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【AFCチャンピオンズリーグ2010 広島 vs 浦項】ワルデマール・オリヴェイラ監督/岡山一成選手(浦項)前日記者会見でのコメント(10.04.26)

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4月27日(火)AFCチャンピオンズリーグ2010 広島 vs 浦項(19:00KICK OFF/広島ビ)
試合速報 | ホームゲームチケット情報 | 決勝戦は11月13日(土)に国立競技場で開催!
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●ワルデマール・オリヴェイラ監督(浦項):
「明日の試合には、プレッシャーを感じている。グループリーグにおける我々と広島の順位は気にしていない。明日の試合だけでなく、どんな試合でも目標は勝利だ。勝てば1位になる可能性もある。いい結果が出せるよう、頑張りたい」

●岡山一成選手(浦項):
「明日は、自分たちにとってリーグ1位をかけた闘いになると思う。アデレードの結果は気にしないで、自分たちが勝つことだけを考えて戦いたい。広島はリーグ突破の可能性はなくなったわけだけど、ホームということもあるし、勝利を目指して戦ってくる。それ以上の気持ちを持って、挑みたい」

Q:明日、広島は若い選手を起用してくる可能性があるが、それについてどう思うか。
オリベイラ監督:
「どんな状況であろうと、どんな相手だろうと、試合に出てきた選手が最強だと思っている」

岡山一成選手:
「Kリーグにはベストメンバー規定はないので、選手を入れ替えるのはよくあること。浦項でも、ACLに向けてターンオーバーを使ったこともある。そういう時、代わりに出る選手たちのモチベーションは高い。自分自身もレギュラー陣が海外でプレーした時に、国内リーグに出て頑張ってきた。それが、今につながっている。明日、出場する広島の選手たちは、次につなげるため、人生を賭けて挑んでくる。容易な気持ちでは太刀打ちできないと警戒している」

Q:このままの状況であればリーグ2位となり、決勝トーナメントでは鹿島と対戦する可能性が高いが、お兄さん(オズワルド・オリベイラ監督)との対決に向けての気持ちは?
オリベイラ監督:
「兄弟対決は想定していたし、兄ともそういう話をしてきた。ただ、その試合は自分にとっては特別ではなく、他の試合と同じだ。互いにとって重要な試合となるし、目標を達成するためにプロ意識を持って戦いたい。もし鹿島と戦って勝ったとしたら、勝ったことは嬉しい反面、自分の兄弟が負けたということで、残念な気持ちが少しあるかもしれない(笑)」

Q:首位通過を目指して、明日は攻撃的に出るのか。
オリベイラ監督:
「今までやってきた試合と変わりなく、闘いに臨みたい。守備的に臨むのは、我々のスタイルではない。相手を圧倒するプレーを見せたい」

Q:岡山選手へ。明日は同じチームでかつて戦った李忠成選手と戦うことなると思うが。
岡山一成選手:
「チュンソンは弟のようにかわいがっていた選手。明日は、かわいい弟のままか、それとも憎たらしい選手になっているか、それはわからないけれど(笑)。僕自身、1997年にデビュー戦を戦った広島ビッグアーチで、しかもKリーグのチームに移籍して初めて、Jクラブと戦える。サッカー選手として、楽しみです」


---会見はここで終了したが、その後、岡山選手が「僕に聞きたいことはないですか」と報道陣にアピール。急きょ、岡山選手の囲み取材が始まった。

Q:デビュー戦がこの広島ビッグアーチ、横浜マリノス時代の対広島戦だったんですね(1997年9月6日)。
岡山一成選手:
「そうです。途中出場だったんですが、そこで初ゴールも決めて逆転勝利に貢献できたんですよ(当時、横浜マリノスのFWだった岡山選手は88分に同点弾を叩き込み、Vゴール勝ちにチームを導いた。そこから岡山は全て途中出場で3試合連続ゴールを記録)。Kリーガーとしては、昨年は国立に行くことができたんですが、日本のチームとはやっていないんですね。だから明日、試合に出れば、日本では初めてKリーガーとして戦うことになるんです。まあ、試合に出るかどうか、それはわかりませんが、出る機会があれば頑張りたい」

Q:広島の印象は?
岡山一成選手:
「チュンソン(李)がいるだけでなく、中島浩司さんとも小・中と同じで一つ上の先輩だったんです。その時からすごく上手い人でしたね。性格も自分とは対照的で(笑)。互いにこの年までサッカーをやれて良かったな、と思います。
広島と共にJ2でJ1を目指して戦っていたことが印象的です。川崎F(2003年)や仙台(2008年)の時代ですね。そういうチームがACLに出るってことは本当に凄いけれど、僕も凄いでしょう(笑)。
だから、本当は広島と一緒に上に行きたかった。ただ、僕らも1ポイント・1ポイントを大切にしていた。実は浦項も最初にACLに出た時は結果を出せなかった。その経験を受けて、予選の闘い方を学んで、去年優勝までいけたんです。広島もこの悔しさをこれからのシーズンにぶつけて、来年ACLに出てくれば、行けるんじゃないかな。でも、明日だけは、浦項に勝たせてほしい」

Q:岡山さんと言えば「サンフレ劇場」を槙野選手たちが発案した、そのきっかけになった人ですね。「岡山劇場」がヒントになったと言っていました。
岡山一成選手:
「そうらしいですね(笑)。槙野くんが浦項に来た時に、僕にそう話してくれました。『岡山さんの劇場を見て、いいなと思って僕たちも始めた』と言ってくれたのは、嬉しかったです。僕はJリーガーとしてのキャリアは一度終わった選手ですが、こうやってJリーグに何かを残せたんだな、と思いましたね。
実は浦項で勝った時、ロッカールームに戻ろうとするとサポーターが拡声器を渡してきたんです。YouTubeで見ていたみたいで(笑)。だから、浦項でもやっているんですよ。オカヤマ・クッチョン(岡山劇場)って言われて(笑)。
広島の劇場もいいですね。かぶりものとかも被っていて、面白そうだなって。
土曜日に試合をしたばかりですが、いつ呼ばれてもいいように、コンディションは整えています」

以上
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