5月9日(日)J2 第12節 大分 vs 鳥栖(14:00KICK OFF/大銀ド)
スカパー!生中継 Ch182 13:50〜(解説:増田忠俊、実況:君崎滋、リポーター:岡村麻衣)
--試合速報--
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☆鳥栖側プレビューはこちら
4月25日からはじまった中2、3日の連戦も今節で終わる。15日間で5試合の過密スケジュールで選手の疲労はピークに達しているはずだ。ただ、大分は幸運にも前節に試合が組み込まれておらず、この一週間は疲労回復とリフレッシュに時間を費やすことができた。木曜日には、「静かな環境をつくることで(選手の気持ちを)集中させたかった」と皇甫官監督の提案で今季初となる非公開練習を行った。その甲斐あってか、「原点に帰ることができた」と菊地直哉が語れば、ここ数試合で決定機を逃し続けたチェ・ジョンハンも「気持ちの整理ができ、問題点を考える一週間となった。これまでFWの距離感が悪く、攻守の切り替えが遅かった。それが明確になった。もう迷いはない」と言うように、チームは10節千葉戦で完全に力負けした負のイメージを払拭でき、新たな気持ちで試合に臨めそうだ。
4節栃木戦で完敗した後に3連勝したように、若いチームにとって敗戦という荒治療は次につながる良薬となっている。今回も同様に、攻守の切り替えの早さとアグレッシブな姿勢を取り戻すチャンスとなるはずだ。
前々日の練習では、守から攻、攻から守の意識づけを徹底し、攻撃ではビルドアップから攻撃の形をつくるイメージを膨らませていた。また、守備ではマークの受け渡しを明確にし、マンマークでの球際の強さを求めた。皇甫官監督は「選手は自分たちで問題点を修正できた」と手応えを感じており、「2連敗した後の試合ということで重要な試合となる」と内容より結果を最優先することを明言し、鳥栖戦に並々ならぬ闘志を燃やしている。
指揮官が意気込む理由として、連敗阻止や鳥栖戦がダービーマッチということもあるが、互いに似たようなチーム構成の対戦というのが鼻息を荒くするもうひとつの理由のようだ。大分はキム・ボギョン、チェ・ジョンハン、チャン・ギョンジンに皇甫官監督。鳥栖はキム・ミヌ、ムン・ジュウォン、ヨ・ソンヘにユン・ジョンファンヘッドコーチと、互いに韓流色の強いチームである。同郷対決に燃えないわけがない。皇甫官V.S. ユン・ジョンファンの采配、背番号10を背負うキム・ボギョンV.S. キム・ミヌの次世代の韓国を担うエース対決と見どころは多い。
両者の過去のリーグ戦対戦成績は大分の15勝1分と鳥栖には一度も負けていない。「これまで先輩方が積み上げてきた無敗記録に土をつけたくない」と語るのは大分一筋11年目の高松大樹。開幕前に負傷し、今季は一度もピッチに立てていないが、ミスターと呼ばれる選手のひと言――監督やコーチなどが上から押しつけるのではなく、肩書きのない選手がものを言ったほうが周知徹底され、組織の団結力は強化されるものである――。この目に見えない“無形の力”こそが、大分にあって、鳥栖にはない大きな力なのだ。そして、今節はホームゲームのためサポーターの声援というもうひとつの“無形の力”も加わる。大分に負ける要素はない、と信じているのだが。
以上
2010.05.08 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
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