械の不具合を記録が伸びなかった理由にしていた、6位・入江選手の記録を伏せたのは本人の名誉のため。入江選手は「あれはコツも必要だから」と、中西健一郎フィジカルコーチに慰められていました。

さて、老若男女、数多くのサポーターの方が試合当日に赤井選手に挑みましたが、残念ながら78cmを超える猛者は現れませんでした。「やっぱりＪリーガーは凄い」と言った声や、78cmを超えればサイン入りの私物がもらえただけに悔しがるサポーターがたくさんいたようです。今後も「選手に挑戦！」企画は不定期で開催されるようなので、また挑戦してみてください。次はスピード？スタミナ？筋力？


一平くんの挑戦も待っているとか、いないとか……


以上

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2010.06.04 Reported by 大塚秀毅