5月30日（日） 2010 ヤマザキナビスコカップ
浦和 0 - 1 清水　（15:03／埼玉／34,040人）
得点者：87' 原一樹（清水）
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●長谷川健太監督（清水）：

「本当に気持ちのこもったゲームができたと思っています。なかなか前節はたくさんのサポーターの気持ちに応えるような試合・プレーができなかったので、今日のゲームでどこまで気持ちのこもったゲームをやれるかというのが、まず最大のポイントだったんじゃないかなと思います。もちろん、状況的には勝たなければ、ヤマザキナビスコカップの予選突破の可能性がなくなってしまうという状況でしたが、よく選手たちが最後まで戦ってくれたことが、最後の得点につながったんじゃないかと思います。あと1試合、なんとか勝って、いい結果になるように、全力を尽くして戦っていきたいと思います」

Q：素晴らしい試合でしたが、相手のほうがチャンスは多かったとは思いますが、その点についてはいかがですか？

「前半に何度かゴール前で危ないシーンがありましたし、後半も裏に抜けられて危ない場面もありましたが、こちらも勝たなければいけない状況なので、リスクを負って攻めようという気持ちはありました。多少は守備のアバウトなところがあっても目をつぶって、攻撃で結果をと思っていましたので、あまり細かいところに目くじらを立てるということはしませんでした。逆にそうでないと、こちらのチャンスも生まれないと思っていました。もちろん、サイドを宇賀神選手に上がられてクロスを上げられてというのはありましたし、エジミウソン選手にチャンスをつくれてというのもありましたけれど、最後のところではよく体を張ってくれたんじゃないかと思います。勝つんだという気持ちが相手のミスを誘ったと思います。浦和だって、今日の試合で勝たなければ予選突破に黄色信号がともるような状況だったので、浦和も必死に戦ったと思います。最後はアウェイを残してのゲームなので簡単なゲームではないし、僕たちもダービーでホームゲームで同じように厳しい戦いです」

Q：リーグ戦でもカップ戦でも年に1回あるかないような意地でも勝たなければというゲームだったと思います。捨て身でも絶対に勝ちに行く試合にどのように臨みましたか？

「そういうことはないと思いますね。もちろん、アウェイではリスクを負って攻めなくてもという状況も多いとは思いますが、タイトルを狙うのであればアウェイであっても勝たなければならないという状況は当然出てきます。そういうゲームをしていかないと勝ち点を伸ばしていけません。だから、絶対にないとは言い切れないと思いますし、当然こういうアウェイで厳しい状況のなかでもチームとしてどのようにマネジメントしていくのか、これは考えていかないとタイトルは取れないと思います