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【AFCチャンピオンズリーグ2010 城南 vs G大阪】レポート:G大阪が2年連続、ラウンド16で敗退。『先制点』が明暗を分ける。(10.05.12)

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5月11日(火) AFCチャンピオンズリーグ2010
城南 3 - 0 G大阪 (19:30/炭川/9,368人)
得点者:75' モリーナ(城南)、84' ソン ホヨン(城南)、90+1' モリーナ(城南)
ホームゲームチケット情報 | 決勝戦は11月13日(土)に国立競技場で開催!
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まさかの結末だった。昨年の屈辱を晴らすべく、総力を挙げて挑んだラウンド16・城南一和戦だったが、終わってみれば0−3の大敗。試合終了のホイッスルが鳴った後、審判や相手選手と握手をするでもなく、いち早くMF遠藤保仁がピッチを離れる――。どんな時も冷静で、結果を淡々と受け止めてきた遠藤らしからぬ行動は、だからこそ、胸のうちに渦巻いていたであろう悔しさを如実に表していた。

立ち上がりの10分間こそ、サイドを起点とした攻撃でチャンスを見出し、ゴールへとにじり寄ったG大阪だったが、以降の時間は殆ど、城南の攻撃にさらされた。前がかりにくる相手に対して、『受け』にまわる時間も長く、そこでボールを動かされ、翻弄されて、シュートを許すシーンも目立つ。そこは再三にわたるGK藤ヶ谷陽介の好セーブもあり、得点を許すことはなかったが、25分を過ぎてからG大阪のシュートがゼロで終わったこと自体が流れの悪さを象徴していた。

その状況を盛り返すべく後半、DF高木和道を下げてFW平井将生を投入したG大阪は、システムを3-5-2から4-5-1に変えて攻撃への意欲を示す。実際、後半は立ち上がりからG大阪がペースを掴み、攻勢に試合を運んだが、城南の守備も崩れない。試合後、西野朗監督は「後半勝負ということも考えていたし、そういう流れは作って実戦できたと思う。後半は自分たちのペースで、あとは得点が奪えればというところだった」と振り返ったが、まさに『あとはゴールを奪うだけ』という空気はG大阪に漂っていた。

だが、先制点を手にしたのは城南だった。75分、城南のカウンターからの展開で、右からのクロスボールを一度はGK藤ヶ谷が弾き、そのこぼれ球に詰めようとした城南のMFウリベ・モリーナが触る前にMF明神智和がしっかりとボールにチェックに入って流れを切ったが、レフェリーの判定はPK。それをMFモリーナが決めて先制点をものにする。G大阪にとってはアウェイの地で、明らかに流れを悪くする失点。しかも、この失点が、立ち上がりから選手が感じていたであろうジャッジに対するフラストレーションを更に強めたのはいうまでもない。

それでも何とか取り返そうとG大阪はFW宇佐美貴史に代えて、MF佐々木勇人を投入。前線への意欲を示したG大阪だったが、先制点を奪った城南の守備が更に堅くゴール前を固めたのは言うまでもなく、それに対してG大阪も堅守をこじ開け、フィニッシュに繋がるような攻撃を仕掛けられない。しかも一瞬の隙を突かれるように、84分にはFWラドンチッチからのパスを受けた途中出場のFWソン・ホヨンがゴールを決めて、息の根を止められる2点目を奪われてしまう。以降も、なんとか城南の守備ラインの裏をとろうと、FW平井を中心にボールを集めたが、FW平井がオフサイドにかかるシーンも見られ、全くと言ってフィニッシュにつながる展開がみられない。しかも、ロスタイムにも直接FKをMFウリベ・モリーナに決められ0-3。スコアほどの力の差は見られなかったとはいえ、過去のACLにおいて、これまで何度も『アウェイの笛』を体感して来たG大阪だけに、その笛を含めた『アウェイの洗礼』に勝ち切れなかったのは悔しい限り。G大阪のACLへの挑戦は、今年もラウンド16で幕を閉じた。

以上

2010.05.12 Reported by 高村美砂
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