5月16日（日） 2010 J2リーグ戦 第13節
栃木 1 - 0 富山　（16:03／栃木グ／3,330人）
得点者：27' リカルドロボ（栃木）
スカパー！再放送 Ch182 5/17（月）12:30〜（解説田中真二実況篠田和之リポーター萬代裕子）
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●松田浩監督（栃木）：

「まず勝点３が取れて良かった。今日の試合は非常に難しくなるのではと思ったが、違った展開で難しくなった。その中で勝ち切ったことは評価できることだと思う。ただし、やっぱり１人少ない相手に対して試合の進め方として難しくするのではなく、楽な試合をできるところが目指すところだと思う」

Ｑ：今季初の１−０での勝利ですが、結果に対する評価は？
「２−０とか３−０で勝てればもっと良かったが、相手が１人少なくなったこと、１点リードしていることで少し慎重になっているように感じた。１−０という結果に終わり、追加点を取れない意味で課題は残るが、１点をしっかりと守り切るのはそう簡単なことではないので、ある意味で価値のある１−０だと思う」

Ｑ：２点目を取れなかった原因は？
「セットプレーがたくさんあったので、セットプレーで取れれば良かったが、ボールがきちんと回せなかったことが原因だと思う。１点目は相手が１人少なくなったところを教科書通りに揺さぶり、逆サイドに振って、そこからクロスを入れてのシュートだった。もう少しそういう形を作れれば良かったが、そういう形が少なかったことが追加点を取れなかった理由。崩していく中でミスがカウンターになっていたので、１点をカウンターで失ったらもったいない試合になるという心理状況から慎重になったのだと思う。１点目やＰＫを取った時のような効果的な攻撃ができなかったことが原因だと思う」

Ｑ：アシストを決めた岡田選手の評価は？
「彼は昨年も右サイドバックで出ている。今はひとつ前のポジションで頑張ってもらっている。赤井が出場停止の時には宇佐美もいるが怪我で復帰したばかりだったので、岡田に任せれば大丈夫だろうと思っていた。練習試合では右サイドバックでもやっているし、不安もない。期待に応える貴重な１アシストを決めてくれて、ほかの部分でも彼の良さを出してくれた。前節も林、廣瀬、本橋でゲームを決めてくれた。そうなるとチーム全体が盛り上がるし、競争意識も高まる。いい効果がチームに表れると思う」

Ｑ：富山をどうみられましたか？
「やっぱりいいチームだと改めて思った。昨年はここで０−４で負けて赤っ恥をかかされた試合になった。その時から富山にはいいイメージがあるし、いわゆるディシプリンに溢れたチームだと思う。今年はきちっとした補強を前線にして、この順位にいるのが不思議だなと僕は思っていた。実際に千葉にも勝ちゲームをやっているし、印象は昨年から変わらずにきちんとしたいいチームだと思う」

Ｑ：９戦負けなし、４試合連続無失点の要因は？
「積み重ねの結果だと思う。最初から狙っていたわけではない。次の試合が一番大切になる。星勘定などしていない。１試合１試合に全力を懸ける気持ち、コミットメントが強まっている結果が成績に表れていると思う。また、いい流れが出来ていることの方が大きい。昨年はフィジカル面でハードワークしても結果が出なかった。なんとなく負のサイクルにはまった。今はいい流れを作れている。最初にその流れを作るのはしんどいが、動き出せば力になるし、止めればすぐに途切れる。今は少しの力で前に行ける。ハードワークを惜しまずに、あまり先を見ずに目の前の試合だけを大事にしたい。週１回の日程なので、サイクルは作りやすい。皆が強い気持ちを見せていることが一番の原因だと思う」

以上