5月16日（日） 2010 J1リーグ戦 第12節
磐田 3 - 1 川崎Ｆ　（14:03／ヤマハ／14,760人）
得点者：2' ジウシーニョ（磐田）、10' 前田遼一（磐田）、49' レナチーニョ（川崎Ｆ）、66' 成岡翔（磐田）
スカパー！再放送 Ch308 5/18（火）11:00〜（解説水沼貴史実況八塚浩）
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●柳下正明監督（磐田）：
「試合の入り方が非常に良くて、早い時間に１点取れて、15分以内に2点取れたので、後は非常に落ち着いてプレーしていたと思う。後半に入って、フロンターレのほうもメンバーが代わって、危険な選手が入ってきて危ない場面もあったが、2-1になった後、落ち着いてプレーできたことが、3-1になって勝点3を取れた要因だと思っている。個で非常に素晴らしい選手たちが揃ったフロンターレに対して、ボール際を非常に厳しくいけていたことが、相手があまり得意なプレーが出せなかったというひとつの要因になったと思う。とにかく非常に集中力の高いプレーで90分間やれたので、それをまた次のゲームも続けていくことが大事になると思っている」

Q:今日はポゼッションというよりも、縦に速いプレーが目立ったという印象がありますが、何かそこを意識していた部分はありますか。
「どんなチームでも、どんな選手でも、DFラインの背後というのはイヤなので、そこを狙うというのは、我々のひとつの攻撃の形でもある。それと、何試合かフロンターレのゲームを見ていて、非常に最終ラインが不安定なところがあるので、スペースができたり、ギャップができたりしているところが見られたので、そこを突こうということだった。ただ、速い攻撃だけでは実際にはしんどいので、もう少し横を、短いパスも使ってサイドを変えながらということができれば、主導権も握れたのではないかと思う。それは、これからの課題ということになる」

Q:前半、右サイドから何度も良い形を作っていましたが、そこはスカウティングの成果というか、狙っていたところではありましたか？
「向こうの3トップは、2トップになったり変化はしていたが、レナチーニョが左サイドから中に入るので、マイボールになったときには、右サイドにはスペースがあるよと。そこは、我々のサイドを起点にするというストロングポイントとちょうど合ったと思う」

Q:ジウシーニョ選手が久しぶりに出てきて、そのジウシーニョ効果というのは感じましたか？
「ファーストタッチでゴールしたので、それがチームに勢いをつけたと思う。それは彼の良いところで、ああいうところに2列目から入れるということが、得点を生んだと思う。井川と森の間には、うまくいっていないところがあるので、そこのスペースに入って行こうということは、事前にミーティングで言ってあったが、本当に良いタイミングで入ってきた。ただ、その後あまりボールを触れず、少しリズムに乗れないところはあったが、約10カ月ぶりにゲームに出て、点を取るということは、ジウシーニョは何か持っているというふうに感じた」

Q:今日も前田選手は前線で非常に高いパフォーマンスを見せてくれたと思うが、ワールドカップの予備登録メンバーという扱いについて、ご感想は？
「それは監督が選ぶことで、枠は23しかないので。Jリーグも18しかないので、いくら良いプレーをしていても、19番目も20番目もいる。だから、遼一に関しては、いつどんなことがあっても、すぐに合流できるように、今の状態をキープするということが、彼の仕事になると思う」

以上