5月26日（水） 2010 ヤマザキナビスコカップ
浦和 0 - 2 山形　（19:03／駒場／13,371人）
得点者：38' 田代有三（山形）、63' 田代有三（山形）
ヤマザキナビスコカップ特集ページ | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------

●平川忠亮選手（浦和）：
「完全にやられた試合だと思う。点を取れずに、２点をきっちりサイドから崩されて取られた。しっかり反省して、何が悪かったのかビデオを見て、修正できるところはして、残り２試合に向けて気持ちを切り替えたい。
（試合の入りは良かったが？）いい時間帯もあったけど、そこで点が取れなかった。まずはその２失点について反省しないといけない。サイドからのクロスでやられて、そこをきっちりと修正していかないと、今後もやられてしまう。
（フリーでクロスを入れられていたが？）中のマークのズレもあると思うし、サイドからあれだけいいボールが上がると、中は対応しづらいというのもあるから、そういう部分も含めて修正しないといけない。
（前半の出来は良かったが？）前半は特に外からいい攻撃ができていたが、後半は引かれて余計に自分たちでチャンスをつぶしてしまった。サイドから人に合わせるというよりは、ピッチも濡れていたので速いボールを入れて、あとは中で何か起きるかなというイメージでクロスを上げていたが、得点につながらず残念です」

●坪井慶介選手（浦和）：
「（立ち上がりは良かったが？）良くても結果を出すためにやっているんだからダメ。
（失点の場面は？）ああいう失点を食らうというのは、いろんなところに問題があったと思う。修正したかったが、後半も同じような形でやられてしまった。
（田代には注意していたとは思うが？）流れの中では彼だけをマークしていればいいというわけではない。うまくマークを外されてしまった。
（ボールを持ちながら崩せなかったが？）どんな状況でもこのサッカーをやり通してきている。そこに関しては問題があったとは思っていない。あとはいろんな部分で、やり方どうこうじゃない他の何かで補えるところがあったと思う。
（前線になかなかボールが収まらなかったが？）誰か１人だけの問題じゃなく、サポートや後ろから入れるボールの問題もある。お互いがしっかり質を上げられるように意識できればいい」

●高崎寛之選手（浦和）：
「（途中出場だったが？）０−２で負けていたので、入るとしたら前線でターゲットになってそこからチャンスを広げればということをイメージしていたが、点に絡めなくて残念だった。
（山形の守りが固かった？）リードしているのもあってディフェンスが固くて、なかなか崩し切れなかった。相手が引き気味だったのでもう少しサイドから崩せればよかったが、今日の反省を次に生かせればいい」

●細貝萌選手（浦和）：
「（同じような形で２失点していたが？）クロスから得点したくて、自分たちが多くクロスを上げていたし、中でどうやって合わせるかということもしっかりやってきたなかで、逆にああも簡単にクロスから点を取られてしまうと厳しい。守備の課題になると思う。個人的なところでは、もっといい走り方、相手の危険なところにボランチとして飛び出していかないといけないかなと思う。前半に関しては僕と啓太さん、陽介も結構引いてきちゃったので、３人が引きすぎて前のエジ、達也さん、ロビーとの距離ができてしまった。それも誰の責任というわけじゃないけど、３人でしっかり話ができれば防げるところだったと思う。あとは球際でもう少し強くいかないといけないと思った。
（相手の方が球際で激しかったが？）球際で勝てないと厳しい。全部勝てるわけじゃないけど、そのくらいの気持ちがないと、五分五分のボールは何としてでも自分のボールにするという気持ちで奪いに行かないと奪えない」

●田代有三選手（山形）：
「アウェイだから守備から集中してやろうと話して、みんなが我慢してくれたからチャンスも来たし、みんなの頑張りが勝因だと思う。
（自分の２ゴールで勝ったが？）ナビスコで点を取っていなかったし、今日の試合で取れれば決勝トーナメントに勝ち進める可能性が広がるので、今日は絶対に決めて次につなげたいと思っていた。
（これで２位になったが？）まだ途中だし、次に負けたら意味がない。またいい準備して、勝ち進めるようにしたい。
（得点をそれぞれ振り返ると？）前半、石川さんに入って、ちょっとファーの方に行こうとしていた時、前でDFが２人並んでいたので、ここを越えてくれればなと思っていたら、少しマイナス気味だったけどいいボールが来てくれた。うまく入ってくれてよかった。
（２点目は）誓志がああいうところにボールを出すというイメージがいつもあるので、あそこでも少しDFの裏に回ったら、ここに来てくれたらというところに出してくれたので、あとはコースを狙った。（増田とは長く一緒にやっているのでイメージが共有できている？）鹿島のときからサテライトでも一緒にやってきているし、あいつがボールを持ったらどういうプレーをするのか僕が一番わかっている。それがあの場面で出たのがよかった」
●石川竜也選手（山形）：
「（１点目のアシストは？）中にいる選手、目に入った選手に合わせたけど、センタリングはチャンスになるんじゃないかと言われていたので、いい形で点が入ってよかった。先制点が欲しかった。
（立ち上がりのFKも良かったが？）セットプレーもセンタリングのような形だったので、ああいうセットプレーやセンタリングが今日はチャンスだと思ってやっていた。そういうなかで、２点をセンタリングから取れた。取りたい形で点が取れてよかった。
（前半を無失点で切り抜けたのが大きかった？）相手のホームだし、攻撃的にくると思っていたので、まずは失点しないことを考えていた。ゼロで進むなかで先制点をどの時間帯で取れるかというのが大事なところで、新潟戦は取った後がよくなかったが、それを反省してステップアップできればいいと思っていた。今日は１点を取ったあとに我慢強くやって追加点が奪えたし、すごくいい形で90分が進んだ。守備で全員が頑張っていた。
（浦和に対する守備対応ではどのような考えがあったのか？）サイドバックも上がってくるし、中盤も流動的に動くからなかなか捕まえきれないので、ボールを持った選手にアプローチをかけること、チャレンジ＆カバーと逆サイドのカバーリングをしっかりすること、一番はボールが出たところにプレッシャーをかけるところを意識していた。
（プレッシングをかけるエリアは？）スタートラインのFWはハーフウェーラインのちょっと相手寄りだけど、ある程度ボールを回させているという感じで最後のところでしっかり行けばいいと思っていた。
（センタリングがチャンスになるというのは研究の成果？）スカウティングを見て、どういうところがチャンスになるというのを言われていた。それでしっかり取れたのは良かった。（練習通り？）練習はそんなにできていないが、意識の中でそれが共有できていた。田代がしっかり決めてくれて、いい形だった」

以上