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【J1:第9節 鹿島 vs G大阪】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.05.01)

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5月1日(土) 2010 J1リーグ戦 第9節
鹿島 2 - 1 G大阪 (16:04/カシマ/32,855人)
得点者:45'+1 岩政大樹(鹿島)、68' 野沢拓也(鹿島)、80' 星原健太(G大阪)
スカパー!再放送 Ch182 5/2(日)09:30〜(解説名波浩実況寺西裕一リポーター高城光代)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:後半は1点取られてから、かなり押し込まれたと思います。これは想定内だったのでしょうか?
「ガンバ大阪というチームを見れば、かなりの攻撃力があって、能力の質という部分でも高いものを持っています。押し込まれる時間帯というのは試合の中であり得るだろうということは誰しもがわかっていることです。それは両チームの対戦を見れば、ビハインドの状態があれば必ずどちらかがプレッシングを激しくして押し込む時間帯があり、相手に圧力をかけることは両チームともにやるわけです。今日の展開も不思議なことではないし、予想されたことです。特に、ガンバ大阪とやるときは、毎回、毎試合、新たな課題をもらって、あるいは対策を取られるわけで、それにすぐに順応・対応していくことを試合中繰り返さなくてはいけません。両チームの選手にとっては非常にいい経験になるのではないかと思います。試合をやるにおいて、前提条件というものがあり、我々は厳しいタフな試合を3試合やっていくなかでこの対戦を迎えました。ガンバ大阪は、ACLで遠藤選手、二川選手、山口選手、明神選手を休ませたりベンチスタートという贅沢をして、我々との対戦に準備してきました。そこで相手の意気込みもわかりますし、それをただ受けて立つのではなく、頭を使って受けなければなりません。それが今日はうまくできたのではないかと思います」

Q:今日はガンバ大阪が非常にうまく攻撃をしてきて、サイドの2人が外に張って鹿島の攻撃を広げたところに、二川選手、宇佐美選手、ルーカス選手が入ってきて、守備の的が絞りにくかったと思います。どうやって勝機を掴もうと考えていたのでしょうか?
「システムを数試合前から変えてきていますけど、システムどうこうというより、前の選手の流動的な動きというのは、ルーカス選手、宇佐美選手、二川選手と名前をあげられましたけど、そこには遠藤選手も加わったり、怪我でいない橋本選手が加わったり、明神選手を含め、彼らが以前から4人、あるいは6人で流動的にポジションチェンジしながら引き出す作業と組み立てをやっていたわけです。当然ながら機動性を多くすればバランスの悪い形でボールを失うこともあるわけです。そのときに逆にボールを奪えばチャンスとなります。相手が流動的に動くため的を絞れないという怖さはありますけど、要はその動きを観察していればどこに動いて次にどこに落とすのか、どこに出すのかというのはわかるはずです。それを次で潰すのか、2つめで潰すのか、あるいは3つめ4つめというところで、彼らが考えているイメージをどこで潰していく判断だけです。それは試合中、臨機応変に対応しなければならないのであって、攻撃能力、質、運動量、クレバーさというところではガンバ大阪の攻撃陣は高いものをもっているわけです。ですので、今日は逆にうちのディフェンスの選手、あるいはディフェンス陣だけでなくチーム全体として対策を取り、全員でやり遂げたということを讃えるべきだと思います。彼らの攻撃力はいつも取り上げられますけど、今回は我々のディフェンス力を讃えてもいいのではないかと思います」

Q:ここ数試合、複数ゴールが生まれ攻撃力も持ち味を発揮していると思います。特に野沢選手がACLから2試合連続で1ゴール1アシストと絶好調です。野沢選手についてのコメントをお願いします。
「すばらしいと思います。能力だけでなく自己管理を徹底してやり続けることがとても重要です。昨シーズン終わるときは、アシストや得点で貴重なゴールに絡み活躍しました。今シーズンも、安定してそうした力を発揮し続けているのではないかと思います。また技術的な部分でもさらなる向上心をもって練習に取り組んでいます。特に練習外の時間をどう過ごすのかということに関しては、彼は徹底して高い意識をもって取り組むようになっているわけです。そういった自己管理をする、練習で全力を尽くす、やるべき役割と機能性を理解してそれをやり続けるということが、こうやってご褒美としてアシストやゴールとして結実しているのだと思います。努力というものがいかに重要なのか、結果に結びつくのかということを証明するパフォーマンスだと思いますし、他の選手もそういった意識を継続して取りくんでくれればと思います」

以上
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