5月16日(日) 2010 J1リーグ戦 第12節
湘南 1 - 3 G大阪 (19:04/平塚/13,797人)
得点者:11' 阿部吉朗(湘南)、41' 平井将生(G大阪)、55' ルーカス(G大阪)、62' 平井将生(G大阪)
スカパー!再放送 Ch183 5/17(月)17:00〜(解説川本治実況下田恒幸リポーター児玉美保)
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●西野朗監督(G大阪):
「ACLの戦いが終わったなかでのゲームで、チームとすればACLはショッキングなゲームだったと思う。そのショックが尾を引いたところも雰囲気的にはあった。それが前半かなという感じ。非常に重たく、ボールの動きも判断の動きもスピードも非常に遅い、テンポの上がらない前半だった。
ハーフタイムに、すべて倍速にしていかないとダメだと、ただポゼッションしているだけではつまらないので、しっかりゴールに結びつくボールコントロールをしなければいけないと。多少ペースが上がってきて、ディフェンスにしても攻撃の切り替えにしてもアップテンポになってきたという感じはしたので、これで点を取れれば完全にゲーム自体もコントロールできるのではないかという感じは受けていた。うまく効率よく得点が入った。最低後半ぐらいのペースで入っていかないといけない。ガンバのよくないパターンは、ただボールが動いている、保持しているだけになるところで、そうなると結果的にもよくない。今日は、最終的にはいいゲームだったと思う。悪いところと良いところが出たゲーム。中断に入り、修正するところや個々を伸ばさなければいけないところがあるが、最後にいいきっかけというか、結果も出て、多少繋がっていくことができたのでよかった」
Q:ハーフタイムに「難しい試合じゃない」というコメントがありましたが?
「たしかに難しいゲームではないと、勝ち切れるゲームだという確信のうえで選手に伝えている。難しくしているというか、戦いにくくしているのは自分たちであって、自分たちのパフォーマンスが低いことで相手に勢いを与えたり、隙を与えて相手の連動性が増している部分があった。自分たちさえ修正していけばまったく問題ないゲームだと思っていた。それを選手が自覚して、一人ひとりのパフォーマンスも上がってきたし、最初にコメントしたような展開に持って行けた。簡単なゲームとは言ってない。難しいゲームではないということ。得点するには厳しいところはあるが、全体的に修正し直さなければいけないというゲームではなかった。選手はそれを意識し、修正できた結果だと思っています」
Q:久々に先発復帰して2得点した平井選手の評価は?
「前半はまったくダメでしたね。相変わらずコンタクトを受けるとナヨナヨと。怪我明け、ACLで45分出て多少感覚は戻りつつあるが、まだまだ厳しい前半だった。後半もテープを巻いて、ベンチとすれば15分ぐらいで代えるつもりでいた。また再発するのではないかという感じもあり、自分でも少し張り感があるということだったので。そういうなかで少し力が抜けたのか、いいかたちで彼らしさはワンプレー出ましたけどね。全体的にはまだ不安のあるなかでプレーしている本人がいると思いますね。この中断でかなり回復はすると思いますが、プラスアルファを付けていかないと、これからはマークされるなかでプレーしなければいけないので。レベルを上げていかないとまだまだ厳しいと思います」
Q:リーグ戦残り3分の2、上位進出に向けて今後の見通しは?
「まったくまだトップグループが見えない状況だと思っています。上のチームというよりは、振り返ってみて怪我人が非常に多かったのが誤算だったし、外国籍選手がなかなかフィットしなかった。プラン通りに進まなかった3分の1ではあるが、いろんな意味でテコ入れをしていかないと厳しい今年のガンバだと思っています。選手一人ひとりの力もアップしていかなければいけないし、ポゼッションサッカーを見直さなければいけない――いろんな意味でアプローチをかけて変化していかないといけない中断明けだと思っています」
Q:橋本選手の調子は?
「橋本はもうほぼ戻っています。残念ながら、やりたいところで中断なので。もうある程度患部への影響もないし、あとは積んでいくだけ。オフ明けからは合流できる見通しです」
Q:宇佐美選手について、ボールを持てば天才的な部分は見えるが、たとえば足元でしかボールをもらおうとしないなどのプレーが見受けられる。ああいう選手をきちんと引き上げるためのポイントは?
「その『天才的』というのが独り歩きしないようにしていただきたいと思います。そういう言葉であいつを形容するのはまったく間違っていると思いますし、これからたくさん積んでいかなければいけない。いろんなことを感じ、自分のプレーとチームやJリーグ、あるいは世界のサッカーをいつも測りながら成長していかなければいけない選手だと思います。これからどういう選手になっていくかというのは、本人にも目標設定があると思うし、周りがアプローチして作っていくものでもないと思っています。あの年齢で経験をし、いろんな刺激を受けて、やれる部分やれない部分、やらなければいけない部分など少しずつ見え始めているところ。それは非常にデリケートなところだと思う。僕自身もどういう選手にしたいかというものは持っていませんし、彼自身が作り上げることだと思う。どういう目標を持つかということが一番大事」
Q:W杯を控え、遠藤選手はあまり無理をしていない印象を受けたが、監督の評価は?
「後半少し上がってきましたね。
(Q:特別な指示は?)
田村に対してもっとプレスをかけられないかと、ボランチの2人にはハーフタイムに伝えた。今日の狙いは、ハイプレッシャーを全体で捉えていこうと。今まで3−5−2でやっていて、どうしても全体が落ちてしまう。今日は向こうのフォーメーションにも合う4−4−2で入り、プレッシングをかけて湘南の選手一人ひとりに余裕、スペース、時間を与えないことがまずポイントだった。それにしては中盤のプレスが効いてない。前線もチェイシングやアプローチが少し足りなかったが、それにしてもヤット(遠藤)や明神のプレッシングが効かなかった。ハーフタイムにヤットに、アンカーの田村にどちらかが入れる状況にならないかと言った。それをヤットは実践しましたよね。ディフェンスで高い位置でアプローチをかけたり、そういう中で少しずつパフォーマンスが上がり、それが攻撃に繋がったりして、前半とはまったく違いました。サードからトップに上げてるとは思いませんが、かなりギアチェンジして後半は入っていったなという感じがします。ただ、ここ数試合は全般的にそうだが、ヤットのトップパフォーマンスではないと思っています。どこかにブレーキがかかったままなのか、誰かにかけられてるのか、かかったまま気付かないのかわかりませんが、パフォーマンス的にはまだまだじゃないですか。心配はしていませんけど」
以上
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